以前紹介したユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチですが、今回はこのダッチオーブンをシーズニングする方法についてご紹介します。
目次
ダッチオーブンを使う前に必ず行うシーズニングって何?
ダッチオーブンには、工場で作られてから販売されるまでの間に湿気で赤さびが発生しないようにクリアラッカーという塗料が塗られています。シーズニング(カラ焼き)とはダッチオーブンの表面に塗装された、このクリアラッカーを焼き切る作業のことです。
購入したばかりのユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ6インチを使用するには、まずこのシーズニング作業が必要です。と言うとちょっと面倒に感じますが、ユニフレームのダッチオーブンは黒皮鉄板を使用しているので一般的な鋳鉄のダッチオーブンと比べると作業は簡単ですよ。
今回はスーパーディープ6インチを使ってシーズ二ング工程を紹介していきますが、もちろんユニフレームのダッチオーブンであればサイズが変わっても手順は同じですので、この記事を参考にしていただければと思います。
ではさっそく、黒皮鉄板製ダッチオーブンのシーズニング工程を見ていきましょう。
ダッチオーブンのフタは油をつけずに焼くだけでシーズニング完了
まずはフタからシーズニングを行うことにします。ラッカーが焼けるときにはかなり煙が発生するため、今回はカセットコンロを使って屋外でシーズニング作業をやっていますが、ダッチオーブンをカセットコンロで使うことは取扱説明書の中で禁止されています。なので、これは自己責任で行っていますのでご了承ください。
パパーマンの家はIHなので、シーズニング作業には向いていないのですよ。もしキッチンにガスコンロと換気扇があれば、そこで行うといいですね。
フタは油を使うことなく、強火にして15~20分くらいただ焼くだけです。裏返して焼く必要もありません。クリアラッカーが焼けてくると、下の写真のようにはじめは黒色だったダッチオーブンの表面が灰色っぽくなっていきます。
焼いても黒色が残っている部分は黒皮鉄板の黒サビでは無くて、クリアラッカー被膜が残っています。シーズニングをやってみて思ったのですが、完璧にこのクリアラッカーを焼き切るのは難しいですね。
説明書によればダッチオーブンを何回も使っているうちに、この残ったクリアラッカー被膜は剥離してしまうそうです。ちなみにクリアラッカー自体は食品衛生法に適合しているそうです。
ダッチオーブン本体のシーズニングにはクズ野菜と油が必要です
次は本体のシーズニングです。本体は少し長く20分から30分くらい表面の色の変化を見ながら焼いていきます。フタと同様に、クリアラッカー被膜が無くなった表面は黒色から灰色っぽく変化していきます。
さて、ここでクズ野菜と油を投入します。油は匂いのないオリーブオイルがいいのですが、今回は家になかったのでキャノーラ油でやっています。油が本体内側の側面にも馴染むように3分くらい炒めてやります。クズ野菜を炒めるのは、鉄臭さをとるのが目的ですが、この後でダッチオーブンを洗う時にけっこう鉄の臭いを感じました。臭いをとる効果をあげるためには、出来るだけ匂いの強いネギや玉ねぎを多く使うと良いそうですよ。
洗剤で洗えるから便利なダッチオーブン
クズ野菜を炒めた後は、洗剤でキレイに洗ってやります。ユニフレームのダッチオーブンは洗剤でゴシゴシ洗っても問題ないのです。手入れが手軽でいいですね。
洗ったあとは、再び加熱して水気をとってやります。ここでは家のIHで加熱しました。ちなみにこの様に乾燥させるだけならIHでもOKなのですが、シーズニングにはあくまでも直火が推奨されています。
洗い終わったら、油を薄く塗っておきます。
ユニフレームのダッチオーブンは普通に使用した後では油を塗る必要はなく、加熱して水気を飛ばすだけでお手入れはOKです。長期間保管する場合には油をうすく塗るようにと取説には書かれています。
鋳鉄製のダッチオーブンだと洗剤で洗えないし、毎回使った後に油を塗らないといけないので、ユニフレームの黒皮鉄板製のダッチオーブンと比べればかなりお手入れが面倒に感じてしまいます。
今回行ったダッチオーブンスーパーディープ6インチのシーズニング手順は、ダッチオーブンを購入したときに付属している、下の写真のクッキングレシピ&取扱説明書に基づいて行いました。ご参考になればと思います。
それでは、今回はこのへんで。