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使ってみて分かったスノーピークほおずきの良いところ
今回は、前回の記事「スノーピーク(snow peak) ほおずき ゆき の細部を観察する」に続いて、ほおずきを実際にキャンプで使った時に感じたことを書いてみたいと思います。
まず、光量についてです。
パパーマンは、このほおずきを主にソロキャンプのメインランタンとして使っています。といっても、ほおずき1個でファミリーキャンプ用の広いシェルターの中や大きなオープンタープの下をすべて照らすには物足りないかもしれません。
ほおずきの照度は100lmという控えめなスペックですが、構造上ランタンの周囲を明るく照らすというより、周囲はぼんやり照らし、ランタンの真下を明るく照らしてくれます。ですのでテーブルの上に上手くほおずきを取り付けてやれば、ファミリーキャンプでも食卓を照らすには十分な明るさだと思います。
ほおずきは雰囲気のとても良いあかりなので、みんなが集まるテーブルの上を照らすランタンとして使い、その他のエリアにはもっと明るいランタンを設置してサイト全体を照らす様な使い方をするのが良いと思います。
ほおずきは食卓の上を照らすのに最適なLEDランタン
パパーマンも、このほおずきを主に食卓の上を照らすランタンとして使っています。暖色系の灯りなので、料理も美味しく見えますね。
ほおずきは、真下を照らすのが得意です。パパーマンはガスランタンも同時に使っていますが、どうしてもガスカートリッジのせいで、ガスランタンの真下は暗くなってしまうのです。
カセットコンロを使って調理をする際は、焼き加減などの状態をしっかり確認したいものですね。そんなとき、下の写真の様にほおずきをカセットコンロの上の方に取り付けてやることで、よくフライパンの中も見えるようになります。もちろん熱の影響を避けるために、コンロの真上ではなく少しずらした位置にほおずきを設置しています。
下の写真を見ると、右側のガスランタン(コールマン フロンティアPZランタン)の方が輝いているので明るいと感じるかもしれませんが、実際にテーブルの上を照らす効果について言えば、ほおずきが負けている感じは全くしません。
そればかりかガスランタンは真下がどうしても暗くなるので、パパーマンは暗くなっても問題がないジャグの真上にガスランタンを設置するようにしています。ほおずきなら、そんなことは考えなくても良いのもメリットですね。
LEDランタンは燃焼系ランタンと違って熱くならないし、火も使わないので安全なランタンです。パパーマンは下の写真の赤い矢印のところを通ってテントの出入りをしているのですが、この通り道の近くにはほおずきを設置しています。
テントの出入りの際には少し腰をかがめることもあり、ちょうど顔のあたりが自然とほおずきの近くにくるのですよね。だからここに燃焼系ランタンを設置すると、ヤケドの恐れもあってとても危険なのですよ。(笑) ここまでの状況は無いとしても、キャンプで食卓の椅子からふと立ち上がった瞬間に、近くにランタンがあって頭や顔がぶつかりそうになった経験をもった方はいらっしゃるのではないでしょうか。
食卓用のランタンとして暖色系の灯りのほおずきは食事を美味しくみせてくれる上に、何より使っていて安心なところがいいのです。
ほおずきの灯りは本を読むのに十分な照度です
下の写真はテントの前室で本を読んでいるところです。もちろん小さな字を読む時もほおずきは十分な照度をもっています。また、ほおずきには吊り下げ用のフックと、長さを調整できるロープがついているので、これらを使ってやれば本の上を効率よく照らすことも比較的容易だと思います。
前室をフルクローズした状態では、安全のために先ほどのフロンティアPZランタンを消す様にしています。そのままではテントが溶けちゃいますからね。そんな時はほおずきだけを点灯していることが多いのですが、テーブルの上を主に照らしてくれるせいかプライベート感も出るところが気に入っています。
ほおずきはサブランタンの炎を活かす灯りです
パパーマンはあかりで癒されるために(笑)、同じスノーピークのノクターンや、UCOのキャンドリアをサブランタンとして使う機会も多いのです。そんなときに明るいだけのLEDランタンを使うと、ノクターンの灯り自体が無味な感じになりがちです。その点、ほおずきだと明るすぎず暗すぎず、サブランタンを活かしてくれるちょうどいいバランスの明るさだと感じます。そんなところも、このほおずきのいいところだと感じます。
2回にわたって、スノーピークのほおずきを紹介してきました。この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
それでは、このへんで。
ほおずきをUSB給電で使う話はこちら。
たねほおずきの記事はこちら。