緑のバッタと茶色のバッタはどうやって作られる
2017年11月4日 いつもの公園にお散歩に出かけました。
晩秋の公園は、虫や鳥の数がめっきり少なくなってしまい、かなり寂しい雰囲気になってきました。
草むらを歩いていたら、一匹のトノサマバッタがパパーマンの足元から大きく飛翔しました。そのトノサマバッタは遠くまで飛んでいったのですが、とまった場所を確認したのち、その跡を追いかけ近づくと、また飛翔して逃げていきます。
そんなことを繰り返しながら、トノサマバッタが最後にとまったのが木の枝でした。あまりトノサマバッタが木にとまるところなんて見かけることが無いので、なんだか不思議な光景です。
この木の枝にとまった後は、さすがのトノサマバッタも飛びすぎて疲れたのか?パパーマンが近づいても枝の裏側の見えないところにゴソゴソと移動するだけで、再び飛んで逃げることはなくなりました。
そこで、この逃げることをあきらめた?トノサマバッタ君を観察させていただきました。
トノサマバッタの個体の体色には、ご存知の通りよく見る緑色と、そして今回の様な茶色の2パターンがあります。(中間的なやつもいますが) この色の違いが何故できるか調べていると、幼少期に周りに仲間がいないと単独相といわれる緑色の個体になり、仲間が多いと群生相と呼ばれる茶色の個体になるとのことです。
この説明の通りなら、このトノサマバッタ君も生まれた時には仲間がたくさんいたのですね。でもパパーマンはこの日、昆虫を探して公園の草むらを徘徊しましたが他にバッタが跳躍する姿をみることができませんでした。だから今は一人ぼっちなのかもしれません。
その一人ぼっちのトノサマバッタ君をよく見れば、木の枝の色にとても似てますね。トノサマバッタ君は、これで擬態しているつもりなのかもしれません。だけどシルエットがはっきり浮かび上がっているので、これでは隠れたことになっていない気がしますよ。
昆虫の眼は色を見分けることができるので、自分の体の色と周りの色を比較して、似たような色のところに隠れるのだと思うのです。だけど、鏡がなくても自分の体色がわかるというのはとても不思議です。そこは本能なのでしょうか。それしか説明がつかないように思えるのです。
公園の池で待っていたけど
公園の池も、スイレンの花の時期が終わって見どころが無くなってしまいました。カワセミがくるのを少し待っていましたが、姿は見られず。今日はあきらめます。
お菓子の城に住んでいるカワニナ
これはカワニナですね。泥の中の有機物を食べているので、きっと移動した跡にスジがついているのでしょう。人間でいうと、ケーキの上で暮らしているような状況です。そう思うと、羨ましい様な・・・。
それにしても、今日はいい天気。
今朝は、飛騨にある平湯温泉キャンプ場で起きたのですが、雨にあって急いで帰ってきたというのに。
この青空はなんだかなー、という感じです。
それでは今回は、このへんで。