2017年10月7日(土)の朝
いつもの公園にカメラを持って、生物観察にきました。
この日の様子ですが、昆虫は時々蝶々が飛んでいるのと、小さなバッタを見かけるこちが出来るくらいに減ってしまいました。トンボは糸トンボの仲間についてさえ、もうここでは見ることが出来なくなりました。昆虫に限れば寂しい限りです。
そこで鳥はといえば、この日はセグロセキレイを頻繁に見かけました。そのセグロセキレイが池の中の止まり木にとまっていたので、さっそく撮影をしていたのです。そしてしばらくして、セグロセキレイは止まり木から飛びたっていきました。その時、撮ったのが下の写真です。
その直後、ごく自然にカメラのファインダーから目を外しました。
そして、それはファインダーから目を外す直前の一瞬の出来事のことでした。
青い鳥が今までセグロセキレイがとまっていた止まり木に、こっちを向いてとまっていたのです。「あっ、」と気がつき、慌ててもう一度ファインダーを覗いたのです。でも、今度はそこに青い鳥はいませんでした。肉眼でも、もう一度確認しましたがやはりいません。
「あれっ、幻覚(幻視)か?!」
それを幻覚と呼ぶにしては、はっきりと見えた気がしたのです。でも、セグロセキレイが飛び立った直後の止まり木に、カワセミがとまっているなんてあるだろうか。事実として、今はそこにはいない訳だし。
「幻覚とは、こんなに明瞭に見えるものか・・・。」確かにカワセミがここにいないかと、家を出る前からずっと思っていたものだから、とうとう幻覚を見てしまったのかもしれないと思えてきました。
そして、「いやぁー、やっぱり最近疲れているのかな。」と思ったりもしました。
「落ち着け、落ち着けよ自分。」
あれが幻覚でなければ、まだ近くにカワセミがいるはずです。まず探さなくては!
天が呼ぶ 地が呼ぶ 人が呼ぶ 悪を倒せと俺を呼ぶ
パパーマン、それはそれは目を血眼にして周囲を見回しましたよ。もちろんさっきのが幻覚ではないと、思いたかったので。
で、やっぱりカワセミが視界の外にいました。左の池の縁石の上に背中を向けてとまっていましたね。
昔見たTVの特撮ヒーロー番組の正義の味方の登場シーンには、一度飛び道具で悪役を攻撃をして、ひるんだ悪役が誰の仕業か周囲をキョロキョロ探した末にビルの屋上でヒーロー役が背中を向けているのを見つけ、「おまえは誰だ!」と問いかけるお決まりの展開がありました。
今、パパーマンはその悪役の様な気分です。
「や、やりますね。。。カワセミ君」 (-_-;)
そのカワセミはしばらくすると飛び立ち、さっきの止まり木に当たり前の様にとまりました。なんだか、これも特撮ヒーロー番組と同じ展開なので、悔しい感じがしましたね。
だけど一方で、やっぱりあれは幻覚じゃなかったんだと安心したのはいうまでもありません。
今度こそカワセミをうまく撮りたい
先週のお散歩では、はじめてカワセミにカメラを向けたものの、家に帰ってPCで画像を拡大してみると、ピントがうまく合っていない写真ばかりで残念な結果に終わってしまいました。
カワセミって小さすぎるので、ピントが合っているかどうかファインダーを覗いていても、なかなかわからないのですよね。でも、今回は対策を考えてきましたよ。
その対策とは、とにかく連写することです。
下手の鉄砲なんとやらですね。(苦笑)
カワセミですが、すぐに飛んでいきそうな雰囲気ではなかったので、絞りを変えたり、シャッタースピードを変えたりして写しました。
今回の連写作戦は成功でした
今回もピンボケ写真が多かったのですが、連写した分だけピントが合った写真もそれなりにありました。なので、連写作戦は成功だったかな。
写真はどれもパパーマンの所有する望遠ズームレンズの望遠端300mmで撮ったものを、あとでトリミングしています。なにぶん古いレンズなので、これくらいの写りが限界なのでしょう。
しばらくしてカワセミが、どこかに飛んでいきました。今度はエサをとっているところを見てみたいものですね。今回は達成感を感じたお散歩でした。
それでは、今回はこのへんで。