GWの予定はファミリーキャンプのわが家です。
今年はキャンプ場からキャンプ場へ何回か移動する計画だったので、テントの設営時間をできるだけ短縮したいと思い、Ogawa(キャンパルジャパン)のグロッケ12T/Cを購入しました。
いずれこのテントの詳しいレポートをしようと思いますが、今回は本番(GW)前にテントを立てる練習を兼ね、グロッケを初張りしたときの様子をご紹介します。
目次
購入したグロッケ12T/Cの内容
下の写真は初めにPVCマルチシートを広げたもの。別売りのグロッケ12T/C用のPVCマルチシートを購入しました。
OgawaのPVCマルチシートとはピルツ7の時も購入したのですが、厚手でとても丈夫なシートです。もしテントを長く使うつもりでしたら、僕はこのPVCマルチシートの使用をオススメします。
グロッケ12T/Cの収納バッグです。テント総重量は14.7kgと、さすがにT/C幕ということもあり大きくて重いですね。(#^.^#)
でも、ロッジシェルターは幕体と鉄骨を合わせると優に20kg超えていましたから、それを思えばこのくらいは何ともないかと・・・。
バックの中は幕本体と、グランドシート、ポール、ペグ+ハンマーの収納袋です。
T/C幕は目に入ると眩しいくらいの白さ(笑)でした。
グロッケ12T/Cを立ち上げる
では、グロッケを立てるまでの工程を見ていきましょう。
ワンポールテントなのでまずはペグダウンする
さて、まずはテントの入り口の向きを確認しながら、幕本体をPVCマルチシートの上に広げます。
次にペグを打ちます。5角形の床なので星の絵を描く時の順序で打っていきます。
コーナーだけではなく、5辺の中央にもペグダウンする仕様です。
メインポールはスチール製
グロッケ12TCのメインポールはφ32mmのスチール製。とても丈夫そうです。
テントの中に入って、センターポールを立ち上げ中です。この時、上部の換気窓のつっぱり部分を取り付けておきました。
入り口専用のフレームあり
テントの正面には大きな出入口があります。この出入口の空間は大きな山型のフレームで支えられています。
このフレームを取り付けたら、あとはガイロープをさらに張っていくだけです。
Ogawaのアイアンハンマーがついてくる
テント付属のペグは使用せず、手持ちの鍛造ペグを使っています。付属ペグは使いませんでしたが、この付属ペグハンマーは使いました。(^^♪
さすが小川さん、太っ腹です。プラスチックのハンマーは入れていません。
このハンマーは”アイアンハンマー”という商品名で単品でも売られているもの。Amazonで2,000円を少し超えるくらいの価格で売られています。
アイアンハンマーは550gと最近のペグハンマーの中では軽め(スノーピークのペグハンマーPRO.Cで670g)なので、ミッチーにはとても使いやすかったようです。
僕も女性が使うハンマーとして、ちょうどいいサイズだと思いました。
グロッケ12T/C完成までの所要時間
最後にグランドシートをテントの中に入って取り付ければ完成です。
小川のテントを見ていると、このグロッケが発売された2018年頃からデザインに力を入れているのが分かります。
ベルテントと言えばNordiskのアスガルドや、ROBENSがとても有名ですが、これらのテントと比べても、グロッケのデザインの方がずっと洗練されているという感じがします。
・・・って、これは自己満足ですのでお許しください。m(__)m
グロッケ初張りに費やした時間は2人で30分といったところでした。
初回なのでグランドシートを本体に取り付けるのに時間が掛かりましたが、最後はグランドシートを取り付けたまま撤収したので2回目からはこの作業が不要になります。
あとはガイロープもテントに結びつけたたままですので、この時間も2回目に張るときは無くなりますね。
テントの張り方も今回で頭に入ったので、2回目は一人で20分あれば張れるような気がします。
グロッケ12T/Cの室内
ポールを受けている屋根の中央はピルツシリーズの様に開きません。上部の換気窓はその近くについている2個所。
この写真の様にメッシュを開けたままにしておいたら、夜になってここから小さな虫が入ってきました。メッシュは必ず閉めるべし。(笑)
グロッケの床は五角形。壁の一面は大きな出入口で、あと4面には下の写真のような大きな窓がついています。
窓は全面メッシュに出来ますので、通気性はとても良さそうです。これなら夏も風が入ってきて涼しそうです。
グロッケ12T/Cの外観
正面から見たところ。
入り口には短いひさしがあって、少しくらいの雨なら室内に雨が吹き込まないようになっています。
もちろんこの大きな面は全開にできますので、暑い季節にはありがたいですね。
後ろから見たところ。立ち上がりとひさしの茶色い部分は汚れに強いポリエステル生地になっています。
下の写真の窓の大きさがわかるでしょうか。日本の夏の暑さを知るOgawaだからこそ、こんな大きな窓のデザインになったのだと思います。
雨除け、日除けと、テント内への視線を遮ってくれる大きなひさしもありがたいですね。
ところで、テントの入り口部分には大きなフレームを取り付けましたが、他のベルテントが垂直に立ち上がっている部分はどうなっているのか不思議ではありませんか?
僕はとても意外だと感じましたが、はじめから幕の中に短いフレームが入っていましたよ。
テントの頂点に帽子のようなカバーがあり、デザイン上のワンポイントになっています。
グロッケ12T/Cを張り終えた感想
テクニカルコットンの耐水性は?
早速テントを張った日の夜に大雨にあってしまいました。(笑)
新品のせいか、白いポリコットンの部分は雨をしっかり弾いていました。
そのおかげで、朝、撤収するまでにはテントはすっかり乾いていました。
T/C素材の風合いはやっぱり良かった
グロッケ12TCの初張りの日に、このテントで一泊してみました。
夜になってテントの中でランタンのあかりを灯すと、天井部分の白いポリコットンが照らされて、良い雰囲気のテントだなと感じました。
わが家には似合わない(笑)、高級感があります。
グロッケ12TCを買って、よかったと思った瞬間でした。
グロッケ12T/Cのサイズ感
グロッケ12TCの「12」は床面積が12m2という意味。同じ面積の正方形で考えると1辺が約3.5mとなります。
コールマンの定番ファミリーテント タフワイドドームの床面積が□3m×3mですので、これに比べるとグロッケ12T/Cは室内の広さに少し余裕がありますね。
3人家族がテント内で食事をし、そのまま横になって寝ることができるテントが欲しかったのですけど、今回張ってみて目論見通りちょうどよいサイズだったことが分かりました。
同じ床面積でも、これがピルツのような円錐型のティピーテントだったらもっと狭く感じたと思いますが、やはりベル型テントは床から立ち上がりがあるので広いようです。
ちなみに2019年から「グロッケ8」という一回り小さいテントが追加になりました。
このテントは文字通り面積が8m2という意味ですので正方形にすると1辺が2.8m、今度はタフワイドドームより若干小さくなります。
当初、僕はこのグロッケ8の方を購入する検討していました。でも偶然キャンプ場で実物が張られているのを見た時、「こりゃ、小さいな!」と感じたのです。
グロッケ8はDUOキャンプで使うくらいが、ちょうどいいサイズのテントですね。そう思って今回は購入を見送りました。
というわけで、参考になったでしょうか。
これからグロッケ12T/Cをしっかりと使っていきますよ!
それでは、今回のお話はこのへんで。