そろそろ本格的に寒くなってきましたね。みなさん冬キャンプの準備は進んでいますか。今回紹介は最近使い始めたプリムスのイータパワー(P-ETA-EF)というガスストーブを紹介します。

冬キャンプでもCB缶を使用したいのでイータパワーを選んだ

パパーマンがソロキャンプで使用している主燃料はCB缶です。調理する時などCB缶のカセットガスコンロなら燃料代も安いし、ツマミを回すだけで点火と消火が出来る手軽さが気に入っています。

カセットガスコンロは冬キャンプでは不利

なのでガスコンロを一年中使えないかなと思うのですが、冬キャンプの朝には寒さでドロップダウンをおこし火力が弱くなったり、北風がビュービュー吹いては火が消えてしまったりと、冬の過酷な環境でCB缶を使うと本来のコンロの性能が発揮できないのが難点です。

パパーマンも昨シーズンの冬キャンプでは、早朝に寒さで凍ったガスコンロに火がつかなかったり、風に火があおられて炊飯が上手く出来なかったりと苦労した経験が何回かあります。

プリムスのイータパワーで冬キャンプを乗り切ろう

そこで今年の冬キャンプ前に、パパーマンはプリムスのイータパワーを購入しました。イータパワーは、風防のついたゴトクと、プレヒート機構をもつガスバーナ、そしてヒートエクスチェンジャーのついた鍋(コッヘル)のセットです。

このイータパワーは本来、登山用に開発された道具なので、パパーマンのように平地でしかキャンプをしない場合はオーバースペックなのではと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、やはりいいものはいい!風にも寒さにも強くて、性能面でも価格的にもとても満足していますよ。

プリムス イータパワー13

プリムスのイータパワーのパーツを広げました

まずイータパワーはこの黒いインシュレーションバッグに入っています。このバックにはクッション性があって、移動中の本体の傷つきを防止するとともに、料理の保温も出来るように作られています。

でも正直言うと、ちょっと嵩張るなと思うのです。パパーマンは車の移動なので、このバックは要らないかと思ったりしますが、振動するバイクの方にはいいもしれません。

プリムス イータパワー01

さて、バックから中身を取り出しました。
ゴトク付風防、PPボウル(赤)、アルミ製1.8L専用ポット(鍋)とフタ、圧電点火器具、バーナーヘッドが入っています。今回初めて使用するので、まだ梱包されています。

プリムス イータパワー02

包装をとると、こんな感じです。赤いのはPPボウルです。もちろんボウルとしても使えますが、それよりも鍋の中にバーナーへッドを収納する時に、鍋に傷がつかないようにする意味が大きいと思います。

プリムス イータパワー03

バーナーヘッドと風防付きゴトク

バーナーヘッドは、ガスプレヒート機構内蔵しています。液出しが可能かもしれませんが試したことはありません。

プリムス イータパワー04

バーナーは、こんな風に風防の中央へセットします。

プリムス イータパワー05

風防の側面です。プリムスのロゴが入っていてカッコイイです。(笑)

プリムス イータパワー06

風防の内側をよく見ると、ゴトクが折りたたまれています。

プリムス イータパワー07

ゴトクを展開したところです。

プリムス イータパワー08

イータパワーの燃料をOD→CB缶に変換

パパーマンはいつものごとく、OD缶をCB缶に変換するアダプターを使用しCB缶を使います

「カリフォルニアパティオ製OD缶→CB缶変換アダプターでガス代節約」の記事をご参考まで。

プリムス イータパワー09

付属の圧電点火器具は使いにくい

イータパワーのバーナ部分には自動点火装置がついていません。その代わりにこの圧電点火器具が付属されています。

ただ、この圧電点火器具を使っても、はなかなか点火出来ず使いにくいです。普通のライターの方がはるかに使いやすいので、この器具はきっと使わないと思います。

プリムス イータパワー10

イータパワーの鍋(コッヘル)を観察する

次は鍋の紹介です。イータパワーの鍋は1.8ℓの専用ポットになっています。

鍋のフタは透明のプラスチック製です。材質がプラスチック製であることに少し驚きました。

でもプラスチック製のコッヘルは実際に使ってみると軽いし、熱くならないし、フタをしたまま鍋の中も見れるので、なかなか使いやすいと感じました。

また、ちょうど下の写真の赤い部分をつまむのですが、ゴムのような材質になっていてすべりにくい工夫がされています。

プリムス イータパワー11

鍋の底にヒートエクスチェンジャーがついている

そして下の写真が鍋の裏側の部分です。ジェットボイルの様なヒートエクスチェンジャーがついています。

メーカーは風防と鍋の底部に設けたヒートエクスチェンジャーのシステムをイータ・テクノロジーとうたっているのですが、この効果で燃焼効率は通常のコンロの2倍の約80%にまで上がり、現在考えられる最高の燃焼効率を実現しています。

つまりガスの消費量を通常の1/2に抑えられるわけです。

プリムス イータパワー14

プリムスのイータパワーまとめ

ここまで、プリムスのイータパワーを紹介してきました。

似たような製品にトランギアのストームクッカーがあり、こちらは使っている方も多い様なので購入時には一瞬考えましたが、ストームクッカーに別売りのガスバーナを買い足して使うよりはこちらの方が無駄がないと思いやめました。

もちろんコンセプトが違っていて、イータパワーは登山で使用することを前提にしているので、燃焼効率にこだわるなど高性能です。

あとは価格が少し高めなのが気になると思います。イータパワーはストームクッカーと比べ少し高めの価格設定なのですが、品質の高さと、ガス消費量が通常のコンロの1/2になるという性能の価値を考えれば、けして高い買い物では無いとパパーマンは感じますよ。

キャンプ場でも、このイータパワーを使っている方は、まだまだ少ないと思いますので、

他のキャンパーと同じ道具を使いたくないという、個性的なキャンパーさんにはお勧めの一品です。

このイータパワーについてはネットでも情報が少ないと思いますので、次回はもう少し細部まで紹介したいと思っています。

プリムス イータパワー15

それでは、今回はこのへんで。

注意

この記事で紹介しているPRIMUS(プリムス)のイータパワー P-ETA-EFは既に廃番になっています。

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