前回の記事「平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 三沢オートキャンプ場の朝」の続きです。
青森県三沢市にある三沢オートキャンプ場 5月1日(水)の午前。
キャンプ場を出発し、尻屋崎に向けて下北半島を朝からドライブ。人工物が無くなると、最果ての地を走っている旅情を感じます。
下北半島の風景は、人のいない北海道の草原を走っている時の風景よりも何故か寂しさを感じてしまうのです。
ファースト・コンタクト
馬出現ポイントに到着。車を降りて、ここから徒歩で探索することにしましょう。
ちなみに目の前の建物、ナンダロウ?と思ったら公衆トイレでした。(笑)
尻屋崎までの道のりです。
霧が立ち込める中、道の向こう側にある森の中から白い馬がヌッと現れました。
これが初めて寒立馬を見た瞬間です。寒立馬が想像以上にとても大きくてびっくり!
こんなに離れていても、馬との間に柵なんてないわけですからそれは迫力満点でしたよ。
正直に言えば、この白い馬はゾウと同じくらいのサイズに感じました。(笑)
いや、これはホントの話です。
セカンド・コンタクト
ところで寒立馬は野生の馬なのですが、性格は凶暴なのでしょうか?
注意書き看板がいくつかあり、これを読んだ感じだと、「ペットが見つかると食べられる?」とか「人が近づくと蹴られる?」とも読み取れるのです。
この看板に書かれていることを信じるなら、寒立馬って決しておとなしくない気がしますね。
もしかして襲われる?
「注意」の看板を見て馬に対する恐怖感が心の中で芽生えはじめたとき、ソイツがやってきました。
「いやぁぁぁ~!!」と心の中で叫びました。
だって、鼻を「フン、フン」と鳴らしながらこっちをジッと見ているじゃないですか!
この距離で、すでに肉食恐竜くらいの威圧感を感じました。
「コワーッ。」
こっちを見ながら、どんどん近づいてきます。
ドキドキしながら、馬を刺激しないようにジッとしていました。
「縁石を超えて、こっちに来ませんように。」と祈りながら。
何事もなくやりすごせたので、思わずホッとしました。
(シッポが長いです。)
と思っていたら、後方にミッチーが一人でポツンといました。
「怖いー、怖いー」と叫びながらも、一番馬が接近したところでしっかりとスマホで写真撮影している姿に感心しました。
さすがAB型、おそるべし。
寒立馬の群れ
それからしばらくして、馬が続々と出現しました。
寒立馬の体は大きいし、筋骨隆々としているのです。
馬が群れになってきました。
そこに観光客も集まってきました。
サード・コンタクト
またあっくんに向かって、真っすぐにアイツがやって来ました。
馬に少し慣れかけたところでしたが、やはりものすごい迫力。
この瞬間に、あっくんに「馬をなでてみて!」と助言しましたが、あっくんは馬に全く触れることなく、またやり過ごしました。
後で写真をよく見ると、馬の方も「あっくんに撫でられなくて残念だなぁ」という表情の様に思えました。(笑)
ミッチーの大胆な挑戦
ミッチーが大胆にも白い馬に接触しました。
食事中だった馬はこれが嫌だったらしく、このあと長い尻尾でピシャリとミッチーの手をはねのけようとしていましたね。
尻屋崎灯台と寒立馬のいる景色
尻屋崎灯台はちょうど工事中でした。
上の方は霧に包まれて、聖書に出てくるバベルの塔みたいな雰囲気でした。
この尻屋崎に住む寒立馬たちとの遭遇は、僕たち家族のいい思い出になりました。
それでは今回はこのへんで。
続きはこちらの記事をどうぞ。
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 一晩で岐阜から青森へ
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 おがわら湖のシジミの輝き
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 青森県三沢オートキャンプ場の朝
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 寒立馬の迫力
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 恐山の山開き
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 十和田湖乙女の像
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 秋田県なまはげオートキャンプ場
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 なまはげ大暴れ
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 山形県西浜キャンプ場
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 神秘の丸池様
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 日本海と鳥海山
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 寺泊は魚祭り
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 新潟県和島オートキャンプ場
- 平成と令和をつなぐファミリーキャンプ旅 旅の終わり