GoGlamping製ブラックジェルコーティングのヘキサタープを紹介
夏キャンプにおススメの遮熱性の高いタープ

こんにちは、ochanです。

今回はGoGlampingのブラックジェルコーティング加工をされたヘキサタープをご紹介します。

最近の僕は、夏キャンプでソロではテントを使わずにタープ泊ばかりしています。

タープの下に蚊帳代わりにポップアップシェルターを置いて寝ているのですが、暑い夏は風通しの良いこのスタイルがとても快適なのですよ。

そんな管理人が夏に使うタープを選ぶとき、一番気になるのはやはり遮熱性。

この点だけを考えるとやはり濃い影を作ってくれるポリコットン(TC)製のタープが有利ですが、TCは雨に濡れると乾かすのに手間がかかるのが泣き所です。

TCは使った後でよく乾かさないと、カビが生えてしまう心配がありますから。

なので、雨の多い季節に比較的使いやすいポリエステルで、TCとおなじくらいの遮熱性能をもつ製品がないものかとずっと思っていました。

そんな時、裏面にブラックジェルコーティングを施したGoGlamping製のタープをみつけたのです。

このタープ、従来のシルバーコーティングのタープより遮熱性に優れるというメーカの説明があるのです。(これは、なんだか期待できそう!)

というわけで、今回はタープで夏キャンプの暑さを出来るだけ軽減したい方のために、この遮熱性に特化したヘキサタープの仕様と実際に使ってみた感想についてお話しします。

それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。

廃番のお知らせ

この記事で紹介しているブラックジェルコーティングタープは2022年8月に廃番になったようです。
新製品に期待しましょう。

夜明け前

遮熱性能が高い3つの理由

それではまず、今回のヘキサタープが遮熱性に優れている3つの理由について説明します。

1.ブラックジェルコーティング

このブラックジェルコーティング加工されたタープはGo Glampingの2021年夏の新商品で、タープの裏面に黒い遮熱コーティングが施されたものです。

タープの遮熱コーティングと言えば、今は裏面に銀色のシルバーコートされたタープが主流になっていますよね。

僕もシルバーコーティングのタープを出はじめの頃にすぐに買ったのですが、コーティングが無いそれまでのタープに比べると遮熱の効果を感じたものです。

今回のタープのブラックジェルコーティングは、そのシルバーコーティングよりも遮熱性と遮光性に優れているというのがメーカーの説明。

そこでどんなGo Glampingのブラックジェルコートについて調べると、タープ表面から

  1. オックスフォード生地
  2. ブラックジェル固定層
  3. ブラックジェルコーティング
  4. PU防水コーティング

の4層で構成され、この中のブラックジェルコーティング層が熱を遮断する働きをしているようです。

ブラックジェルコート

2.カラーはブラック

下の写真はサイズ以外は無加工です。

GoGlampingヘキサタープによる日陰

タープ下に濃い影を作るためには、他にも重要な要素があります。

その1つはタープの色。

タープの色はホワイトやベージュ系よりも、出来るだけ濃い色の方が遮熱や遮光には有利です。

一番有効な色はブラックですね。

黒色のタープは生地自体が高温になりますが、光を遮る効果が高いため遮熱性は上がります。

なお、同社のポリエステル製のヘキサタープにはブラック、グリーン、カーキの3種類がありますが、このうちブラックジェルコーティングが処理されているカラーはブラックのみです。

3.生地の厚みも大切

また単純な話ですが、同じポリエステル製のタープでも生地が厚ければそれだけ遮熱性があがります。

下の表は各タープの生地に使用されている糸の太さ(単位:デニール)をまとめたものですが、今回のブラックジェルコーティングタープは150Dなので、DODのいつかのタープと同じです。

スノーピークやogawaの高級路線のタープは210Dとさらに太い糸を使用していますが、価格差が4、5倍程度ありますので、Goglampingの生地の仕様はかなり健闘しているといって良いでしょう。

製品 デニール
GoGlamping ブラックジェルコーティングタープ 150D
DOD いつかのタープ 150D

コールマン XPヘキサタープ 

75D

スノーピーク ペンタシールド

75D

スノーピーク HDタープ“シールド"・ヘキサ(L) 

210D

ogawa(オガワ) タープ フィールドタープ ヘキサDX

210D

※ここでは糸の太さで評価していますが、生地の厚さを考える時には他にも糸の密度(タフタ)が関係します。

ただしメーカーによってはタープ生地のタフタの値まで公開していないため、今回は比較の対象としませんでした。

ブラックジェルコーティングタープの仕様

それでは次にブラックジェルコーティングタープの主な仕様をみていきましょう。

180cm高さで張る

主な仕様について

使用サイズ 4.2m×4.1m
収納サイズ 40cm×13cm×13cm
重量 1.9㎏
材質 ポリエステル150Dオックスフォード生地
耐水圧 3000mm
付属品 4mロープX4本、2.5mロープX4本、18cmペグX8本
カラー ブラック
  • 4.2×4.1mのヘキサタープは、4人前後でBBQなどを楽しむ場合に適当なサイズです。
  • PUコーティングがされているので、耐水圧は3,000mmと十分な性能を持っています。
  • 収納時のサイズと重量はおよそ2Lペットボトル1本分なので、ポールがなんとかなればバイクへの積載も問題なさそうです。
    下の写真はSoomloomのTCレクタタープ4.0m×4.9m(上)、テンマクデザインのムササビウイングTC焚き火バージョン(中)、Goglampingのブラックジェルコーティングタープ(下)の収納袋を比較したもの。
    収納サイズ比較
  • 僕はソロキャンプでこのタープを使用しましたが、タープ下にコットなどの寝る場所まで確保すると、1人用タープとしても大きすぎず適切なサイズに感じました。

製品の品質は良い

タープやテントを初めて張るとき、僕はいつも縫製の悪いところがないか必ず確認していますが、今回のタープに関しては特に問題と感じるところは見つかりませんでした。

縫製

縫い目の雨漏り防止のシームテープ加工についても、同じ様に問題ありません。

モノによって当たりはずれがあるかもしれませんが、少なくとも僕が手にしたタープの品質については良いと感じました。

シームテープ

少し残念な仕様

全体をみて、ここはコストダウンしすぎかな?と感じたところが2つありましたので記しておきます。

1.付属のペグがいかにも弱そう

付属の18cmペグは、このサイズのタープを安定させて張るには短いし径も細いと感じました。

下の写真は付属のペグ(上)とこのペグの代わりに僕が使ったエリッゼステークの28cmです。

ペグが細い

付属のペグでは刺さらないような固い地面もあるはずですし、もし刺さっても強風の時に抜けたり折れたりする可能性があるので、あくまでこれは非常用と考えて鍛造ペグなどの丈夫なペグを別に用意しておくことをおススメします。

実のところテントやタープに付属しているペグについては、本当は付属されない方が安全だし、コストも抑えられるので良いのではないかと僕は最近思うのですけどw

2.自在がプラスチック製

プラスチック製の自在は個人的には嫌いではありませんが、経年劣化が気になる方もやはりいるので、ここは一般的なアルミ製の自在の方が良かったのではないかと思います。

ただ自在はそんなに高いパーツではないので、もし気になれば後から好きなタイプの自在に取り替えることをおすすめします。

自在

実際にソロキャプで使ってみた感想

1泊二日のソロキャンプで、このブラックジェルコーティングタープを使ってみました。この時に感じたことを記しておきます。

サイズ感について

まずはじめに感じたのは、ソロキャンプに使うとちょうど良いサイズだということでした。

タープの下にメッシュシェルターをのせたコット、ローチェアー、テーブル、その他の小物を全て入れ、焚火をするのにピッタリなサイズ感です。

荷物の配置

タープ下に濃い影が出来る

設営するときに初めてこのタープに触ったのですが、その時にけっこうな生地の厚みを感じたので、これは良い影が出来そうな予感がしました。

そう、一番注目すべきポイントはタープが作る影の濃さです。

8月の終わりの週末に行ったソロキャンプ。

2日目のお昼前ころにはかなり日差しが強くなりましたが、この時にタープの下に濃い影ができているのを確認しました。

タープの表面を触ってみると「アチッ!」となるくらいに温度が上がっていましたが、影の中に入ると少し風が吹いていたこともありとても快適でした。

「このタープ、夏でもなかなか使えるヤツですよ!」

タープの濃い影

GoGlampingのブラックジェルコーティングタープまとめ

以上、GoGlampingのブラックジェルコーティングタープの遮熱性に特化した仕様と、実際に使ってみた感想についてお話ししてきました。

ここからはまとめです。

夜のタープ

ブラックジェルコーティングタープの特徴まとめ

このタープの特徴についてまとめます。

  • ブラックジェルコーティング加工を採用し遮熱性が高い。
  • 黒色、厚い生地を採用。
  • 耐水圧が3000mmと高い。
  • 収納すると40cmとコンパクト。

総じて遮熱性に優れ、雨にも強いので、夏の日本の気候にあったタープです。

サイドをはねあげる

価格について

気になる価格についてお話しします。

夜明け前

このタープはAmazonで価格が6,980円の1000円クーポン付きなので、実質5,980円(2021.8.30現在)で購入できます。

下の表は類似のポリエステル生地のヘキサタープを調べたもの。

各社の付属品の範囲や大きさが全く同じではないので公平に価格を比較することは出来ませんが、タープポールをすでに持っているので付属のポールは不要という方にとっては、今回のブラックジェルコーティングタープはお買い得ですね。

製品名 サイズ 付属ポール 価格
GoGlamping
ブラックジェルタープ
4.2m×4.1m 無し 5,980円

キャンパーズコレクション
ヘキサゴンタープ

4.4m×4.25m 有り 7,900円
DOD
いつかのタープ
4.2m×4.1m 有り 10,500円
Coleman
ヘキサライトⅡ
4.2m×4.23m 有り 13,090円

※価格は全て2021.8.31時点のAmazon調べ。ポイント、クーポンがあるものは相当額を減額し表示しています。
※ご購入の際には、必ずAmazonのサイトで販売価格の確認を再度お願いします。

このタープを使うのが向いている方

最後に、このGOGlamping製のヘキサタープを使うのに適している方を以下にあげます。

  • 夏の日差しを効果的に遮ってくれるタープが欲しい方。
  • TC生地のタープは雨に濡れた後のメンテナンスが心配な方。
  • タープポールを既に購入し持っている方。
  • 出費を出来るだけ抑えたい方。

日の出

メンテナンス性の良いポリエステル製タープの中ではとくに遮熱性に優れているので、この2つを両立させたい方にとっては、とてもバランスの良いタープだと思います。

黒いタープはとても格好いいですよw

それでは、今回はこのへんで。

みなさん楽しいキャンプを!

注意

この商品は既に廃番になっています。
本記事は中古品ご購入の際の参考になるよう残しています。
詳しい情報は本商品のメーカHPをご覧ください。

GOGlampingというブランドについての紹介や、その他すべてのテント、タープ製品の紹介はこちらの記事をご参照ください。
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