ソロソウルウォウウォウにウッドストーブMをインストールする
ソロソウルウォウウォウにウッドストーブサイドビューMを入れて至福の時間を!

こんにちはochanです。

今回はDODのソロソウルウォウウォウにテンマクデザインのウッドストーブサイドヴューMを入れる方法と注意点についてお話します。

僕は昨年の秋から、ソロキャンプの時のテントはずっとDODのソロソウルウォウウォウを使っています。

晩秋まで焚き火だけで暖を取ればそれだけでも十分心地よかったキャンプも、もみじが散って季節が冬に移ろうころから日没後のキャンプ地の寒さにせきたてられるようにウォウウォウで使う暖房器具をあれこれ試すようになりました。

石油ストーブ、ガスストーブ、電熱ベストなど、毎回キャンプで手をかえ品をかえしてきたのち、最終的には薪ストーブを試すことに。

ウッドストーブサイドビューM

昨年の冬は同じDODのショウネンテントをずっと使っていたのですが、ショウネンテントの場合は薪ストーブを入れるには幕内がせまくて無理があったのですよね。

それがソロソウルウォウウォウを使う様になってすぐに「このテントなら、薪ストーブが使えるのでは?」と思ったのです。

それまで薪ストーブを使うときはテンマクデザインのサーカスTCと組み合わせていたのですが、実際にこのソロソウルウォウウォウで薪ストーブを使ってみるとなかなか相性の良い幕だと感じました。

そこで今回は僕が実際にウォウウォウに薪ストーブ(テンマクのウッドストーブM)を入れてソロキャンプをした時に気づいたポイントをまとめてみました。

同じ様にこの幕に薪ストーブを入れて使おうと検討されている方のご参考になれば幸いです。

それでは、しばらくおつきあいの程よろしくお願いします。

薪ストをインストール

ソロソウルウォウウォウと薪ストーブの相性が良い理由

はじめに、ソロソウルウォウウォウで薪ストーブが使いやすい理由についてお話します。

 なお、今回のようにテントの中に薪ストーブを入れる使い方については、テントメーカーや薪ストーブメーカーが推奨しているものではありませんので、一酸化炭素中毒や火災の発生などに十分注意し、あくまでも自己責任で使用するようお願いします。

ダブルファスナーを採用

みなさんご存知のサーカスTCに薪ストーブを入れて冬キャンプで使われているのをよくみかけると思います。

その理由はいろいろ考えられますが、一番大きなことはサーカスTCにはダブルファスナーが採用されているからだと思っています。

普通のテントだと煙突の貫通部の仕舞に幕避けを入れたり、テント生地に穴を開ける加工などの一手間が必要になりますが、ダブルファスナーがついていれば上の方のジッパーを開けて煙突を貫通させるだけで薪ストーブがインストールできるためとても簡単です。

ソロソウルウォウウォウは、前後4箇所のファスナーすべてにこのダブルファスナーが採用されています。

ダブルファスナー採用

幕内の広さに余裕がある

テント内に薪ストーブを入れた時、テントの生地からストーブが近いと風でテントが煽られた場合にテントが熱いストーブにふれて溶けたり、また人の動線上に薪ストーブを置くことになれば火傷をする危険性もありますので、薪ストーブを入れる幕にはある程度の広さが必要となります。

この点、ソロソウルウォウウォウはソロキャンプ用の幕としては内部にゆとりがあるため、薪ストーブを安心して配置することが可能なのです。

幕の中に薪ストーブを置くスペースあり

煙突先端から幕までの距離をとりやすい

僕はウッドストーブサイドヴューMのドラフトを上げるために、別売されている純正の直管を2本継ぎ足して使用しています。

下の写真はサーカスTCにその直管2本分長い煙突を入れた時のもの。

サーカスTCと煙突

薪ストーブを使っている時に心配なのが、火の粉によって幕に穴があかないかということです。

実際に薪ストーブを入れて使っている僕のサーカスTCは、小さな穴がやはり数か所あいています。

これは煙突の先端から火の粉が飛び出して幕に落ち、そこが熱で溶けることによっておきるもの。

そこで煙突出口から幕までの距離を大きくとってやれば、飛び出した火の粉が幕に落ちるまでに燃え尽きて温度が下がる確率が高くなるため、そのぶんだけ幕に穴があく可能性が減ります。

ウォウウォウはサーカスTCのようなトンガリテントに比べると天井高さが170cmと比較的低いので、そういう意味で穴があきにくいテントになります。

下の写真は先ほどサーカスTCで使用していた煙突と同じ長さのものを、今度はウォウウォウに入れた時のものです。

煙突先端からテント生地までの距離の違いが一目瞭然ですね。

煙突先端からテントまでの距離が大きい

テントがTC素材だということ

テントの素材がTCであっても熱で溶けないわけではなく、限度を超えるとナイロンと同じように火の粉で穴があいたり煙突の貫通部が溶けてしまいます。

それでもTCのほうが熱に強いので、もし薪ストーブを使うならウォウウォウのようなTC素材のテントに入れるのがベターですね。

ウォウウォウに薪ストーブを入れる時の注意点

次にソロソウルウォウウォウに薪ストーブを入れて使う場合の注意点をあげますので、ご参考にしていただければと思います。

幕の高い方に薪ストーブを入れよう

ウォウウォウの天井は傾斜がついていて高い方の高さが170cm、低い方は130cmです。

テントの煙突貫通部は煙突の熱で溶ける可能性があるので煙突ガードで保護をする必要があります。

その状態でもなるべく幕の高い位置で煙突を貫通させた方が、貫通部の温度がより下がるので安心感が増します。

ウォウウォウの場合は下の写真のように天井高さが170cm側のファスナーから煙突を出すようにセッティングした方が良いということです。

この場合の出入口は天井130cm側のキャノピードアを使うことになりますが、こちらをドアにした時のメリットについては後述しますね。

背の高いドア側に薪ストーブを入れる

薪ストーブとテントの間は十分なスぺースをとろう

ウォウウォウでファスナーの一番高いところから煙突を出そうとしたとき、近くにある幕を支えるポールが邪魔で思った通りの位置におけない場合もあるかもしれません。

そのような場合、強風により幕が風圧で内側に寄ってきたりすることもありますので、薪ストーブの配置は無理をせずに出来るだけテントから離すことを優先して決めましょう。

テントと薪ストーブの間の距離

ベンチレーターは必ず開けておく

薪ストーブは石油ストーブなどと違って燃焼ガスを幕内に放出しないので比較的安全な火器だと思いますが、それでも場合によっては空気が全く汚れないわけではありません。

幕内の換気のためにも、薪ストーブを使っている時はベンチレーターを開けて使うようにしましょう。

またテントの中に一酸化炭素濃度計を設置しておくことをお勧めします。

ベンチレーター

煙突ガードの取り付け位置に注意

ソロソウルウォウウォウの煙突貫通部(ドア面)はかなり角度がたっているので、煙突ガードでカバーする必要のある範囲も広くなります。

煙突ガードを取り付ける際は、熱い煙突がテントにふれることのないように、取り付け位置に十分注意しましょう。

煙突ガードとテント

煙突の高温化に注意

ウッドストーブM(に限らずですが)はダンパーを全開にすることで燃焼がとても良くなりますが、そのままずっと使っていると煙突が高温になり根元から色が赤く変わってきます。

この状態のまま使い続けると、やはり貫通部のテント生地が溶ける可能性がありますので、ダンパーの開度をコントロールして適正な温度で使う様に心がけましょう。

下の写真はサーカスTCでウッドストーブを使用した時に赤くなった煙突です。

煙突が高温になった状態

小さいキャノピードア側を出入口にすると熱が逃げにくい

高いキャノピードアのファスナーに煙突を貫通させたら、反対側の背の低い側のキャノピードアを出入り口にするのが一番自然な使い方になりますね。

いつもと反対側がテントの正面になるのでなんとなく初めは違和感がありますが、慣れてくれば案外見た目も悪くないかなと思うようになりました。

低い出入口を使う

上の写真は低い側のキャノピー(屋根)を作ることでドアが全開になっていますが、風が無ければこの状態でも暖かい空気が天井付近にたまるおかげで、反対側の背の高い方を正面にし全開で使う場合に比べて暖かいと感じます。

テントの天井部に温かい空気がたまる説明図
テントの天井部に温かい空気溜まりが出来る

 

というわけで幕内を暖かく使うという点からも、薪ストーブを入れた時は低いキャノピードア側を正面にして使うことをお勧めします。

 

薪ストーブで至福のソロキャンプの夜を!

以上、DODのソロソウルウォウウォウにテンマクデザインのウッドストーブサイドヴューMを入れて使う方法や注意点についてお話してきました。

どちらもソロキャンプ用のテント、薪ストーブとして人気のある製品で、とても使いやすくて気にいっています。

冬キャンプで薪ストーブを幕内に入れてヌクヌクと暖まったり、ストーブを使って調理をする時はもう至福の時間と言ってもいいですよ。

みなさんも、是非チャレンジしてみてくださいませ。

最後に参考になる記事へのリンクを貼っておきます。

ソロソウルウォウウォウの初張りキャンプの記事です。

ウッドストーブサイドヴューMの紹介記事です。

ソロソウルウォウウォウにウッドストーブサイドビューMを入れて初めて使った時のキャンプ日記です。

薪ストーブで暖まる

それでは、今回はこのへんで。

みなさん、楽しい冬キャンプを!

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