明治村で興味をもった軍艦島
こんばんは、パパーマンです。
今年(2015年)、世界文化遺産に登録されたばかりの軍艦島に7/22(水)に家族旅行で行ってきました。通称”軍艦島”と呼ばれる端島(はしま)は長崎県長崎市にある、昔は海底炭鉱で賑わった町があった小さな島です。
僕の住んでいる近くに、明治村という明治時代の建築を集めた野外博物館があります。はじめて軍艦島に興味を持ったのは、この明治村にあった軍艦島の模型と展示物です。戦時中の戦艦の様な姿をしている、奇妙な島の白黒写真がとても印象に残りました。それが、今も長崎にはあるというではないですか。
軍艦棟には上陸できるらしい
軍艦島は陸地からは遠く離れているので、見るためには船でちかづく必要があります。
調べてみると島を見学するグルーズ船がいくつかあり、なかには上陸して島内を探索できるツアー船もあるようでした。僕は軍艦島に上陸してみたいと思い、上陸できる船を予約しました。
軍艦島の変わらぬ雄姿に感動した
この日の長崎の天気はあいにくの大雨でした。幸い移動中の船の上ではほとんど雨には降られませんでしたが、出航して陸から離れるにつれ波が高くなり、少し気分も悪くなってしまいました。
それでも実物の軍艦島を目の前すると感動しましたよ。ここだけ明治時代のまま時間が止まっているかのようです。僕は北海道でも廃墟となった炭鉱の町を訪れたことがあり、たとえば歌市内市の悲別ロマン座など当時の面影を感じることが出来る場所が残っていますが、やはり時の流れの中で当時の建物は撤去されたりして、残っているところはわずかです。
でも軍艦島は島自体が当時の姿と変わらず、今でも明治時代の熱気を感じさせてくれます。昔は、煙突からモクモクと黒い煙があがっていたのだろうと想像をかきたてられます。
真ん中の小さな山が本来の島で、他は全て埋め立てで広げた人工の土地だそうです。時間を経て廃墟になった姿には美しさを感じます。
正面の建物は病院です。
見る角度が変わると、島の様子も変化していきます。
直前で軍艦等への上陸はならず
さて、上陸はどうなったかというと、・・・出来ませんでした。( ;∀;)
出航前にクルーズ船の会社に聞くと、島の近くまで来た時点で上陸の可否を判断するということでした。
実際に島までくると今回は明らかに海が荒れていて桟橋が高波をかぶっていたので、船内のアナウンスにもあったように船が桟橋に近づくことが大変危険だと判断し、上陸は中止となりました。
この時は状況がわかりやすかったので、上陸を中止しても誰も文句を言う人は居なかったと思います。せっかくここまで来たのに残念ですが、出航の前に上陸できないという判断をすると乗船のキャンセルが殺到するでしょうから、ここは仕方ないことです。
上陸中止の判断力
ただ天気が良くても、波が高ければ桟橋へ近づくのは危険なので上陸できない判断をしなければならないことも、あるでしょうから。
この場合は判断に不満を感じる客ももいるかもしれないと想像されます。とはいっても最近は無理なツアーで事故を起こした会社が非難されたりしますから、この判断をくつがえすことは簡単なことでは無いように思われます。
そこには安全への責任感と、客からの要望に答えるサービス心の間で、難しい判断をしなければならないのできっと葛藤があることでしょう。
アウトドアでも必要とされるのが判断力
ここまで大きな責任はないですが、僕たちもアウトドアで遊ぶ時にはわかっていても危険に近づかなければならないことがしばしばありますよね。
僕が岐阜に住むようになって驚いたのは、川で泳ぐ人が多いことです。岐阜は海がない県ですからそうなのでしょうが、川は深いところでは急に流れが速くなって流されたりと、ここから先にいくと危ないというエリアが大抵あって、そこには近づかないというルールのもとで遊ばなければいけません。
そして、時に遊びがエスカレートすると、ルールからはずれ危険を伴うこともあります。
いつでも冷静な判断ができる力が、アウトドアでは必要ですね。これからの夏のシーズン、気を引き締めて遊ぼうと思いました。
それでは、また。
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