12月に入ってアキアカネが公園に戻ってきた
12月2日(土)の朝、近所の公園でアキアカネを発見しました。
アキアカネはいわゆる赤トンボの一種ですが、トンボ界の中でも最もポピュラーな種類の一つでもあります。だから赤トンボといえば、このアキアカネのことを指すと言ってもいいくらいなのですよ。
先週までに、もうこの公園ではトンボもバッタも蝶々も姿を消して寂しい限りだったのです。調べてみるとアキアカネの成虫の時期は11月いっぱいまでなので、このように12月になってからアキアカネを多数見ることが出来るのは珍しいことかもしれません。
もちろんこの公園で9月にもアキアカネを見たことがあったのですが、その後は公園から姿を消してしまっていました。なので、今日はアキアカネが復活した日ですね。
アキアカネは低地の水田で成虫になり、夏は高原に移動して秋になるとまた低地にもどってくるそうです。高原のキャンプ場などで見るアキアカネも、実ははるか遠くで生まれた個体かもしれませんね。
そして今日のアキアカネ達も、遠いところからやってきたのかもしれません。
動くトンボをつかまえるのは難しい
アキアカネの写真を撮ってやろうと、こっそりと近づこうとしてもすぐに気づかれて逃げられてしまうのですが、じっとしていると向こうの方からすぐ近くにとまってきたりします。そんな時は下の写真の様に手を伸ばせば届くくらいの距離に近づいても逃げないのですから不思議です。
アキアカネの赤い体はモミジの葉に擬態するための色というわけではないと思いますが、こうして落ち葉の中にとまっていると気がつきにくいですね。
この時は、ポカポカと陽が照っていて暖かかったのですよ。だから、きっとこういう石の上にいると、アキアカネもあたたかくて気持ちいいのではないかと思うのです。
飛んでいるアキアカネを撮ってやろうと何回も試みましたが、フレームから外れるしフォーカスも合わないしで、こんな写真ばっかり。(笑) トンボって、なんの前触れもなくとまっているところから突然飛んでいくのでシャッターのタイミングを合わすのが難しいですね。
つかの間の楽しい時間をありがとう
翌日の日曜の夕方にもここへ来てみましたが、もう赤トンボ達の姿は公園にありませんでした。でも短い時間でしたが、土曜日の朝はアキアカネの観察が出来て楽しい時間をすごすことができましたよ。帰ってきたアキアカネに感謝です。
それでは、今回はこのへんで。