カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41の紹介

今回は僕が愛用しているカセットガスコンロ、イワタニのカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41を紹介します。

カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41はアウトドア専用コンロというわけではないのですが、風よけがついてるし持ち運びに便利なケースが付属していることから、キャンプや花見といったアウトドアでも便利なカセットガスコンロです。

キャンプにカセットガスコンロを持っていくなんて、なんだか野暮ったい印象を受けるかもしれませんが、その印象をくつがえすくらいの長所がカセットガスコンロにはあるので、ベテランキャンパーさんでも結構カセットガスコンロを愛用している方がいらっしゃいます。

というのもカセットガスコンロは家庭で日常的に使っている道具だけあって、使いやすさに加えて安全性について一般にアウトドア専門メーカーが商品化しているアウトドア専用ガスバーナーよりも一日の長があるのです。

イワタニ カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41 炊飯

主な カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41の仕様

まずは主な仕様から紹介します。

  • サイズ:幅337×奥行302×高さ93mm
  • 本体重量:約1.9kg
  • 火力:最大発熱量4.1kW(3,500kcal/h)
  • 素材・材質:本体/アルミニウム、トッププレート/プレコートフッ素鋼板、ごとく/ホーロー用鋼板(ホーロー加工)、バーナー/真鍮(メッキ加工)、器具せんつまみ/耐熱ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂、ケース/PE(ポリエチレン)樹脂
  • 生産国:日本
  • セット内容・付属品:本体、専用キャリングケース
  • ガス消費量:約286g/h(気温20~25度の時、30分間のガス消費量を1時間換算したもの※イワタニカセットガス使用)、連続燃焼時間:約55分(気温20~25度の時、強火連続燃焼にてカセットボンベを使いきるまでの実測値)、点火方式:圧電点火方式

五徳がホーロー加工になっていますね。イワタニのフラッグシップモデルだけあってあまり目立ちませんが、使う側のことをよく考えて作られた商品になっています。

イワタニのカセットコンロで最強の火力を誇る

仕様としてはイワタニのカセットコンロシリーズの中では、現在最高の4.1kWを誇るところがカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41の一番の特長です。キャンプ道具の中でも火器類って「火力が強いのが偉い!」という信仰みたいなところがあります。なので、よくガスコンロ(ガスバーナー)の性能テストで、お湯を沸かす時間を比較しているのをよくみかけますよね。

ちなみに、アウトドア用のシングルバーナーとして人気のSOTO ST-310の最大発熱量は2.9kW(2,500kcal/h)(ST-760使用時)、同じく人気を両分するイワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBは最大発熱量:2.7kW (2,300kcal/h)ですから、カセットフー BO(ボー)の火力の凄さがわかるかと思います。

最大発熱量の比較
EX CB-AH-41(4.1kW)
ST-310(2.9kW)
 CB-JCB(2.7kW)
この点では、 やはりカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41はとても存在感がある製品だといってもいいと思います。ただ実際にはキャンプでパワー全開で使用する場面はあまり無いので、この火力をもてあますことが多いかもしれませんけど。(*^-^*)

キャンプでも頼もしい安全装置

それよりも注目すべきは、このカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41は一般家庭で使われるだけあってイワタニ独自の安全装置を搭載していることです。

  • イワタニならではのマグネット方式を採用

簡単装着、危険防止を徹底的に追及したイワタニならではのマグネット方式を採用

  • 圧力感知装置

ボンベ温度が上がると自動的にガスを遮断する圧力感知装置付き

以上はキャンプ道具として作られたガスバーナーには無い特長ですので、キャンプでも安全にこだわりたいならカセットフー BO(ボー)はかなりおすすめです。毎年カセットボンベの爆発事故がニュースになっていますが、この様な安全装置があると安心して使うことが出来ますよね。

カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41をアウトドアでもすすめる理由

この カセットフー BO(ボー)ですが、ダブル風防により「風に強い」とうたわれていて、アウトドアでの使用を想定されている様です。ですが、あまりキャンプ場で他の方が使用しているのを見かけることは少ない気がしますので、僕がキャンプでこのカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41をおすすめする理由を書きます。

カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41は五徳に圧倒的な安定感あり

まずキャンプ用のコンパクトなシングルバーナに比べて、鍋を置いたときの圧倒的な安定感があることです。これは大型の五徳を備えるカセットコンロならではのデザインなので誰もが認めるところかと思います。

また、この手の家庭用カセットコンロでは逆に小さい鍋を使うソロキャンプの様な場面では五徳の幅が大き過ぎて逆に載せられなかったりするのですが、カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41は下の写真の様に意外と五徳の幅が狭く、10cmくらいのサイズの小さい鍋にも対応出来ています。

イワタニ カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41 五徳サイズ

カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41は専用のキャリングケースつき

イワタニ カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41 購入以前も僕は岩谷産業のカセットコンロを使っていたのですが、梱包されていた紙の箱でキャンプ場へ持ち出すうちにボロボロになってしまいました。

仕方ないので、ミッチーがケースを自作してくれましたが、ここに至るまでにはかなり苦戦をした様で、苦労のあとがあちこち見られます。でもカセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41なら、そんな苦労はしなくてもいいのです。

手作りのカセットコンロケース

専用のキャリングケースには下の写真の様にコンロ本体がぴったり収まるので、運搬中のがたつきも無く見た目も良いです。また車への積載ではコンロが壊れないように気を配る必要がありますが、この専用ケースはプラスチック製の堅牢な作りなのでまず心配はないでしょう。

イワタニ カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41 ケースを開けた

カセットフー BO(ボー)EX CB-AH-41はヒートパネルつき

この カセットフー BO(ボー)はヒートパネルが結構いい仕事してくれるのです。通常の環境なら本当にカセッドガスが空になる直前まで火力が変わらないのは流石だと思います。今までに、アウトドア用のツーバーナのガスコンロなどを使用してきたのですが、冬になるとヒートパネル機構がついているにもかかわらずドロップダウン現象を起こして毎回残念な感じがしていました。

CB-AH-41も厳寒期にはドロップダウンを起こすものの、だいぶ粘ってくれます。なのでドロップダウンの不満からは、ほぼ解消されました。

まとめ

カセットフー BO(ボー)CB-AH-41の欠点といえば、どう見てもアウトドア用品っぽく見えないところ。(笑)あとはアウトドア用のガスバーナーと比べサイズが大きいことくらいです。サイズについては車でキャンプをされる方ならあまり気にならないと思います。

とにかく強い火力とドロップダウン防止のヒートパネル、アウトドア用品にはない安全性や防風性、五徳の安定感まで備えているので、キャンプで使ってもキャンプ用ガスバーナーに負けていないばかりか、逆にメリットが多いのがカセットフー BO(ボー)CB-AH-41です。

また カセットフー BO(ボー)はガス燃料特有のドロップダウン現象を避けるために灯油バーナーやガソリンバーナーを使っている方にも検討の価値があると思います。氷点下の厳しい環境で使用するには問題があると思いますが、春から秋の3シーズンのキャンプだったらほぼ問題はない性能があります。やはりCB缶は燃料の中でも入手のしやすさや、使い勝手の良さについてはとてもメリットの大きい燃料ですから。

さて、防風性能については自作の風防でさらに改善を図りアウトドアでの使用でベストな道具にしています。もし興味がありましたら以下の記事もご覧ください。

それでは、今回はこのへんで。

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