マキ割りをなぜやるのか
今年も寒くなってキャンプで焚火を楽しむ季節になりましたが、焚火のマキ割りで使用しているパパーマンお気に入りの鉈(ナタ)を紹介します。
焚き火では、いつもホームセンターで買ってきたマキを使用しています。買うのは一番値段の安いヒノキのマキで、近くのお店では一束380円で売っているものです。
針葉樹のヒノキは比較的燃えやすい木材なのですが、買ってきた太い薪をそのまま焚火に使うと芯が焼け残ってしまうことがあります。そこで薪割りをして木を細くしてやると燃えやすくなるので当然焚き火の火力も強くなるし、焚火が終わったらきれいに灰になってくれるのであと片付けも楽になります。
そんなわけで少し面倒な作業ではありますが、パパーマンは焚き火前に薪割りをすることにしています。
上の写真のナタは近与 安全鉈 大 150mmという商品ですが、1年ほど使っています。なかなか使い心地が良くて気に入っていますよ。
マキ割りに適したナタとは
ナタの刃の形状ですが、片刃と両刃の2種類あります。片刃は、ブレードの片側に刃がついているもので、断面がレの形をしています。片刃は幹に沿って枝を切り落としたり、木を削ったりするのにより適しています。両刃に比べて、刃の先端が細いので比較的よく切れます。
一方、両刃はブレードの中心に刃がついているもので、断面がVの形をしています。両刃は、マキに打ち込むと真っ直ぐに刃が入りますので、マキ割りをするには必ず両刃を購入しましょう。
パパーマンがはじめにナタを買ったとき、よくわからずに片刃の方を買ってしまい、このナタはその後一回も使っていません。(使えません) 皆さんは、気を付けてくださいね。
近与 安全鉈 大 150mmの紹介
僕が使っているナタの仕様です。近与 安全鉈 大 150mmという商品です。
- より安全面に配慮した鉈!
- 打ち込み防止ガードつき
- 刃形状:両刃
- 刃渡り:約150mm
サイズ比較のため、CB缶を並べてみました。この刃のサイズがおすすめです。ホームセンターのマキを小さく割っていくときには、このサイズが使いやすいですね。
良く見ると龍の模様がついています。とても渋い雰囲気です。
ナタの先端を拡大した写真
刃が欠けるのをふせぐ打ち込みガードつきのナタ
ここが、打ち込みガードと呼ばれている部分で、この形状が安全鉈の特長になります。ナタでマキを割るときには地面にマキを立てて割ることになりますが、割った瞬間にナタの先端が地面に当たることがあります。
そんな時、先端まで刃がついていると刃が欠けてしまうかもしれませんし、地面ではなく台の上で割っているときは台を傷つけるかもしれません。この打ち込みガードは、そんな不安を解消するものです。
ナタを使う時に気を付けよう
ナタって、刃が鈍いイメージがありますが、実際はそんなことは無くてかなり鋭いので、使っている時にケガをしない様に集中して作業をしましょう。
マキを割るときは利き手と反対の手でナタの柄をもち、下の写真の様にたてたマキに刃をまっすぐにのせます。この時に軍手などをすると、柄を握っている手が滑りやすいので素手で握りましょう。
この状態から、利き手でマキを1本つかんでナタの背をバシバシたたいて打ち込むとマキがパックリ割れます。割れたときに、刃が自分の足に当たったりするとケガをします。ナタがまっすぐ下に動くようにたたきましょう。
ホームセンターで買ってきたマキでさえ少し自分で割って焚火をすると、また格別な感じがするものです。ヒノキのマキはたき火から、ヒノキの香りもしてきます。
さて、あとは冬キャンプで焚火を楽しみましょう。
それでは、今回はこのへんで。