今回は、僕がこの4カ月くらいキャンプで使っているユニフレームのUFチェア100を紹介します。
このUFチェア100はオーソドックスなアルミフレームの結束型チェアですが、なんとアルミフレーム内部にスチールを入れることによって強度を高めている、とても考えられたチェアなのです。
このスチールによる補強の効果か?実際に座った時に同じクラスのチェアに比べ剛性が高く感じられますが、この剛性感がUFチェア100の座り心地の良さにつながっていると言ってもいいのです。
目次
ユニフレームUFチェア100を選んだ理由
ところでキャンプ用のチェアって知らない間に増えてきませんか?
僕の話で恐縮ですが、ソロキャンプで使うチェアなら使い勝手の変わらないようなチェアをすでに何脚も所有しており、今さら新しく買う必要はないはず。なのに、ふらりと立ち寄ったアウトドアショップにずらーっと並んでいるチェアに試しに腰かけていたら、一瞬でどうしても欲しくてたまらなくなったチェアがあったのです。それがこのUFチェア100というわけ。
あのアウトドアショップに並べられているチェアといったら、もう罠といってもいいレベルじゃないですか。みなさまもお気をつけくださいませ。よっぽどの覚悟がない限り座っちゃいけません。だけどこのチェアを買うのも、もうこれで最後になると思います。だぶん、きっと、そう願ってますけど。。。
というわけで、このUFチェア100は一度座って一目惚れをした商品なのです。
冒頭でも少しだけ触れましたが、フレームの高い剛性感がもたらす座り心地の良さがこのチェアの最大の魅力です。座り心地という点では一度お店で座ってみると良いのですが、ユニフレームのチェアって不人気のせいか?都会の大きなアウトドアショップに行かないと、なかなか出会えないのが少し残念なところです。
UFチェア100の魅力は他にもありますので、次にみていきましょう。
UFチェア100の主な仕様
まずはユニフレームUFチェア100の主な仕様です。
- 使用時サイズ:約65×58×85(高さ)cm
- 収納時サイズ:約17×107cm
- 材質 :フレーム:アルミニウム・スチール/シート:ポリエステルオックスフォード600D(ポリウレタン加工)
- 重量 : 約2.8kg
- 耐荷量 : 約100kg
- 原産国 : 中国
UFチェア100という商品名についている「100」は耐荷重100kgという意味です。キャンプ用のチェアは耐荷重80kgの商品が多いので、少し高めの耐荷重に設定されているのはうれしいところです。
収納時のサイズは107cmと、車載可能なサイズだとは思いますが結構長めです。下の写真は120cm幅のテーブルに収納ケースに入れた状態で載せたところです。
現行モデルの商品カラーはアイボリー、ブラウン、オールブラックの3色。僕が購入したのはアイボリーです。アイボリーのチェアは汚れやすい印象がありますが、このチェアの場合は汚れたらメンテナンスが可能です。この点はあとで説明しますね。
背面には収納ポケットつき
このチェア、背面にメッシュ製の収納ポケットがついています。キャンプの小物を収納するのにちょうど良いですね。
脚の先端形状に工夫
脚の先端は面積が少し広がっており、先端が地面にめり込みにくくなるような配慮がされています。また先端の接地面は丸みがつけられているので、チェアを家の中で使っても床に傷がつきにくいと思います。
UFチェア100の座り心地が良い秘密
さて、座り心地のポイントは次の二つ。
- フレームの剛性が高いこと
アルミのフレームの負荷がかかる部分には下図の様にスチールを入れて補強されています。
上図の出典はユニフレームのHP - アームレストが絶妙な位置にあること
UFチェア100をはじめてみたとき、ひじかけの部分が布だったのに少しがっかりしました。というのも安価なキャンプチェアは、ほぼひじかけ部分が布で出来ているからです。そんな先入観をもちつつ、このUFチェア100に座って思ったのは、「このひじかけ、なかなかいいポジションにあるじゃないか。」ということ。
そうなんです。このひじかけ、よくある木やアルミフレームで構成されたひじかけのチェアでは設定できない位置にあるのです。ひじを中心に包み込むようなポジションにひじかけを作れたのは、ひじかけが布で出来ているからなのでしょう。
長く付き合えるアウトドアチェア
アウトドアチェアは使っているといつかはダメになるものなので、消耗品と考えるべきだとある程度割り切っていましたが、このUFチェア100は他のユニフレーム製品と同じように長く使えるのです。そこにはユニフレームならではの工夫があります。
ひじかけが汚れたら洗濯すればいい
僕が購入したUFチェア100のカラーはアイボリーということもあって、汗をかく夏にTシャツ姿で座っているとひじかけ部分が汚れてくるのがわかるほどになりました。せっかく高いチェアを買ったのに、汚れてしまうとショックなのですが、このUFチェア100のひじかけは太いベルトが中に通っていて、このベルトを取り外すことでひじかけのアイボリー色の生地が簡単に取り外せる構造になっています。
そこでひじかけを取り外して石鹸で洗ってやったら、すっかり綺麗な姿に元通り。少し手をかけてやれば、いつまでもきれいな状態で使うことが出来るのは、ユーザーにとってありがたいですね。
生地が破れたら交換できるので長持ち
UFチェア100の真骨頂は交換用の生地が用意されていること。これは一つの商品を長い間売り続けるユニフレームらしい発想だと思います。交換用の生地は3,900円(税込み)とリーズナブルな価格で用意されています。いつまでも大切に使えるので、このチェアが気に入ればユーザーにとって一生もののチェアになりそうです。
UFチェア100の初期不良について
このチェアを4カ月使ったところで、4本脚のうちの後ろ2脚の先端のリベットがちぎれてしまいました。リベットなので自分で打ち直そうかとも思ったのですが、まだ保証期間中なのでユニフレームのアフターサービスに連絡をとったところ、代金着払いで送ってくれれば修理しますとのことでした。
そこで破損したチェアをさっそく送ってみたのですが、すぐに新品が送り返されてきました。素早いサービスで、さすがユニフレームだと思いました。やはりこういうときは国産メーカーが安心ですね。
UFチェア100の紹介まとめ
以上、ユニフレームのUFチェア100の紹介でした。
僕はキャンプ用品メーカーの中でユニフレームが一番好きなメーカーなのですが、チェアについては率直に言って人気があまり無いように感じます。(#^.^#)
その理由もわかる気がするのですが、それでもこのUFチェア100に限ってはユーザーが長く使えるようにとユニフレームのポリシーに基づいて設計・製造されているところが良くわかるだけに、もっと人気が出て欲しいなあと思うのですよね。
まぁー、もし機会があればですが、この記事を思い出してお店でUFチェア100に一度腰かけていただければと思います。あっ、僕は決してユニフレームのまわし者ではありませんよ。ユニフレームの一ファンとしてそう思っているだけですから。(笑)
最後にこのUFチェア100ですが、
長く付きあえるチェアを探されている方にオススメのチェアです。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!
本商品は現在廃番になっています。