今回は最近使い始めたGENTOS(ジェントス)のLEDランタン EX-136Sについてご紹介します。
このEX-136Sですが、ジェントスがこれまでLEDランタンを作ってきた経験から導き出された大切なポイントを、しっかりおさえて作られた最新のランタンなのです。最大370ルーメンという明るさは少人数のキャンプなら十分実用的ですし、そのうえシャドーレストップカバーの採用によって優しいあかりを実現しています。
よく明るすぎて直視できないランタンがありますが、このランタンの灯りは和紙を通したような灯りなので雰囲気がとてもいいのです。また電池もこれまでによくある単一ではなく、リーズナブルな単三サイズの乾電池が使えるのもありがたいポイントです。なんといっても単三電池は100均で安く入手できますから。
最近はバッテリー内蔵タイプのLEDランタンが増えていますが、キャンプで連泊するようなときはバッテリー切れがどうしても心配になります。そんな時、このEX-136Sのような乾電池を使うLEDランタンをひとつ持っておくと安心ですね。
僕はこのランタンを持っていたおかげで助かった場面が何度もあります。だから積極的に使わないときも、常に道具箱に入れていますよ。サイズが小さいのもいいですね。
その他、バッテリーインジケーター、ビルトインカラビナフック、シャドーレストップカバーなどを備えた進化したLEDランタン、EX-136Sをこれから見ていきましょう。
目次
7年ぶりに本気で購入しようと思ったGENTOS(ジェントス)のLEDランタンはEX-136S
これまでに、GENTOSのLEDランタンとしてはエクスプローラー プロフェッショナル EX-777XPという機種をずっと使ってきました。これはかなり古いモデルなのですが、今でも現役でアマゾンで売られています。間違いなくGENTOSのランタンのシリーズの中で、一番よく売れたモデルです。
このEX-777XPは当時のLEDランタンとしては280ルーメンという飛びぬけた明るさだったので、いっきに人気商品になりました。それゆえに東日本大震災の時には、このEX-777XPの需要が増えて品薄になった結果、価格がアマゾンで1万円近くまで高騰していたのを覚えています。
東日本大震災は2011年の出来事ですので、もうかれこれ7年以上も前の話しになります。(*^-^*) その間に1000ルーメンクラスのLEDランタンが出現したりしましたが、明るさを優先したせいか明かりの色が白色だったり(雰囲気的に暖色が◎ですので)、単一電池を4本以上使っていたり(経済性がよろしくないかと)、本体のホヤの部分が取り外せなかったり(吊るした時に真下が暗い)というものばかりで、正直あまり魅力を感じるランタンが無かったというのが本音のところでした。
ところが、2017年に発売されたこのEX-136Sに関しては暖色で単三電池を使用することが出来るし、吊るす時にはホヤを外さなくても真下が暗くならない上に、肝心の明るさも370ルーメンまで向上しているのです。少し大げさかもしれませんが、EX-136Sは7年ぶりに欲しいと思ったLEDランタンでした。(^_^)
というわけで、進化したGENTOS(ジェントス)EX-136Sの細部をじっくり見ていきましょう。
GENTOS(ジェントス)EX-136Sの製品仕様
EX-136SLEDの仕様と特徴について、ここでは見ていきます。
EX-136Sの主な仕様
それでは、まずはじめにEX-136Sの仕様から見ていきましょう。
- 使用光源:高輝度チップタイプ暖色LED×10個
- 明るさ(約):370ルーメン(Highモード)
- 使用電池:単3形アルカリ電池×6本
- 点灯時間(約):9時間(Highモード)/ 18時間(Midモード)/ 142時間(Ecoモード)/ 60時間(キャンドルモード)
- 保護等級:耐塵・1m防水仕様(IP67準拠)
- 落下耐久:2m
- 本体サイズ(約):φ78.0×141.5mm
- 本体質量(約):355g(電池含む)
- 付属品:テスト用電池
EX-136Sの主な特徴
次にこのEX-136S LEDランタンの特徴です。
- キャンドルモード:光量がランダムに変化し、ろうそくの炎のようなゆれを再現する機能。
- ビルトインカラビナフック:逆さまに吊るして使用可能。
- 水に浮くフローティング機能
- バッテリーインジケーター:電池容量低下による充電必要時に赤色点灯でお知らせ。
~仕様についてはGENTOSのHPより一部引用
これまで使っていたEX-777XPの最大明るさは280ルーメンでしたが、この明るさでも真下で本を読むのに支障がありませんでした。それがEX-136SならHighモード時の明るさが370ルーメンに向上しているので、体感的にもかなり明るいと感じます。
もちろんサイト全体を1つのLEDランタンで長時間明るくしたいのであれば1000ルーメンクラスのLEDランタンを選択した方が良いと思うのですが、食卓の上を照らす明かりで良いのであればEX-136Sはメインランタンとしても十分通用する明るいランタンだと思います。
EX-136Sのパッケージ
下の写真はEX-136Sのパッケージです。本体色は今のところ白色だけのようですね。
パッケージを開封すると、取説の他にランタン本体とテスト用電池(単三×6本)が入っていました。本体の形状はとてもシンプルで、飽きないデザインだと思います。
使用する電池にみるEX-136Sの大きな進化
少し前まで単一アルカリ電池を使うと電池代が高くつくので、代わりに電池アダプタと呼ばれる小道具を使って単三電池を使ったりしていたものです。(#^.^#) それなら初めから単三電池が使えるランタンを選べばいいわけなのですが、いままでは明るいランタンにこだわって探すと単一電池を使っているランタンばかりしか見つかりませんでした。
注目すべきはEX-136Sで使用する電池です
底の電池カバーを開けると電池を入れる部分が出てきます。使用する電池は単三アルカリ電池×6本。これでやっと、重くて価格の高いあの単一アルカリ電池から解放されるのです。これはユーザーにとって嬉しいポイントですね。(^O^)/
付属のテスト用単三電池を入れたところです。EX-136Sが、ここまで小型になった理由がこの電池サイズにあることは一目瞭然ですね。単三電池になったことで、不意に電池切れを起こした時の入手性の良さも、このランタンを使うメリットだと言えます。
ネット上ではEX-136Sにエネループが使えるという情報もありますが、取扱説明書には充電式電池の使用は禁止と書かれてありますのでオススメはしません。
その代わりに単三アルカリ電池なら100均のダイソーなどで5本/100円で買えるので、手間をかけてまで充電池を使用することはないかなと思っています。
電池寿命を知らせるバッテリーインジケーターが便利
EX-136Sはスイッチ部がバッテリーインジケーターになっていて、点灯直後に数秒間だけバッテリー残量を表示します。バッテリーの残量が減ってくると緑→赤→赤点滅に変化していきます。
電池が新しいときは緑色
電池が無くなってくると赤の点滅に変わります。写真は点滅時に赤が点灯した瞬間に撮ったもの。
このギミック、ウルトラマン世代のパパーマンなどは胸のカラータイマーを彷彿してしまいます。赤の点滅状態のまま電池を交換せずにずっと使っていると、ある時突然カラータイマーが消えて活動を停止してしまいます。
ちなみに、ウルトラマンシリーズのヒーローにはカラータイマーがついていましたが、ウルトラセブンには例外的にカラータイマーがついていませんでした。まぁ、どうでもいいですけど。(;^ω^)
EX-136Sの細部を見てみよう
ビルトインカラビナフックが便利
EX-136Sの本体底の部分には、ビルトインカラビナフックがついています。テントの中にランタンを吊るす時などは、このカラビナでつけると外れることがまず無いので安心感があります。また見た目にはカラビナが細くて弱々しい感じもしますが、テント内にある一般的なランタン吊り下げ用の輪っかは小さいものが多いので、このくらいの細さの方が都合良いわけです。
下の写真は、実際にテントのインナーの中にEX-136Sを吊り下げたところ。ファミリー用の大きなテントでは高い位置にランタンを吊るすことが多いと思いますが、このEX-136Sはなんと落下耐久が2mなので、もし落としても無事である可能性がとても高いですね。
なので、もしバイクのキャンプツーリングなどでランタンを一つだけ持って行くような状況なら、このタフなランタンを選べば安心だと思うのです。
ランタンを正立させたときにも、ランタンスタンドなどに吊り下げられるキャリングハンドルがついています。実際に吊り下げるときには逆さまにした方が便利なことが多いので、このハンドルを使うことはあまりないと思いますが、夜中にランタンを持って歩くようなときには、ここが掴めるのであると便利なパーツです。
使い易く雰囲気の良いあかり
ランタンのホヤに当たる部分は、”シャドーレストップカバー”と呼ばれています。その名のとおり影が出来ないのが特徴です。EX-777XPを使っていた時は吊り下げて使うことが多かったせいで、影の出来るこのカバー部分は邪魔なので常に外して使っていました。それがEX-136Sでは取り外す必要もないばかりか、フロストホヤのような雰囲気の良い明かりを作ってくれるので、とても気に入っています。この点が、今までのGENTOSの暖色系LEDランタンのあかりとは違うところですね。(・_・)
スノーピークのほおずきと比較してみると
雰囲気のあるLEDランタンとしては、価格は高いのですがスノーピークのほおずきが人気だと思います。下の写真は、そのほおずき”ゆき”とEX-136Sを並べたところです。流石にランタンのデザインまで比べてしまうと、ほおずきと同じレベルとは決して言えないのですが、明かりの持つ雰囲気だけならいい勝負だと思います。
もちろん価格差の割にはEX-136Sがかなり健闘しているといっていいのではないでしょうか。(;^ω^)
EX-136Sのまとめ
EX-136Sは370ルーメンという明るさだけではなく、特徴的なシャドーレストップカバーの採用によって優しいあかりを実現しているので、特にテントの中で雰囲気の良いあかりを使いたいキャンパーにとってはいいランタンなのではと思います。
また、100均等でも手に入る単三電池で動作するので経済的にもありがたいですね。
このジェントスの最新LEDランタンEX-136Sですが、ジェントスのランタンの名作中の名作といってもいい、エクスプローラー プロフェッショナル EX-777XPから、ちゃんと7年分の進化をしているなぁと今回使ってみて感じました。(#^.^#)
EX-136Sはとてもいいランタンです。これから先のジェントスのランタンの中でも定番になるような気がします。
それでは、今回はこのへんで。