こんにちは、ochanです。
今回は冬キャンプの防寒グッズとして、最近人気が出てきた「電熱ベスト」のお話をします。
この「電熱ベスト」は、ベストと言っても普通の服を売っているお店に置いていないので、お馴染みじゃない方もきっと多いはず。
電熱ベストというのはベストの中に電気ヒーターが仕込まれていて、電気を流すことでヒーターが加熱されてポカポカ暖かくなるというスグレものなのです。
昨年あたりからAmazonで電熱ベストが売られていたのですが、その頃に気になってレビューを調べていたのです。
すると電気を入れた瞬間に焦げたり、発火するという中華製ならではの不具合が書かれているじゃないですかっ!
「おい、マジか。」
正直なところ、その時点で電熱ベストを買うのは本当に人柱になってしまいそうな予感がしました。それに命がけで使わなきゃいけない気がしたので昨年は購入を見送ることに。
ところが2020年のシーズンは一気に種類が増え、冬キャンプの防寒着としてずいぶん浸透してきたように感じています。
そこで、そろそろ初期不具合も無くなった頃かな?と思い、最近になって僕は電熱ベストを買って使い始めたのです。
使ってみるとこの電熱ベスト、思ったより暖かくて冬キャンプで十分使えそうだなと思った次第です。
そこで、この電熱ベストの使い心地について今回はお話していきたいと思います。
それでは、ごゆっくりとどうぞ。
電熱ベストを使ってみた!その暖かさは?
電熱ベストを着た時の暖かさですが、カイロのように局部的に暖かくなるような感じではなく、全身がじわっと暖まる感じがします。
自然な感じで全体が暖かくなるため、とても心地よい暖かさです。
電熱ベストは前後にヒータ入り
下の図は僕が購入した電熱ベストです。
上半身の前面に4箇所、後面に5箇所ヒータが入っていて、前と後ろを別々に胸のスイッチでON/OFF出来るようになっています。
またこのスイッチで暖かさを3段階に切り替えることも可能です。
1つのヒータ自体には、そんなに強力なパワーはありませんが、電気毛布のようにゆっくり暖かくなってくる感じです。
重ね着をすればもっと暖かくなる
電熱ヒーターにはいろいろな製品があるという話をしました。
僕が購入したのは伸縮する素材で出来ていて体によくフィットするタイプでしたが、綿やダウンのような保温素材が入っていないので重ね着をしないと熱が逃げてしまい、あまり暖かく感じません。
だから上着が一枚必要ですね。
もしダウンや中綿が入っているタイプを選べば、ベストだけでもかなり暖かいと思います。
電源はポケットに入れたモバイルバッテリー
電熱ベストはモバイルバッテリーを電源として使います。
モバイルバッテリーはベストの前面についているポケット内にUSB端子が出ているので、この端子と接続してそのままポケットに入れて使います。
電熱ベスト用のモバイルバッテリーというものが売られていますが、Amazonで探すと10000mAhでだいたい2000円くらいでした。
僕は電熱ベストと一緒にモバイルバッテリーも購入したのですが、これは電熱ベスト専用バッテリーよりも容量に対しもっとお値打ちなタイプを選びました。
容量26800mAhで3000円と安上がりで大パワーなやつです。
ここで問題が。
手元に届いた実物を見ると、バッテリー本体が意外に大きかったのです。
それも、ポケットのサイズよりモバイルバッテリーの方が大きい。(笑)
でもベストが伸縮性のある生地だったので、すっぽりとポケットに納まってくれて大丈夫でした。
まぁ、少しはみ出しているけど大丈夫!?
このバッテリーだと10時間くらい使えます。
もしスマホを充電する小型のモバイルバッテリーをお持ちでしたら(USBの出力は2A/5Vが必要ですが)、使えるかもしれませんので一度試してみると良いと思います。
ここで使っていて少し気になった点を挙げておきます。
ベストのポケットに重いモバイルバッテリーを入れるので、このバッテリーの存在感(重さと張り出し具合)が気になってしまう方もいると思います。
そこがこの電熱ベストの悪いところかもしれませんね。
冬キャンプでオススメしたい理由
この電熱ベストは服としてずっと身に着けているわけなので、アウトドアで活動するときの使い勝手がとてもいいですね。釣りや冬の散歩などにも有効に使えると思います。
それではキャンプで使うときはどうかというと、僕がキャンプをしている時に電熱ベストを使っていてこれはなかなか良いなと思ったのが焚き火をしている時です。
焚き火をしていると体の前面は焚き火からの輻射熱を受けてとても暖かいのですが、それに比べて背中側がどうしても寒くなってしまいます。
そんな時、電熱ベストが背中をあたためてくれるので、とてもありがたかったですね。
特に背もたれのついているチェアに座っていると、背中と背もたれの間にヒーターが挟まれるせいか、暖かさが背中によく伝わってきました。
僕は今まで焚き火の時は背中側を石油ストーブで暖めていました。
さすがに石油ストーブは暖房器具の中でも一番パワーがあるので、電熱ベストがその代わりになるというまでには至りませんが、重ね着を工夫してやれば背中を暖かくする手段としてかなり有効じゃないかと思います。
電熱ベストについての僕の結論ですが、モバイルバッテリーをキャンプへ行く度に毎回充電するひと手間が必要なものの、使えば間違いなく暖かくなるので、一度電熱ベストの味を占めると次からはいつもアウターの下に着こみたくなるアイテムだと思います。
また価格も今のところ安いので、手を出しやすいのがいいですね。
僕はUSBの延長コードを使って、テント内にいる時は容量の大きいポータブル電源から電気の供給が出来ないかと最近思っています。
あと本来の使い方から外れますが、寝相が良ければ寝る時にも使えるかもしれませんね。(#^.^#)
それでは、今回のお話はこのへんで。
みなさん楽しいキャンプを!