キャンプでテントを張るときに使うペグハンマーですが、これって石頭ハンマーを使えばいいのじゃないの?というお話です。
目次
石頭ハンマーはホームセンターで売っている
パパーマンが長年使用してきたペグハンマーが突然逝ってしまってから、ペグ打ちの時には石頭ハンマーという道具を代わりに使っています。どうでもいいですが、この石頭ハンマーの石頭は「せっとう」と読みます。そしてこれが、結構役に立つ代物なのですよ。
パパーマンはこの石頭ハンマーを、近所のホームセンターで購入しました。値段は確か1000円もしなかったと思いますよ。とにかく重さのわりにかなり安いです。(笑)その時はハンモックスタンドを固定するために鉄製の長い杭をガンガン地面に打ち込む必要があって、それまで使っていたキャンプ用のペグハンマーではヘッドが軽く頼りなく感じ、重いヘッドのハンマーを探していたのです。
石頭ハンマーって何?
コンクリートを斫る(はつる)時に、直接このハンマーで叩いたり、タガネを叩くときに使用するものです。
ハンマーをよく見ると丸い面と平らな面があり、直接コンクリートを叩くときは丸い面、タガネを叩くときは平らな面を使います。
石頭ハンマーはそもそもコンクリートを壊すことが出来るくらいの頑丈な道具ですから、キャンプで鍛造ペグを硬い地面にガンガン打ち込む時もビクともしないというわけです。
ペグハンマーと市販のハンマーの違いとは
ところで、みなさんはキャンプでペグを打ときのハンマーといえば、スノーピーク(snow peak) のペグハンマーに代表されるような、ヘッドの反対側にペグ抜きがついているハンマーを目に浮かべるのではないでしょうか。
そこでスノーピークのペグハンマーとパパーマンが購入した石頭ハンマーを比較してみたいと思います。
石頭ハンマーは取っ手がゴム製なので滑りにくい
購入した石頭ハンマーのいいところですが、まず柄の部分がゴムのような素材でできていて、すべりにくいのです。スノピのペグハンマーはといえばグリップが木製なので、どうしてもすべりやすいですね。そのためグリップに滑り止めがついてはいるものの、ゴムのグリップとの差はかなり大きいので、石頭ハンマーに軍配が上がります。またペグハンマーには万が一のために赤いハンドストラップがついていますが、このストラップも毎回手にかけないといけないのが面倒で、実際は使いにくいですね。
石頭ハンマーはヘッドが重いのでペグはグイグイ入る
次にヘッドの重さによるメリットが石頭ハンマーにはあります。ペグハンマーは製品の重さが650g前後ですが、パパーマンの使用している石頭ハンマーは1100gです。この重さの違いはおもにヘッドの重さの違いによるのですが、ヘッドが重いぶんソリッドステークのような鍛造ペグを、固い地面に打ったときもグイグイと入っていく感触が気持ちいいです。
分かりやすくい言えば、ペグハンマーでは5回くらい打たなければならないところを、石頭ハンマーだと3回打てばすむくらいの違いがあります。そもそもハンマーの重量を使う人の腕力に合わせるのは理にかなったことですが、これは市販のハンマーの購入を選択肢にいれることで可能になるのです。
石頭ハンマーは価格が圧倒的に安い
石頭ハンマーならホームセンターに行けば1000円前後で購入できます。これに対してスノーピークのペグハンマー PRO.C N-001はamazonで¥6,696-(この記事を執筆時)です。
この価格差はとても大きいですよね。石頭ハンマーが6、7本買えちゃいますから。(笑)これだけでも石頭ハンマーを使う理由になるくらいです。
石頭ハンマーの弱点といえば見た目が悪いこと。(笑)それとペグ抜きがついてないくらいでしょうか。見た目の話はともかくとして、ペグ抜きについては、もし必要なら市販のペグ抜きを一つ買っておけばいいのではないかと思います。
石頭ハンマーをペグハンマーとして使うまとめ
はじめてテントを購入するとテントに付属しているプラハンマーでアルミのペグを打ったりすることになるわけですが、そのうちプラハンマーに不満を感じ、銅や真鍮のヘッドのついた格好いいペグハンマーに買い換えるケースが多いと思います。パパーマンもそうでした。
そんなとき、いきなり高価なペグハンマーを購入するのではなく、市販の石頭ハンマーのようなものからステップアップしていくのもありではないでしょうか。なにせ、価格も安いですからね。
それでは、今回はこのへんで。