カマキリ虫とハリガネムシ
前回の記事「桃太郎公園 栗栖園地 ハチにそっくりなホソヘリカメムシ」の続きです。
9月11日(日)の午前のお話しです。
今日は蒸し暑いので、タープの下から一歩も動く気がしなかったパパーマンです。それでも何か面白いことは無いかと思いながら、椅子に座って周囲を観察していました。
草原で何かが動いている気がしたので、そちらに目を向けると大きなカマキリを発見しました。よく見るとオオカマキリです。
このオオカマキリ、何度か飛びながらこちらに一直線に向かってやってくる模様です。
カマキリ虫といえば、小さいころは捕まえると必ずやっていたことがあります。それはお腹をつついて弱らせたあと、水につけてハリガネムシという黒い線状の虫をお腹から出すことです。
みなさんも、そんな遊びをしていませんでしたか。今思えばハリガネムシって寄生虫なので、気持ちの悪いことをしていたと思うのですが・・・。
でも子供の頃は、ハリガネムシが寄生虫だなんて全然知りませんでしたね。
あれはカマキリ虫の子供かと思ってましたよ。(笑)
ところでハリガネムシは、水中生物なので水中でオスとメスが交尾をして卵を産むわけです。そのためには最後にカマキリ虫のお腹の中で成虫になったハリガネムシが、再び水中に戻らないといけません。
この為にハリガネムシはカマキリ虫の頭脳を操って、川に飛び込ませるそうです。そんなことをどうやっているのか本当に不思議ですよね。
なんだか映画や小説の中の世界のようです。
オオカマキリはなぜここにやってきたのか
このオオカマキりですが、なんだかパパーマンの方に向かっているみたいです。まず草原からユニフレームの焚き火テーブルに上ってきましたよ。
そして、ごみ袋の上にまでやってきました。オオカマキリは緑色の個体と、茶色の個体がいるのですが、これは茶色のようですね。ここから翅を使って飛びます。
そして、コールマンのチェアの方へ移りました。この時、パパーマンはすでに椅子から退散しています。(笑)
オオカマキリが椅子の上まで上ってきました。
こちらを向いて、「どうだっ!」って言っているのかも。
そして、この位置でピタリと動きがとまりました。獲物を待っている様です。
この時にパパーマンは思ったのですよ。オオカマキリは自分の体色が分かっているではないかと。それなので、わざわざこの茶色い椅子の生地の上までやってきたような気がしてなりませんでした。
オオカマキリには緑色と茶色の個体がいて、卵から生まれた時はどちらの色のカマキリ虫も一つの卵の中に混ざっているようです。
それで、枯草の上では茶色いカマキリ虫をよく見て、緑の草原では緑のカマキリ虫をよく見る気がしますよね。それは見つかりやすい色の個体は、鳥に食べられて自然淘汰された結果だという説があります。
それはそうなのかもしれませんが、今日のオオカマキリを観察していると自分の体色にあった居場所に移動することもあるのじゃないかと思ったのですよ。
そうだとすると、このオオカマキリは自分の背中の色を見たのでしょうか。まぁ、カマキリ虫の首って後ろまで回るので、みることができるかもしれませんね。
ということでパパーマンの昆虫観察でした。
桃太郎公園の空は雲におおわれて
キャンプ場の上空には白い雲が広がっています。12時近くになると、人がだいぶ減ってきたようです。
健康のため、野菜ジュースを飲むパパーマンです。(笑)さて、パパーマンの帰る時間も近づいてきました。
今回は、このへんで。
続きは次回「桃太郎公園 栗栖園地 撤収前にはエスプレッソで気合を」の記事をどうぞ。