SOTO ST-330の使いこなし術

今回は、SOTOの最新シングルガスバーナーST-330を使うときに僕が工夫していることを、ご紹介したいと思います。

ST-330フュージョンはSOTOの技術を結集して作ったバーナーだけあって性能は優れているのですが、使う際は気をつけた方が良いところもあります。

似たようなシングルバーナーを使っている方のご参考にもなると思いますので、ご興味がありましたらしばらくおつきあいください。

蒸らし中

テーブル上でST-330を使う時に気をつけたいこと

僕はソロキャンプの時に木製のロールトップテーブルを使用しているのですが、ST-330を使いだして間もない頃、テーブル表面の色が少し茶色くなっているのに気がつきました。どうやらテーブルを軽く焦がしてしまったようです。(/ _ ; )

ST-330の五徳の高さは、それまで使っていたST-310に比べ2cm低くなったことにより安定感が増している点は良いのですが、一方でテーブルに対する熱の負荷が大きくなっているようです。

もしテーブルがユニフレームの焚き火テーブルの様な金属製なら問題ないのですが、樹脂や木で作られているテーブルをお使いの場合は熱対策が必要となる様です。

木製テーブル

シリコーンシートで熱対策

そんなことがあって以来、僕がST-330を使用するときにテーブルを守るために使っているのがシリコーン製のシート(断熱パッド)です。

下の写真の茶色いシートがそのシリコーンシートで、Amazonで324円で購入したもの。サイズは30cm×40cmですが、ハサミでカットできるので好きなサイズにすることは簡単です。

このシリコーンは200℃程度の耐熱性能があり、また厚めのものが鍋敷きや鍋つかみとして利用されているくらい、断熱性も高い素材です。

もちろん卓上でバーナーを使うときは専用のバーナーシートがユニフレームやスノーピーク、プリムスなどから発売されているので、少しお値段がしますがこちらを使うのも良い選択だと思います。

専用バーナーシートと比べ、このシリコーンシートの利点は、上にのせたものが滑りにくくなったり、汚れても水で容易に洗えることですね。

ちなみに下の写真では100均のステンレストレーも使っているのですが、テーブルを焦がした時はこのステンレストレーだけを使っていました。トレーだけだとテーブル面にまで熱が伝わって焦げるようです。

このトレーを使われている方は結構いらっしゃると思いますが、トレー単独で使う際はテーブルへのダメージに十分ご注意ください。ちなみに僕は似たようなシリコーン製のシートを、少し薄めのものですが100均のダイソーで見かけたことがありますので、探してみるのもいいかもしれません。

ST-330とシリコーンシート

炊飯をする時はステンレストレーを使いたい

さて、お次はステンレストレーのお話です。僕はST-330を使うとき、シリコーンシートと一緒に100均で入手したステンレストレーも使っています。

このトレーは沸騰して鍋から汁が吹きこぼれたりしたとき、テーブルが汁で汚れるのを防いでくれるのでとても役に立つものです。特に炊飯をすると、下の写真の様に一度は吹きこぼれるわけですから、このステンレストレーは必須アイテムと言っていいと思います。

ちなみにこのトレーを使うとき、一体型のST-310だとガスボンベがトレーのフチと干渉するので、ST-330の方が見た目がスマートに使えます。(ST-310では使えないというわけではありません。)

吹きこぼれ

ST-330にぴったりな風防

僕はST330の風防として、B6サイズのグリル(YOLER製)の風防部分を使っています。

B6型グリルと言えば、キャプテンスタッグ製のものが有名ですね。

僕が使っている中華製グリルはサイズが幅200×奥行155×高さ180mmとキャプテンスタッグ製(幅200×奥行125×高さ180mm)よりも奥行きが3cmほど大きいのが特長です。

風防として使う場合、奥行きがある分だけ、こちらの中華製グリルの方がキャプテンスタッグのものより使いやすいと思います。

先ほど紹介した100均のステンレストレーにも、ちょうどよいサイズ感で入るのも、この風防を使っていてうれしいポイントです。

炊飯中

YOLER製のB6型グリルはキャプテンスタッグと比べて価格が安いのもいいところです。僕が購入した時はAmazonで2000円を切っていましたので、これを風防と割り切って購入しても元がとれるレベルかなと思います。もちろん炭や固形燃料を使えばグリルとしても普通に使えますよ。

ホットサンド

ST-330のケースを考える

ST-330を購入して、すぐ驚いたのがケースがついていなかったこと。SOTOの製品はこれまでにシングルガスバーナーのST-310やレギュレーターガスランタンのST-260を持っていたのですが、どちらも安っぽい収納袋がついていました。

とりあえず持ち運ぶためにもST-330を収納するケースが欲しいと思い、100均のSeriaで下の写真のようなアウトドアの雰囲気のあるプラスチックケースを購入しました。

フュージョン02

このケースにバーナーを入れてみたの下の写真のような感じになります。一見、ぴったりフィットという感じですが、実際にはケースの中には隙間が多くて、キャンプ道具の箱の中でかさばる感じがしていました。

フュージョン03

そこで、また100均で小さめの巾着を購入してきました。このくらいのサイズの巾着はSeriaでもダイソーでも売っています。

ランタンのケースはともかく、ガスバーナーは簡単に壊れるようなものでもないので、このような柔らかい袋に収納しても問題はないはずです。

フュージョン04

巾着にいれるとこんな感じです。容量は先ほどのケースよりも小さくなり、これでキャンプ道具箱の収納性が上がりました。

フュージョン05

まとめ

ここまでST-330フュージョンを実際に使ってきて、ST-310に比べて一番良いなと感じたことは五徳の安定性ですね。このおかげで、いろんな使い方の工夫が出来るようになった感じがします。

これから寒い季節にキャンプをするようになったら、今度はマイクロレギュレーター機能が役に立つはずなので、またこのシングルバーナーを使うのが楽しくなりそうです。

今後も気がついた点などありましたら、ST-330の記事を書いてみたいと思います。

ヴィーナスと五徳

ST-330FUSIONの紹介記事はこちらです。ご参考まで。

それでは、今回はこのへんで。

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