鍛造ペグの38cmを使う理由
先日冬キャンプ後に気持ちの良い温泉に入り、湯上りに身体が溶けて動けなくなってしまったパパーマンです。
パパーマンはこのところソロキャンプサイズのレクタタープを毎回使っていますが、タープが強風に耐えられるようにと鍛造ペグを使って地面に固定するようにしています。
その鍛造ペグですが、全てエリッゼステークの38cmを使っているのです。
何故38cmかと言いますと、これは過去のキャンプで28cm長さのペグを使用していて、雨が降って地面が柔らかくなった時に強風によりペグが市すぽっと抜けてしまった経験からです。
ロープの先についた重いペグが強風で暴れるサマはまるで凶器ですよ。(笑)
鍛造ペグといえばスノーピークのソリッドステークがやはり先駆者ですが、その後は村の鍛冶屋のエリッゼステーク、コールマンのスチールソリッドペグなどがつぎつぎと参入し、今や中華製のペグなども出てきてキャンプ道具の中でもとりわけ激戦区になっていますね。
それというのも従来のプラペグやアルミペグを使用していて折れたり曲がったりして使い物にならなくて捨ててしまった経験のあるキャンパーが、最後に鍛造ペグにたどりつき、「鍛造ペグは丈夫である」という強い信頼を多くのキャンパーから得たのだと思います。
そんな鍛造ペグですが、では折れないかというとそうでも無いようです。
鍛造ペグが折れた瞬間のこと
今年初めのキャンプでタープを張った直後に、もう少し張り綱をきつくしょうと自在金具をギュと移動させていたら突然地面からの手ごたえが無くなりました。何かと思って良く見れば、下の写真の通りペグがポッキリ折れていました。
ペグの折れた部分を引っこ抜くとこんな感じです。ちょうど真ん中から折れていますね。
エリッゼステークはS45C/S55Cという硬い鋼を使っているので、その分もろくて一気に折れちゃった様です。
ここからは想像ですが、きっと折れた個所には以前からある程度の傷もしくは欠陥があったのでしょう。
折れた部分がペグの真ん中なので、この時は打ち込みが浅かった様です。そのためロープを引っ張ると、欠陥があった部分に大きなモーメントがかかった結果、とどめを刺したのではないかと思います。
鍛造ペグが折れた場合を想定して
幸いパパーマンは手持ちのペグに余裕があった為、すぐに打ち直しました。アルミペグだと曲がるくらいなので、それなら修正はきくのですが、折れてしまってはどうしようもありません。
なので、鍛造ペグを使っている場合には種類は何でもいいので予備のペグを少なくとも1本持っていると安心です。
というのが今回の経験から分かった教訓でした。
それでは、今回はこのへんで。