今回はテンマクデザインのムササビウイングを小川張りする方法の総集編です。
過去、小川張り中に強風を受けタープポールがポッキリ折れてしまったことがありましたが、このキャンプでの経験を転機にしっかりとタープを張る方法を考えてきましたのでお話します。
目次
ムササビウイングをお使いの方の参考に
このブログにおこし頂く方の中には、検索エンジンから”ムササビウイング”のキーワードで飛んでこられる方が多いようです。私もずっと愛用しているムササビウイングですが、アマゾンでは入荷してもすぐに売れ切れてしまう状態がずっと続いているくらい人気タープのようです。
ですので、最近ではキャンプ場でも時々使っている方を見かけるようになりましたね。小さいタープながら、ソロキャンパーだけでは無くて家族やカップルで使っている方も意外と多いように感じます。
パパーマンは今シーズンに購入したモンベルのムーンライト5型に、テンマクデザインのムササビウイングTC焚き火バージョンを小川張りにすることで組み合わせ、リビングスペースを作っています。
ムーンライト5とムササビウイングを組み合わせる
モンベルのムーンライトは独特の直線的な形状をしたテントです。今では少し古くさい感じもするデザインなのですが、このとがった形状がムササビウイングとも相性が良いようで、この2つを組み合わせた小川張りの姿がパパーマンはとても気に入って使っていました。
小川張りにしたのは、ムーンライトとムササビウイングの中心線を合わせたかったからです。
ムササビウイングは個性的なタープ形状から前後の向きがはっきりしているので、テントの前側スペースに置くムササビウイングも同じ正面を向かせると、見た目が良いのです。
強風によるタープの崩壊
そんなある日のこと。いつも利用している粕川オートキャンプ場の強風で、小川張りがまさかの崩壊をしてしまいました。
この時はタープのポールが折れたり、ラジオが壊れたりと散々な目にあいました。
それから再び小川張りの復活を目指して、少しずつですが強風に負けないポールやガイロープなどの道具を検討しながら準備してきました。
そして7月の終わりに小川張りが思った通りの姿に張れたので、今回ご紹介します。この記事が、パパーマンと同じように小川張りを考えている方の参考になればと思います。
ムササビウイングの小川張り 初期タイプ
さて、まずはじめに下の写真をご覧ください。
これは一番初期の小川張りの姿です。この状態で強風にやられて崩壊しました。さすがに今みるとポールが細いのですが、この時はそんなことは思っていませんでしたね。
この時使っていたのは、ロゴスのシステムロックポールという商品です。伸縮しやすくて使い勝手の良いタープポールで、最大で230cmまで伸ばすことが出来るものです。この時は一番伸ばして使っていました。
あとで思えば、伸縮ポールはその構造からポール先端に行くほどポール径が細くなるので強度が低下することと、つなぎ目に段差ができるのでその部分が弱くなるという弱点があります。
ムササビウイングの小川張り 最新タイプ
次に、これが最新の姿です。
テント後のタープポールはモンベルのアルミタープポール240(2.4m)を使用しました。ラチェット式でパイプ径がΦ32mmと太いものを選んでいます。また後方のポールに大きな力がかからない様に、後ろに引っ張る2本のロープの長さも4mまで伸ばしてやりました。
前側の赤いタープポールですが、これはエリッゼ(ELLISSE)のアルミタープポール(レッド)です。これに中間ポールを1本追加したので245cmになっています。フロントもモンベルのアルミポールで良かったのですが、
見た目を重視して赤いポールを選びましたよ。(笑)
これは自己満足ですが、ムササビウイングの赤いパイピングには、このポールが良く似合っていると思うのです。
ムササビウイングの小川張りのコツ
もう一つ、張り方にも工夫があります。
これは初期の写真と比べると分かりやすいと思います。テントをムササビウイングの下に、出来るだけ突っ込んでやるのです。突っ込めば後ろ側のポールとムササビを結ぶロープの長さを短くできます。小川張りは風に弱いといわれていますが、ここが短くなると風にも強くなるというわけです。
また、このロープを短くすればムササビウイングと接続をしている後ろ側の高さを上げることが出来ます。すると、その結果としてテントをもっとムササビウイングに突っ込みやすくもできるのです。
下の写真は、タープ下からテントの前側をみたところです。このくらいタープ下にテントが入っています。
こうすることで見た目にもコンパクトになり、昔より一体感が増した感じになりました。
ムササビウイングの小川張り まとめ
パパーマンが使用しているのはムササビウイングTC焚き火バージョンです。ムササビウイングの中でも、この種類はポリコットンという素材を使っています。このポリコットンはコットンが混紡されている分だけ重さはありますが、厚みもあって直射日光をさえぎる効果がとても高いのです。写真の様に濃い日影を作ってくれますよ。ここがムササビウイングを使っていて良かったと思う点です。
以上ですが、参考になったでしょうか。
最後に小川張りについて、これまでに書いた記事をあげておきますので詳しくはそちらの記事を参考にしてください。
まだまだパパーマンの小川張りは進化しますよ。(笑)
それでは、今回はこのへんで。