こんにちは、ochanです。
SNSでも話題になっている100均Daisoのメスティン、実はお店で売られているのを僕はまだ見たことがありません。(笑)
あまりの人気商品なので、きっと田舎に住んでいる管理人宅周辺のダイソーさんには入荷されない?ことになっているのだと勝手に思ってます。(売れ切れじゃない。売ってない!)
ところがある日、ひょんなことからツイッターのフォロワーさん(土の塊さん)のプレゼント企画で、運良くこのダイソーのメスティン(以降、略して”ダイメス”と呼びます)が当選しまして、めでたくこのダイメスを手にする日を迎えることが出来たのです。
実際にこのダイメスを手にとってみると、「ええーっ、これで500円なの?!」と本気で驚いたほどクオリティが高かったのです。これ、ほんとうに本家トランギアのメスティンに負けていないレベルだと思います。
そこで今回の記事では、ダイメスをすでに手にされて使ってらっしゃる方や探しているけどまだ手に入れられない方へ、ダイメスの魅力と使い勝手についてご紹介していきたいと思います。
目次
ダイソーメスティンは500円なのに本気のキャンプギア
僕がこれまで使っていたトランギアのメスティン(レッドハンドル・小)の定価が1600円(税抜)なのに対し、今回ご紹介するダイメスの定価は500円(税抜)と、ちょうどトランギアの1/3の良心価格で売られています。
ではダイメスが品質でトランギアに負けているかというと、実はそうではないのです。
たとえば、トランギアのメスティンはフチに加工時に出来るバリが残っていて、はじめて使う前にはサンドぺーパーなどでバリ取り作業をするのが定番ですが、僕のダイメスは指で触ってみたとろバリがありませんでした。ですので、この手間が不要で助かっています。
というわけで、バリが無い点でダイメスの方が上です。
では、次に性能面ではどうでしょうか。
これはまた後で詳しく説明しますが、ダイメスは耐食性を向上させるアルマイト加工がされていますが、トランギアのメスティンは何も表面処理がされていません。
というわけで、表面処理の点では性能でダイメスの方が上ですね。
明らかにダイメスがコストダウンしているのは製品サイズです。
ダイメスは一回りトランギアより小さいため、炊飯できる容量はその分小さいのです。トランギアのメスティン(小)は最大1.5合まで炊けるのですが、ダイメスは1合が限界。
でも、これは逆にソロで「お米1合も炊いたら、もうお腹いっぱいだよー。」という方にしてみれば、ダイメスはコンパクトだということが逆にメリットになりますよね。
というわけで、ダイメスのコンパクトなボディを手にとって触ってみると500円のわりに品質がとても良く、「ダイソーは本気でメスティンを作ったんだなぁ。」と感じました。
使う前にシーズニングは不要
ネットを調べると、ダイメスを初めて使う前に米のとぎ汁に入れて沸騰させることで、アルミの表面に被膜を作る作業を推奨されている方もいるようです。
実はこのシーズニングと呼ばれる作業、トランギアのメスティンではよく行われます。僕もトランギアメスティンを使う前にはやりましたよ。
でもダイメスの場合、同じ様に使用前にこのシーズニングをやる意味はあまりありません。
トランギアのメスティンは表面処理がされていない無垢のアルミ材なので表面に酸化被膜を作り腐食を防止する意味でこのシーズニングを行うのですが、ダイメスは購入時点ですでに表面にアルマイト加工(陽極酸化処理)がされています。
このアルマイト加工はアルミ表面に厚い酸化被膜を作る処理(もちろん米のとぎ汁の処理より性能は上です)で、この被膜により耐食性や耐摩耗性がUPします。だから無垢アルミを使っているトランギアメスティンのように、とぎ汁によって酸化被膜を作る処理をする必要がありません。
トランギアメスティンにスタッキング可能なサイズ
ダイメスを見ていると、トランギアのメスティンをよく観察して作っているなと思うところがあります。
一番感心したポイントは、下の写真のようにキャンパーの間で人気のトランギアメスティンの中にちょうど納まることです。もしトランギアのメスティンをすでにお持ちの方なら、ダイメスが一つ欲しくなりませんか?
本当に使えるのかダイメス?キャンプで炊飯をする
さて、ここからは実際にダイメスを使ってキャンプで炊飯をした結果についてみていきましょう。
米1合をカセットガスコンロを使ってダイメス炊飯
それでは、カセットコンロを使ってお米一合を炊いてみましょう。
お米180mlと水200mlを正確に軽量します。
ダイメスは容量が小さいので、初めに強火までせず、中火くらいで沸きあがるのを待ちます。
吹きこぼれを確認したら弱火~とろ火にしてタイマーで13分間はかり、そこで火を止めてやります。
最後に15分蒸らせば完成です。
炊飯完了です。
美味く炊けました。
ごらんの通り、ダイメスは1合がジャストサイズですね。
米1合を固形燃料を使ってダイメス自動炊飯
それでは次に固形燃料を使って自動炊飯をやってみましょう。
自動炊飯で使用する固形燃料はトランギアメスティンで自動炊飯するときにも使っている25gです。
トランギアメスティンによる自動炊飯については、こちらの記事をご参考まで。
自動炊飯は火加減など一切考えなくていいので、とても楽ですね。
火が消えたら、15分蒸らしましょう。
炊飯完了。
今回も上手く炊けました。
自動炊飯のやり方はトランギアの自動炊飯と全く同じですね。
おっさんは0.5合炊きがしたいが
さて、ここからさらに難しい炊飯に挑戦してみます。
歳を取ってくると、お米1合を食べるのがだんだんとキツくなってきますよね。
そこで0.5合がうまく炊けないかと考えてみました。ダイメスは容量が比較的小さいので、0.5合焚きにはピッタリだと思うのです。
今回はお米90ml、水100mlを計量して0.5合炊きの準備をします。
炊飯中です。
一般的に炊飯は炊く容量が小さくなればなるほど、うまく炊くのが難しくなります。
一合炊くより、0.5合炊く方がはるかにむずかしいですね。
沸くまでは弱めの中火、沸いてからは12分間とろ火にしました。そして蒸らし時間をとります。
半合炊飯が完了。
いやぁー、これは少し柔らかくなってしまいましたね。
少し水が多かったかも?
というわけで、これならあと2回くらい炊飯してチューニングしていけば美味くいきそうな感じです。
みなさんも、ぜひお試しくださいませ。(#^.^#)
ダイソーメスティンのまとめは「見つけたら買いですよ」
以上、ダイメスの魅力や使い方についてお話してきました。
最後に、ダイメスをオススメしたいキャンパーさんは次のような方です。
- キャンプをはじめたばかりで道具選びに自信のない方、たった500円で購入できます。
- 既にトランギアのメスティンを持っているという方は、中にスタッキングできるサイズです。
- 中年キャンパーさん、お米を0.5合だけ炊けます。
- 徒歩キャンパーさん、ギアのUL化が出来ます。
というわけで、ダイメスはほぼすべてのキャンパーさんにおススメできそうですね。(#^.^#)
長所の多いダイメスですが、どこのダイソーでも売っておらず入手困難なのが唯一の短所です。
だから、「もし見つけたら買いですよー。」(←ダイソーの回し者では決してありませんけど。)
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!