ツバメは幸福の象徴とあり続けるのか
前回の記事「焼きナスは早く焼くべしという中華料理屋さんの言葉」の続きです。
粕川オートキャンプ場 2017年6月18日(日)の夜明け前です。
この日もパパーマンは夜明け前に目が覚め、日の出を見ようとテントから這い出てきました。それにしても最近、キャンプでは目覚めが良いのです。健康的な目覚めをしている気がしますね。
早起きすると、ちょっとした発見があったりします。朝一番にトイレに向かった道で、頭上から聞こえてきた小鳥の鳴き声。見上げると、ツバメが電線に群れでとまっていました。最近、粕川オートキャンプ場の河原で一番よく見かける鳥が、このツバメです。
ツバメたちをじっと観察していると風が吹くタイミングで電線にとまったままパタパタ羽ばたくのですよね。ちょうど、下の写真がその瞬間です。これって、風でバランスをくずしてしまうからなのでしょうか。それともエサの虫が風で飛んでくるので、飲み込んでいるのかな。
ツバメは冬を南の国で過ごし、春先にエサの多い日本へと戻ってきて子育てを行います。昔からツバメは天敵のカラスから身を守るために、人の住む家の軒先に巣を作っていました。もちろん人の方もツバメは稲の害虫を食べてくれる益鳥として歓迎されていたのですが、最近は農家の人口も減ったせいか、特に都市部では事情が変わってツバメの糞害のほうが問題になっているようです。
先日、神奈川県相模原市内のJR相模湖駅前で、ツバメのフン掃除をしていた駅員が巣を壊しヒナが落下していたことがニュースで報じられ問題になっていましたね。その落ちたヒナは車にひかれて死んでしまったようです。駅員が巣をわざと壊したのではないとの話だったので結局のところ真偽は分かりませんでしたが、ちょっと残念な気持ちになりました。
都市部のツバメは巣を壊されたりして減り続けているそうで、ツバメの住みにくい時代になったものです。このままだと、いつかツバメの居ない日本の春が訪れることになるのでしょうか。
もう一枚、ツバメの写真です。
日の出を待つが
さて河原に戻り、亀石のところで日の出を待ちます。
ところが、空はこんな感じで曇り空なのです。とっくに日が上ってもおかしくない時間になりましたが、この空ではいくら待っていても太陽は見られそうにないですね。
それにしても、川の水が減ってしまいました。川幅がかなり狭くなっています。今年は梅雨入りになって、すぐに雨が全然降らなくなってしまいましたから。
実際に粕川に流れている水の量は、たったこんだけです。このままだと水不足にならないか心配です。今回も歩いて楽々と、向こう岸まで行けそうです。
アオサギがいた
アオサギを発見。キャンプ場の近くの粕川にはアオサギが住んでいるのですが、なかなか警戒心が強くて人のいる近くには姿を見せないのです。朝は人気がまだ少ないので、キャンプ場の前の河原に姿を現したようです。
こうしてみると、アオサギの色って背景の石にとけ込んで目立ちませんね。
日の出を見るのはあきらめて、テントにいったん戻ります。
お腹が空いたので、ニトスキの16cmでウィンナーを焼いています。
ウィンナーと、お茶漬けで朝食です。
春夏秋冬
本日のテントの前は、雑草が生い茂って視界が悪いです。ここからは河原の様子を見ることはできません。ところが冬だと、この草が全て枯れてしまって、ここから河原が見れるのです。
この雑草を見てすごいなと思うのは、冬のキャンプ場の風景を知っているからかもしれません。
今回は、このへんで。
続きは次回「このあたりに伝わる河童伝説を発見した」の記事をどうぞ。