夏に涼しいテントが欲しいと思い購入したモンベルのムーンライト5型。さすがに長い間作り続けられているだけあって、テント細部に設計者の考え方が感じられる仕上がりになっています。今回はこのムーンライト5の使い勝手を詳細に見ていきたいと思います。

モンベルのムーンライト5型を使ってみて

パパーマンが現在使っているテントはモンベルのムーンライト5型です。このテントは今年になってから使っています。昨年は小川キャンパルのピルツ7という、もう廃番になってしまったワンポールテントをずっと使用していましたが、設営が簡単ではあるものの、風通しが悪くて夏場にテント内が暑くなるのが泣き所でした。

設営が容易な点はそのままに、弱点の暑さについて何とかしたいと思い 昔から涼しさに定評のあるモンベルのムーンライト5型を選ぶに至りました。

ムーンライト5型については、これまでに設営方法を紹介していますが、

今回は、このムーンライト5型を細部まで観察していきたいと思います。この記事がムーンライトをご購入を検討されている方の参考に少しでもなればと思います。

ムーンライト5の写真14

A型フレームをベースとしたムーンライト5型の外観

まず、外観から見ていきましょう。ムーンライトシリーズはA型フレームで出来ているので、基本的には三角形があつまることで全体を構成しています。そのせいでクロスフレームのテント等と異なり、外観は角ばった印象がありますね。

また、モンベルのテントの中でも歴史のあるテントなので、正直言ってデザインが新しいという感じはしません。

でも、飽きのこないデザインだと思いますよ。

ムーンライトのカラーは2色あります。

パパーマンは他のキャンプ用品と比較的色を合わせやすいアイボリーを選びましたが、その他に昔からあるグリーンがあります。

ムーンライト5の写真01

パパーマンは、ムササビウイングというタープと組みあわせて使用することが多いのですが、サイドから見ると、この様な感じになります。

テントとタープが一体感があって奇麗に感じます。

この組合せは、とても気に入っていますよ。

ムーンライト5の写真10

ムーンライト5型の居住性 なぜ5型なの?

それでは、居住性です。下の写真は正面から見たところです。パパーマンはこのテントをソロキャンプで使っているのですが、奥にコットを一つ置いています。

ムーンライト5の写真15

コットの手前に座って、入り口側を見たところです。テントの約半分がリビングスペースとして使えるので、荷物を入れたり雨が降れば炊事も出来ます。(もちろん、火器の使用は自己責任でお願いしますね。)

カタログでは居室の高さが136cmなので大人では立てませんが、あぐらで座っても上部にはかなり余裕があります。

ムーンライト5の写真06

ところで「ムーンライト5型」という名称から、このテントは5人用のテントと思うのではないでしょうか。 たしかにムーンライトⅠ型は1人用だし、ムーンライトⅡ型は2人用、その他のムーンライトテントも、この数字が使用可能な人数を表しています。

ところがですね、ムーンライト5型は下のモンベルの説明資料だと大人2人と、子供2人の合わせて4人が定員になっています。もしくは、大人だけだったら3人が定員だと思います。

これはもしかすると本来はムーンライト4型とするところを、やはり日本のメーカーなので4という数字を嫌って5としたのかもしれません。そう、ホテルで○○4号室が無いのと同じ理由ですね。

ムーンライト5サイズ
<資料はモンベルのHPより転載>

子供が小さいうちは、モンベルの資料の様に4人でなんとか泊まれると思います。大人と子供がくっついて寝ることになるので、きっと小さなお子様も安心して寝ることが出来るでしょう。パパーマンはテント内の荷物置き場などを考えると、実用的には2人用(DUO)のテントとして、このムーンライト5型がちょうど良いのではないかと思います。

もう一つ、テント内の広さについてつけ加えます。ムーンライト5型以上になると下の写真の様にA型フレームが2本になるのですが、この2本のフレームのおかげでテントの壁が比較的垂直近くまで立ち上がるので、テントの中に入ると想像以上に広く感じられます。

ムーンライト5の写真13

風通しの良い小窓の工夫

次に窓を見てみましょう。ムーンライト5は前後の入り口にメッシュを備えた大きな開口があります。この開口だけでも風通しがいいのですが、さらにテントの左右に小さな窓がついているのが特長で、この窓をあければ風通しがさらに良くなります。

下の写真は、窓をテントの中から見たところ。三角形の窓はファスナーで開閉できます。この窓はテントの上の方についているので、あけていてもテント内のプライバシーを守ることが出来ます。

ムーンライト5の写真03

あけた三角窓はクルクルと丸めて、写真の様に固定しておくことが出来ます。

ムーンライト5の写真04

小窓を外から見たところです。向こう側の窓が見えていますね。この2つの窓の間で風が通りぬけます。

また窓の上にはひさしがあるので、雨の時に開けておいても大丈夫です。 ここはポイントが高いです。

ムーンライト5の写真02

また最近気がついたのですが、前後の出入り口も左右の小窓の様に上の方だけ三角形に開けることが出来ますよ。ホント、かゆいところに手が届きますね。(*^-^*)

ムーンライト5の写真16

ムーンライト5型のユーティリティをみてみましょう

次は天井を見ていきましょう。天井には、小物を吊り下げることが出来るD型のリング金物が5か所ついています。パパーマンは今のところ所有していませんが、この金物を利用してオプションでオプショナルロフトという荷物を置いて置ける棚が売られています。

↓こんなやつです。

ムーンライト5の写真12

真ん中の金物にLEDランタンを吊り下げたところです。ちょうどこのDリングの真上でインナーテントがA型フレームに固定されているので強度は十分です。

ムーンライト5の写真05

他の4つのDリングは、ちょうど小窓と出入り口の上にあります。ちょっとした物を吊り下げられるので、とても便利です。

ムーンライト5の写真07

4すみにはポケットがついています。眼鏡やLEDライトなどを入れておくと、必要な時に暗闇でも手探りだけで見つけることが出来るのでこういう配慮は助かりますね。

ムーンライト5の写真11

前室の部分です。この前室は想像通りあまり広くはありません。半分だけ開けると、煮炊きがやっとできるくらいかな。

クツの置き場としては十分な広さです。

ムーンライト5の写真09

以上、モンベルのムーンライト5型の観察でした。

モンベル ムーンライト5型まとめ

パパーマンはこのテントをまだ使って間もないのですが、それでも細部を見ていけばいくほどよく考えて作りこんでいるのが感じられます。

小川キャンパルの定番テントを使っていて同じように感心したことがありますが、今や安価な中華製のテントが多くなってきている中で、こういう日本製テントはだんだん少なくなっているので、このムーンライトシリーズは改良をしながらいつまでも売り続けてほしいと思います。

あと、耐久性の評価はこれからですが、作り自体はやはり日本製とあって丁寧に作られていますよ。

というわけで、一番はじめに書いた風通しの良さもあって、パパーマンはこのテントをとても気に入っています。ムーンライトテントは十年以上もの長い間使っているユーザーさんが結構いらっしゃるようですが、それもわかる気がします。

まだまだ、これから1年を通して使ってみますので、また気づくことがあったら書きますね。

それでは、今回はこのへんで。

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