固形燃料とトランギアメスティンによる1合の簡単自動炊飯を説明
トランギアのメスティンで自動炊飯が出来る!

今回は最近のソロキャンプで行っているトランギア(Trangia)のメスティンによる自動炊飯のやり方を紹介します。

僕はこれまでにコッヘルをはじめ土鍋やアルミ羽釜など、いくつかの炊飯道具による炊飯方法を行ってきました。今回のこのメスティンによる自動炊飯は、これらの中でも作業が簡易で比較的失敗しにくい炊飯方法だと言っていいです。

またこのメスティン自体、とてもコンパクトな道具なので特にソロキャンプなどで道具をコンパクトにしたい場合に、とても都合の良い道具だと思います。

それではソロキャンプに便利なメスティン自動炊飯について説明していきます。

固形燃料

トランギアのメスティンとは

メスティンとはアルミ製の飯盒(はんごう)のことを意味します。昔よく使っていたアルミの弁当箱に取っ手をつけたようなものです。

トランギアのメスティン

ここ最近までメスティンと言えば、トランギアの商品というイメージが定着していましたが、昨今のキャンプブームによりトランギアのメスティンが品不足により高騰してから、MiliCamp他のメスティンも市場に出てくるようになりました。トランギアのメスティンは定価で1600円(税抜)なのですが、アマゾンで一時は2倍くらいの価格で売られていましたから、他社製が出てくるのは仕方のないところです。

こちらが今回のスウェーデン製トランギアメスティンです。

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次に下の写真がそのドイツ製のMiliCampメスティンです。トランギア(スウェーデン製)のメスティンによく似ていますね。(トランギアの偽物というわけではありません。)

自動炊飯はおそらくどちらでも可能だと思いますが、僕が使用しているのはトランギア製なのでこちらのメスティンを使ったお話になります。

メスティンには2サイズある

メスティンには通常”メスティン”と呼ばれているノーマルサイズ(TR-210)と一回り大きいラージメスティン(TR-209)の2種類が存在します。ソロキャンプの炊飯ではノーマルサイズ(TR-210)の方を使います。

分かりにくいのでトランギアのメスティンの仕様をまとめておきますね。

メスティン ラージメスティン
品番 TR-210 TR-209
重量 150g 270g
サイズ 17×9.5×6.2cm 20.7×13.5×7cm
容量 750mℓ 1350mℓ
材質 アルミ無垢 アルミ無垢
炊飯の目安 約1.8合まで 約3.5合まで
価格 ¥1,600(税抜) ¥2,500(税抜)
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Esbit(エスビット) のポケットストーブと固形燃料

つぎに火器ですが、ストーブ(五徳)と固形燃料が必要になります。

エスビットのストーブについて

固形燃料のゴトクには、僕はエスビットのポケットストーブを使ってます、このポケットストーブはエスビット製にそっくりで安い製品がアマゾンでいくつも見つかると思いますが、ここではエスビット製でのお話になりますので、ご了承ください。

エスビットポケットストーブ

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1合の炊飯に市販の青い25gの固形燃料を使う

エスビットのポケットストーブを購入すると同社の固形燃料がついてきますが、自動炊飯をする時はこれは使いません。

自動炊飯で使用するのは市販の青い固形燃料になります。自動炊飯をするにあたりこの青い固形燃料の種類を調べると、小さいのは10gあたりから40gくらいまで、5g刻みで固形燃料の種類が存在することがわかりました。

メスティンの自動炊飯では固形燃料に火をつけてから燃え尽きるまで、ほったらかしにしておくことになりますので使用する固形燃料のサイズが重要です。お米を一合分を炊くには25gの固形燃料がぴったりなサイズになります。

固形燃料25g

お米1合分の自動炊飯工程を説明

それではお米を炊く工程について説明します。

1.お米をしっかりと水につける

お米を研ぐ工程については、ここでは説明を省略させていただきます。(キャンプの場合には無洗米などを使用すると便利ですね。)

はじめにお米を水につけてやります。このお米を水につける要領は、どんな炊飯道具を使っても基本は同じです。

ポイントはお米と水の量を正確に計ってやることです。

お米1合を容積にすると180mLになります。僕はお米一合の量を測るときに、キャプテンスタッグのミニシェラカップをいつも使っています。このシェラカップは180mlの目盛りがあるので、炊飯には欠かせない道具です。

キャプテンスタッグのミニシェラカップの紹介記事はこちら。

お米一合に対して水は200mLになります。水の容量は目盛りつきの普通サイズのシェラカップを使用すると良いです。僕はスノーピークのシェラカップを使っています。

お米の計量

お米を水につける時間が大切です。最低でも炊飯の前に30分間はお米を水につけておくようにしましょう。(出来れば2時間くらいつけると良いです。)

 

2.固形燃料に火をつける

固形燃料に火をつけると、あとは火が消えるまで待つのみ。

自動炊飯中

ガスストーブとコッヘルで炊飯をする場合には途中で火力を変えたり炊飯時間を時計で計る必要がありましたが、メスティンの自動炊飯においてはそんな面倒な配慮が不要なのが大きなメリットですね。

 

固形燃料の火が消える

3.お米を蒸らす

火が消えたらメスティンを天地逆さまにし、タオルなどにくるんで保温した状態で20分程度蒸らしましょう。

蒸らしが終わったら完成です。

お米がたって、うまく炊けました。

メスティンによる炊飯完了

 

まとめ

トランギアのメスティンによる自動炊飯はいかがでしたでしょうか。またキャンプで行う炊飯方法で、これだけ楽で失敗の少ない方法はなかなか無いと思います。

メスティンは軽量コンパクトで美味しいお米が炊ける道具なので、ソロキャンプ用にちょうど良い道具です。

ほかにもサイズが小さいので、そのまま食器(茶碗)のように使ってご飯を食べることが出来るのも良いところ。

 

メスティン

キャンプ初心者の方や炊飯に不安のある方は、ぜひ一度メスティンによる自動炊飯をお試しください。

それでは、今回はこのへんで。

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