2019年9月22日(日)の朝。
前日から愛知県犬山市の栗栖園地キャンプ場(桃太郎キャンプ場)でソロキャンプをしていました。この週末は台風17号の接近の影響でキャンプ場に人が少なかったので、これは野鳥の観察が出来るチャンスかなと思いつつ朝早くパトロールに出かけたのです。
木の下を歩いていると鳥の気配を感じたのですが、次の瞬間「ゴツゴツ」という様な大きな音が2回、それぞれ違う場所から聞こえてきました。
なんだろう!?と、足を止めてじっとしていると、小鳥が木から木へと移っているのをいくつか見つけることが出来ました。どうやら1羽ではなく、何羽かの群れで動いている様でした。
朝の栗栖園地で野鳥を探す
やっと小鳥の姿を見つけ、以前他の場所で見かけたことのある「コゲラ」であることが分かりました。
コゲラは、日本に生息するキツツキの中では一番小さい種です。
なるほど、「ゴツゴツ」という大きな音は、コゲラたちのドラミングだったのですね。
コゲラの背中の白黒模様
コゲラは背中に白と黒の縞模様があるのが特徴的です。とても分かりやすい模様なので見分けやすい鳥ですね。この背中の模様でスズメくらいの大きさの小鳥なら、コゲラに間違いありません。
もちろん、この姿を見る以前に大抵はドラミングの音を聞くのが先になるので、その時点でキツツキの仲間に絞り込まれてしまうわけですが。
コゲラの跳躍
コゲラはエサを探し、枝から枝へ、木から木へといそがしそうに動きまわります。
「せーの」
「ジャンプ!」
足の力だけで、こんなに飛べるものなのですね。
これは、感心しました。
ドラミングでエサを見つけるコゲラ
下の写真は木の中にくちばしの先端が入っているようです。
コゲラはくちばしの先端から舌をだして木の中の虫を獲るそうですが、そんなに舌が長いのでしょうか。
「ん?」
何かエサが見つかった?
コゲラは群れで活動する
今回はコゲラがつがいではなく、6羽くらいの群れで移動していたのですが、こういう場面はコゲラではよくあるそうです。
このあとまたキャンプ場のテントまで戻ったのですが、コゲラたちのドラミングの音は、100mくらい離れたテントの中でも聞こえてきました。
栗栖園地キャンプ場は木曽川の河川敷なのですが、すぐ隣に山もあることから小鳥や動物をよく見かけます。
そういえば、前回のキャンプではこんな動物もみたし。
今回は久しぶりに小鳥を観察できて、とても満足しました。
それでは、今回はこのへんで。