こんにちは、ochanです。
今回は、僕が今年の冬キャンプ(2020.12現在)で実際に使っているソロキャンプの寝床の作り方についてご紹介します。
最近は冬キャンプも人気があるので、比較的キャンプの経験が浅い方でも冬キャンプに挑戦することがあると思います。
冬にアウトドアで過ごすわけですから、寒いことは誰もが十分わかっているはず。
初めて冬キャンプをする方は、とにかく暖かくキャンプが出来る用意をすると思うのですが、それでも思い通りいかずに寒い思いをしてしまうこともあるかもしれませんね。
そんな時でも寝床さえ暖かければ最後は寝床に入ってしまえば寒さの問題は全て解決するわけですから、とどのつまり「冬キャンプの寝床作り」ってとても大切なノウハウなのです。
というわけで、この記事が冬キャンプにこれから挑戦される方のご参考になりましたら幸いです。
目次
秋キャンプの寝床から冬キャンプの寝床へ
僕は年間を通じてハイコットとメッシュシェルターを使っています。
この装備に晩秋までは下の写真にあるような封筒型シュラフをあわせて使っていました。
この封筒型シュラフですが小川のフィールドドリームDX-Ⅲという商品で、シュラフの横幅が90cmと広いため寝心地がとても良いのです。
ただ、そんな寝袋でもさらに気温の低い冬になると、封筒型だけあってやはり肩口辺りに出来る寝袋のスキマから冷気が中に入ってくるため、どうしても寒く感じられました。
そこでこの封筒型シュラフの寒さ問題を中心に、2020年の冬キャンプでは寝具の装備を変更していったのです。
冬キャンプの寝床作りコンセプト
僕は冬に標高の高い山で厳しい寒さに耐えながらキャンプをするようなことはまず無くて、いつも平地の比較的温暖な場所で冬キャンプをしています。
きっと僕と同じような場所で冬キャンプをされている方がほとんどではないかと思いますが、そんな条件の中で僕の目指す寝床作りをする時のコンセプトをまずあげておきます。
- 想定される気温に対して十分に対応できること
寒いと眠れませんので、暖かい寝床が基本ですね。 - 寝具は収納するとコンパクトになること
荷室の狭いジムニーでキャンプ道具を運んでいるので、寝具のサイズにはこだわりがあります。 - ぐっすりと気持ちよく眠れること
キャンプで癒されるためには眠りの質を高めることが大事です。
コットを使うと寝心地が最高
まずはコットから。
コットは地面のデコボコをすべてキャンセルしてくれるのがいいところです。
その反面、風通しが良くて冬はマット系の上に寝るより下からの冷気を感じてしまいますので、この対策は後ほど説明します。
僕はKingCampのハイコットを使っています。
組立てサイズは長さ200cm×幅72cm×高30cmと大型です。時に幅が広いのがありがたいコットです。
このKingCampのコットの紹介記事はこちらです。ご参考まで。
安眠のためにメッシュシェルターは有効
アルパインデザインのポップアップメッシュシェルターは今年から使い始めたアイテムですが、組立と撤収が非常に楽なシャルターなのでずっと使い続けています。
このシェルターにはフライシートもついているのですが、実はまだ一度も使用したことがありません。(笑)
FIELDOORからも似た様なポップアップメッシュテントが出ているのですが、こちらはフライシート無しなのでもっと安価です。
というわけで、FIELDOOR製でも良かったかなと思ってます。
このメッシュシェルターを使っている理由は安心して寝られるから。
冬になると蚊や蛾などの不快な昆虫がいなくなるのですが、それでもムカデや野生動物は活動しています。
少しでも心配になる要因を排除しておけば安心して寝ることが出来ますよね。
そんなわけで、インナーテントやメッシュシェルターは冬キャンプでも欠かせません。
底冷えを防ぐEVAフォームマット
コットの底冷え対策として、メッシュ社ルターの中にキャプテンスタッグのEVAフォームマットを敷いています。
安いマットですが、このマットが一枚あると無いとでは大違いです。
このEVAフォームマットは、かなり昔から使っている道具です。ご参考まで。
快適な寝心地を叶える中華製ダウンシュラフ
冬キャンプ用のシュラフを新調しました。
買ったのは中華製のFengzel Outdoor 封筒型寝袋です。
このシュラフはマミー型シュラフの胴体と下半身部分を封筒型シュラフの様に幅広くしたような形をしています。
シュラフ幅が90cmととてもゆったりとしていて窮屈な感じがありません。
ダウンを詰める量を選べるのですが、僕は2500gダウン詰め(極限厳寒用)を選びました。
肩口もコードを引っ張れば閉じることが出来るようになり、これで十分な暖かさになりました。
袋に収納すると、それまで使っていたフィールドドリームの半分くらいの大きさになり荷物がコンパクトになりました。
このFengzel Outdoor 封筒型寝袋についての詳しい紹介記事はこちらです。
寝具はぴったりサイズである必要はない
ご紹介したポップアップメッシュシェルターの幅は70cmしかないのですが、この中に90cm幅のシュラフを入れるとどうなるかというと、実は下の写真の様にぴったりと納まります。
シュラフとインナーテントの関係も同じですが、このくらいであれば寝袋のサイズが大きいからと言って中に寝袋が入らないことはありませんよ。
寝心地の良いエアピロー
秋までホームセンターで買った低反発まくらを使っていたのですが、荷物をコンパクトにするためにエアピローに代えました。
買ったのはHikenture®のエアピロー。
洗えるコットンカバー付きで、柔らかい感触が気に入っています。
エアピローは畳むとインフレータブルピローよりもさらに小さくなるのですが、使い心地はあまり変わらない気がします。
空気を入れる量を調節して、自分の好みの固さに出来るのがいいところです。
実施にこのピローを寝袋に入れて寝てみました。
軽いので寝ているうちに頭部から外れてしまうかと思いましたが、寝袋の頭部にカバーがあるせいもあっても問題ありませんでしたね。
足元の寒い時の対処
冬キャンプで足下を暖めるために、寝袋の中に湯たんぽや豆炭アンカを入れて使っている方がいらっしゃると思いますが、僕は発熱する道具を寝袋の中で使うのが苦手です。
局部的に暑くなりすぎると、それが気になって寝られないのですよね。
そこで使っているのがテントシューズ。僕はモンベルの製品を使っています。
もちろん、このテントシューズでも足下が暑くなりすぎることがありますが、そんな時は寝ていて気がつかない間に寝袋の中で脱ぎ捨てています。
テントシューズの記事はこちら。ご参考まで。
2020年度最新版冬の寝床まとめ
というわけで、僕が今年の冬キャンプで実際に使っているソロキャンプの寝床の作り方をご紹介してきました。
最近のキャンプ道具は中華製品がずいぶんと増えてきていました。
そのおかげで価格がずいぶん下がってきていることもあり、昔よりも道具を手に入れやすくなったように思います。
そんな中、使える寝具をしっかり選んで冬キャンプでも安眠できるように考えるのも、キャンプのひとつの醍醐味ですよね。
というわけで、冬キャンプを楽しみましょう。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!