こんにちは、ochanです。
ソロキャンプで使うテントはどんなタイプが一番良いか?という設問は、僕の様な物欲高めのソロキャンパーにとって永遠のテーマです。
僕はソロキャンプでいろんなテントを使ってきましたが、結局どのタイプが一番いいのか?と考えることが良くあります。そんな時は頭の中がテントだらけになってますよ。
そんなことを考えてしまうのは、僕はあらゆるキャンプ道具の中でテントが一番キャンプの環境に影響を与えるアイテムだと感じているからです。
快適なキャンプが出来るかどうかは選ぶテント次第、という場面がキャンプをやっていたら少なくないはずです。
例えば雨が降ってきてテントにこもりっきりになった場面で、寝ることしか出来ないような狭いテントではせいぜい本を読むぐらいのことしか出来ませんが、これがもし前室の広いテントならば、そこで椅子に座ってコーヒーを飲みゆったりリラックスできるはずです。
夏の暑い日なら、風通しのよいシェルターテントを使っていれば涼しいかもしれません。
そこで今回は僕が持っているソロキャンプ用テントを採点することで、この「どんなテントのタイプが一番良いか」というテーマについて考えてみようと思います。
考える上で少し条件があります。
もし出来ることなら、場面毎にピッタリあったテントを2、3張り常に車に積んでおいて選べば万能な体制が出来るかもしれませんが、今回はあえて究極の1張りを選ぶことに拘りたいと思います。これが一つ目の条件です。
もう一つ条件があります。この問いについて考える時、そのキャンパーさんのテント歴によって答えが全然違ってくるはずですよね。
そこで、今回は管理人の私見で判断したいと思います。どれも管理にとって思い入れのあるテントですが、なるべく客観的な視点で評価しようと思っています。もしご意見などありましたらコメント欄に書き込んで頂ければありがたいです。
それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
テントの評価項目
まず評価の方法ですが、テントに求める性能を次の5項目と考えて5段階で採点したいと思います。
- 設営が簡単
これは意外に重要。ハイスペックでも立てるのが面倒なテントは結局使いたくなくなってしまいます。 - 雨でも快適
雨の日にテント内で寝てばかりではつまらない。テント内でキャンプらしいことがしたいです。 - 風に強い
キャンプしていて一番怖いのが強い風です。風で崩壊しない丈夫なテントが欲しいです。 - 寒さに強い
冬キャンプに快適なテントが欲しいですね。冷たい隙間風は嫌です。 - 暑さに強い
夏の暑さをしのぐためには、遮光や風通しについて良く考えられているテントが必要です。
各テントの特長と評価結果
それでは、ソロキャン用のテントを評価していきますよ。
Terra Hiker(ドームテント)
上の写真でサーカスTCに入っているテントがTerra Hikerのドームテントです。
フレームは全て連結されているので1本、フライシートがナイロン製のダブルウォールテントです。主にサーカスTCのカンガルーテントとして使用してますが、単独でも雨の日に数回使用しています。
2人用で、ソロキャンプのテントとしてベーシックなテントになります。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 総合得点:14点
ユニフレームユニツアー3(2ルームテント)
ユニフレームも、昔はこんなに良いテント作っていたのに今は無くなって残念です。僕は限定販売されていた時に購入しました。
フレームは全部で5本。DAC社のフレームなので精度が良く丈夫です。3人用テントなので前室が広く、荷物を前室に入れたままテントを閉じれば防犯性も上がります。
ソロで滞在型キャンプをする時にピッタリなテントですよ。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 総合得点:18点
OneTigris ROC SHIELD(2ポールシェルター)
OneTigris ROC SHIELDは、ニーモのヘキサライト 6Pをソロサイズにしたような2ポールシェルターです。
気候に合わせテント形状を柔軟に変化させることの出来るちょっと変わったテントです。はね上げ専用のポール2本も付属しているので全部でポールは4本付属。
暑い時には前面をはね上げて寒い時は逆に閉じて使うことが出来るテント。環境に合わせてトランスフォーム出来るのがROC SHIELDの特長ですね。中華製で価格はとても安いのですが、お値段以上に楽しめるテントです。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 総合得点:18点
Alpine DESIGN ポップアップメッシュシェルターテント Ⅱ(ポップアップテント)
ポップアップメッシュシェルターテント Ⅱはタープの下で寝るときの蚊帳代わりとして使い始めました。
はじめてポップアップテントを使ってみたのですが、その設営・撤収の容易さに感心しました。うまく使えばとても便利なテントだと思いますよ。
実はまだフライシートを使ったことがありません。(#^.^#)
インナー専用として使うなら、フライシートがついてないタイプのテントの方が価格が安いので、それもありかと思います。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 総合得点:14点
テンマクデザイン パンダTC(ワンポールテント)
手持ちのテントの中で、このパンダTCを使う機会が今までで一番多いです。パンダTCを使うときは、必ずと言って良いほどパンダTCタープと組み合わせて使っていました。
テントのサイズに対してポールが凄く太いので、ペグダウンさえしっかりしておけば風に対してとても強いテントです。
フライシートは前後オープンに出来るので、その気になれば風通しが良いテントです。(でも、プライバシー0ですけどね。)
TC幕なので結露しないとか、濃い日影が出来るなどのメリットがあります。TC幕はカビないか心配される方が多いと思いますが、もし雨で濡れてしまってもこのくらいのサイズなら自宅で干せるので、そういう意味でも使いやすいテントです。
最新のパンダTC+と異なりスカートがありませんが、冬は別売りのスタンダードインナーに交換すれば寝る時に寒いと感じることはまずありません。
でも、今から買うなら間違いなくパンダTC+ですね。パンダTC+、ちょっとうらやましいかも。(#^.^#)
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 総合得点:19点
テンマクデザイン サーカスTC(ワンポールテント)
言わずと知れたテンマクデザインの大人気テント。
サーカスTCはかなり大型のテントですが、その割にワンポールテントだけあって設営が簡単です。インナーを使わずに、大きさを生かしてシェルターの様な使い方をすることが多いです。スカート付きなので、どちらかというと冬キャンプに適した幕ですね。実際にここ2、3年は冬になるとキャンプ場のサーカスTC率がグッと高くなるのを感じています。
このサーカスTCはダブルファスナーを採用しているので、薪ストーブを使いたい時に煙突ポートが無くてもファスナーから煙突を貫通させることが出来て便利です。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 得点:17点
DoD ショウネンテント(ベルテント)
ショウネンテントは今まで使ってきたテントの良いとこどりをしているようなテントです。
ワンポールテントの立てやすさ、ベル型テントの居住性、そしてインナーがついて2ルームテントになっており前室には十分な広さがあります。
小型軽量なテントなのでバイクへの積載も問題ないですね。
理想のテントにとても近いのですが一つだけ難点があり、それは通気性がやや悪いことです。前室側は下の写真の様に大きく開くのですが、後方の窓が小さめなので風通しが少し物足りないのですよね。
- 設営が簡単
- 雨でも快適
- 風に強い
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 得点:19点
結論:ベストテントは?
採点結果は以下の通りです。
採点した結果、パンダTCとショウネンテントが同点で1等賞になりました。
1等賞ソロテントの講評
パンダTCですが、今回はパンダTCタープを併用しないスタイルで評価したので、これは自分でも意外でした。
パンダTCはとにかく風に強いテントなので、初めてのキャンプ場でどんな気候か分からない様なときに、とりあえずこのテントを持っていけば安心です。そのくらい僕にとっては一番信頼できるテントです。
もう一つの一等賞はDODのショウネンテント。これは文句なく大人の秘密基地を作れる楽しいテントです。ナイロンならではのコンパクト性や雨への強さが光ります。僕は買わないと思いますが、今年はTCバージョンも発売されるようなのでこちらも楽しみですね。
分かりやすく表現すると、性能を優先すればパンダTC、快適性を優先すればショウネンテントという感じですね。
ソロキャンプで使うテントはどんなタイプが良いか?
さて今回のこの採点結果から、ソロキャンプにはワンポールテントが向いているというのが結論です。
以前、初心者ソロキャンパーさんの方向けにこんな記事を書いたことがありますが、やはりといった感じでね。
正直言って僕はワンポールテントが好きです。そもそも所有テントの中でもワンポールテントが多めですので、こうなった感はありますが。(#^.^#)
みなさんは、この結果いかがでしたか。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん楽しいキャンプを!