初めてキャンプをされる方にキャンプ場のルールとモラルの話

ルール(規則)を守る心がモラル(道徳)、そしてルールが無くても他人に迷惑をかけない心がモラルです。

今回はこれからキャンプに行こうと考えられている方、またキャンプ経験があまりない方のために、キャンプ場の一般的なルールとモラルについてまとめてみました。

誰にも初めての時はあるものです。そんな時、知らないルールを他人に厳しく注意されると誰もが面白くない気持ちになると思い、この記事を書きました。

モラルはともかく、キャンプ場を利用するルールについては、この記事を読んで基本ルールを知っていただくと楽しいキャンプをするために役立つはずです。

無料キャンプ場ではゴミを自宅に持って帰りましょう

最近、無料キャンプ場がゴミ放置により閉鎖されるケースが増えています。「来た時よりも帰りはきれいに!」は誰もが知っているモラル。

有料キャンプ場には

  1. ゴミを持ち帰らないといけないキャンプ場
  2. ゴミ回収料を別途支払いゴミを捨てる(ゴミ袋を買う)キャンプ場
  3. ゴミステーションが設置され捨てられるキャンプ場

など様々なルールがキャンプ場によってあります。有料キャンプ場の場合は管理人さんに聞くと分かるはずです。

一方、無料のキャンプ場では管理人さんがいないケースが多く、その場合はゴミを持ち帰るルールのキャンプ場が大半です。

ですので、基本ルールは自分が作ったゴミは全て持ち帰ると覚えておきましょう。

ゴミステーション

最近、無料キャンプ場にゴミを置いて帰る方を時々見かけるのですが、そんな行為をみつけると残念に思います。

河川にゴミを捨てない

音楽やラジオなどを大きな音で鳴らさない

音についてはキャンプ場で生じるトラブルとして一番か二番目に多いです。ほかにキャンパーさんがいるキャンプ場なのに、自分の好きな音楽を大音量でかけている方は、自分が悪いことをしているという自覚が無いことが大半だと思います。

この理由には2つあると考えられます。

  1. 「いい音楽なのだから、きっと他人に聞こえても迷惑にならない。」と思っている。
  2. 他人に自分が出している音が聞こえていないと思いこんでいる

一つ目は明らかにモラル違反ですので、これは論外ですね。

二つ目のケースは意外と多いのではないでしょうか。

静かなキャンプ場では、離れたところに設置された隣のテントの中での会話が、自分のテントのすぐそばから聞こえてくるような錯覚を起こすことがありますが、それほど音が遠くまで届くものです。

キャンプでは基本はイヤホンなどを使って音を外に出さないようにしましょう。もし音を出すときは、どれくらいの範囲まで聞こえているか足を運んで慎重に確認すべきです。

またキャンプ場によっては音楽禁止とか、ラジオ禁止とか明確にルール化されているところが多いので、そのような場合は音を出す行為はやめましょう。

ヘッドホン

炭を地面に捨てない

これはゴミの話と似ていますが、この問題の特徴はゴミをキャンプ場に捨ててはいけないけど、炭は捨てても良いと思っている方が意外といることです。自然の木から作られる炭は、化学物質のプラスチックとは異なり早く自然に返りそうな気がするかもしれませんが、実は何年間も分解されずにそのままの姿で土壌に残ってしまうやっかいなシロモノです。

炭の黒い色はキャンプ場の景観を汚してしまいますので、キャンプ場に灰や炭の捨て場が無い時は、炭も基本は持って帰りましょう。

炭の放置

焚き火はいろんなケースあり

直火禁止のキャンプ場で直火をするキャンパーが後をたたないために、焚火自体が禁止になってしまうキャンプ場が増えています。キャンプサイトで、焼け焦げた芝を見ると悲しいものです。

焚き火については管理人が常駐しない無料キャンプ場でも、「直火禁止」「焚き火禁止」など、何らかのルールを看板などを出しているところがほとんどですので、まずは確認しましょう。

焚き火についての情報

何も情報がなければ焚火は控えるべきです。また、今は多くのキャンプ場が直火を禁止していますので、焚火をしたい場合には焚き火台を用意しておきましょう。

またその他、焚火に関する注意点には、

  1. 直火で大きな石でかまどを作った場合は石を元にもどしておく
  2. 風向きをよく考えて、焚火の火の粉が飛んで隣のテントに穴をあけない様に注意する

があります。これらもキャンプ場でよくあるトラブルの原因となります。

花火は禁止されている場合が多い

夏の風物詩の花火ですが、最近のキャンプ場では禁止されているところが多いようです。火の粉が当たるとナイロンのテントはすぐに穴が開いてしまうし、最悪は火災になりますから仕方のないところです。キャンプ場によっては打ち上げ花火だけ禁止されているケースもありますので、よく確認しておきましょう。

花火禁止の看板

まとめ

キャンプ場で守るべきことは、その他にもたくさんありますので最後にいくつかあげておきます。

  • 炊事場で大量の残飯を流さない
  • 区画サイトでは他人の区画を横切らない
  • 夜遅くまで騒がない
  • 花火をするときはキャンプ場のルールを必ず確認してから
  • キャンプ場内での車の速度は控えめに

ランタン3兄弟

ここでお話ししたキャンプ場のルールはキャンプ場によっては当てはまらないことがあるかもしれません。実際にキャンプ場でルールを確認できる場合、そちらに従っていただければと思います。

基本はキャンプ場でもモラルに従って行動されると良いですよ。

それでは、今回はこのへんで。

楽しいキャンプをしましょう!

created by Rinker
GOGlamping
¥19,980 (2024/12/03 12:13:20時点 Amazon調べ-詳細)
「気になる隣のソロキャンプ」の発売!!
気になる隣のソロキャンプ表紙

東京書店さんから出版されるソロキャンプ本に、なんと!当ブログの管理人 ochanも参加させていただきました。

ソロキャンプのこだわりや、ノウハウなどを書いています。

私以外にも、InstagramやYoutubeなどでお馴染みのソロキャンパーさんが登場します。ソロキャンプ好きな方にきっとお楽しみいただける内容になっていますので、気になる方は是非お手に取ってみてくださいませ!!

書名『気になる隣のソロキャンプ』
発行 東京書店(東京書店株式会社 (tokyoshoten.net)
発売 2021年4月14日予定
気になる隣のソロキャンプ | スリーシーズン |本 | 通販 | Amazon

この記事が気に入ったらTwitterでフォローしよう!

おすすめの記事