
今回は、ユニフレーム(UNIFLAME)のダッチオーブン スーパーディープ6インチを紹介します。
鉄製の6インチサイズのダッチオーブンを販売しているのは、現時点でユニフレームとPETROMAX(ペトロマックス) くらいです。そのくらいメジャーなサイズではないのですが、ソロキャンプで食べる量を考えるとちょうど使い勝手の良いサイズなので重宝しています。
もちろんファミリーキャンプでも揚げ物の鍋や、チーズフォンデュに使ったりすれば、良いサイズ感だと思います。
またお手入れについても一般的な鋳鉄製のダッチオーブンは洗剤で汚れを取ることが出来ませんが、ユニフレームのダッチオーブンは黒皮鉄板製なので洗剤で洗うことが出来て後片付けが楽で、ずっと清潔に使えるのが良いところですね。
実際にダッチオーブンは熱源として焚き火や炭を利用するケースがほとんどだと思います。こういう使い方をするとススがたくさんオーブンの外面につくので、洗剤でゴシゴシと磨くことが出来るというのはたいへん便利なのです。
というわけで一家に1つあると便利なサイズのダッチオーブンなのですが、残念ながら今のところ先に紹介したように「限定商品」という位置づけになっています。いずれは入手が困難となることが予想されますので、入手を考えられている方は早めに購入されることをおススメします。
目次
ユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチをソロキャンプ用として選んだわけ
ユニフレームには今回紹介する6インチより、もうひとつ大きな8インチサイズのダッチオーブンもあります。これは小さな家族のファミリーキャンプで使うのに良いサイズになりますね。ほかにも使用する人数によって10インチ、12インチサイズも用意されていますよ。
6インチというダッチオーブンのサイズ
再販されたユニフレームのダッチオーブンの最大の特徴は、なんといってもサイズが6インチと、とても小さいということです。アウトドア用品店では10インチ、12インチあたりのサイズのダッチオーブンが一番多く陳列されていると思います。キャンパーなら一度はやってみたい丸鶏のローストチキンを作る時には、これくらいのサイズが欲しいところですしね。
気を取り直して、8インチより一回り小さい今回紹介する6インチのダッチオーブンはソロキャンプ専用と言ってもいいサイズなのですよ。ソロキャンプをされる方には注目のダッチオーブンというわけです。
黒皮鋳鉄を採用
またユニフレームのダッチオーブンの長所は一般的な鋳造品ではなくて、黒皮鉄板製を採用していることです。一枚の鉄板を絞り加工したり、プレスしたりして作っているのです。なので鋳造品のダッチオーブンと違い、ユニフレームのダッチオーブンは衝撃に強く割れにくい、酸化被膜(黒さび)により守られているので錆びにくい、そして汚れたら洗剤で洗うことが出来るのです。一言でいうならば、とても扱いやすいダッチオーブンということですね。
それでは、ソロキャンプに最適なユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチをじっくりと見ていきましょう。
ユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチの主な仕様
それでは、はじめにユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチの仕様から、じっくりと見てみましょう。
- サイズ:鍋径:約15.0×7.7(深さ)cm
- 材質:本体・フタ:黒皮鉄板3.2mm厚・クリアラッカー焼付塗装 ツル・底網:ステンレス鋼
- 重量:約1.8kg
- 付属品:底網・レシピブック
- 満水容量:約1.2L
- 適正炊飯量:1~1.5合
もちろん鉄製なので、IH(電磁調理器)にも対応していますよ。パパーマンの自宅にあるIHで使えることを確認しています。
サイズは下の図の通りです。スーパーディープ6インチはチーズフォンデュとか、揚げ物用の鍋として使うのにもちょうど良いサイズなのでファミリーキャンプでも使えますね。
小さくても本格的な構造
ツル(取っ手)はステンレス製で、2本がクロスするタイプです。このタイプは重いダッチオーブン本体を持ちげるときに安定しやすいので安全です。ツルが1本だけのダッチオーブンが多い中で、ここはコストダウンされていないので、スーパーディープ6インチは小さくても高級感があります。
収納ケースは別売り
この6インチスーパーディープは、同じユニフレームの「ちびパンケース」がちょうどよいサイズの収納ケースとなります。僕もこのケースを購入したので、ご興味のある方は次の記事を参考にしてください。
限定商品という位置づけ
2018年、2019年、2020年と続けて限定販売品として復活しているユニフレーム(UNIFLAME)のダッチオーブン スーパーディープ6インチですが、僕は2018年の限定商品の時に購入しました。この間、デザインはずっと変わりません。
毎年、「限定商品」として売るのなら定番商品じゃないの?いっそのこと限定商品と呼ばなてもいいのではと少し思っちゃいます。(笑)
そういえば、この8インチと、10インチ、12インチの3種類のダッチオーブンを、ユニフレームではダッチ3兄弟と称してマスコットキャラにしていますよね。
そこで気づいたのですが、廃番にされてから久しい6インチの居場所がない。(泣)6インチが定番商品になるとダッチ3兄弟にならず、それゆえに限定商品という位置づけで毎年売られているのかも。
いずれにせよ、ダッチオーブンの6インチサイズはいったん廃番されたものの人気商品だったということです。
ユニフレームダッチオーブンスーパーディープ6インチの細部を観察する
それでは、ユニフレームダッチオーブンスーパーディープ6インチの細部を見ていきましょう。
まず、フタの上にUNIFLAMEの刻印が入っています。
そしてもうひとつ、本体のハンドル部分にもUNIFLAMEの刻印が入っていますね。こういった細部のこだわりがうれしいですね。
パーツは本体とフタの他に、ステンレスの底網の3点です。
ユニフレームらしく真面目に作られた逸品
フタのハンドルも溶接でしっかりとついています。ビードの見た目が厚いですね。
底網は主に焦げ付き防止として使います。他にも底網を使うことによって肉を蒸したりしたときに出る油が、食材に再付着するのを避けたりすることが出来ます。
ハンドルもしっかりと溶接で取り付けられていますね。
フタの端は機械で切削することによって下の写真の様にフチ切りされています。
本体の端部も同様にフチ切りされていて、フタと本体が精度よくぴったりと合うようになっています。このピッタリ感は、ユニフレームが一番ですね。
以上、スーパーディープ6インチの細部の観察でした。最後に「ユニフレームのダッチオーブンができるまで」という動画を貼っておきます。このダッチオーブンの加工工程の動画はなかなか面白いですよ。見たらユニフレームのファンになるかも。(笑)
ユニフレームダッチオーブンスーパーディープ6インチまとめ
最後に今回の記事のまとめです。
ソロキャンプ用のダッチオーブンとしてスーパーディープ6インチは
- ソロにちょうど良いコンパクトな6インチサイズ
- 汚れたら洗剤で洗えるので手入れが楽
- 酸化被膜によりサビに強い
- 自宅でもIHで使える
という特長を持っていることから購入に至りました。
そして実物を手にすることによって、フタと本体の合わせの精度の良さや、しっかりとした溶接、要所に入っているロゴマークの刻印など、ユニフレームらしいもの作りであることが実感でき、購入して良かったと思っています。
このスーパーディープ6インチですが、
ソロキャンプで料理を楽しみたいけど、ダッチオーブンのメンテナンスは面倒だ。
という方にはいいのではないでしょうか。パパーマンもそのくちですよ。(笑)
このスーパーディープ6インチが2015年あたりで廃盤になった時、パパーマンが気づいた時点ですでに売れ切れになっており、入手できずにがっかりしたものです。
なので限定商品が出たときは思わず飛びついてしまいました。
もしも、このダッチオーブンがいいなぁ!と思われる方がいたとしたら、今回もいつ売れ切れるかもしれないので注意してくださいね。(笑)
最後にスーパーディープ6インチの関連記事をいくつかご紹介します。
スーパーディープ6インチのシーズニング方法の紹介です。黒皮鉄板製なので、通常のダッチオーブンよりシーズニング作業は楽でした。
スーパーディープ6インチには手羽元が8本ピッタリ入ります。(笑)
スーパーディープ6インチで焼きリンゴを作ってみた。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!