CAMDOORのもっちり温3000gはフリース付きになってもっと暖かい
もっちり温3000gが寒さ対策で進化

こんにちは、ochanです。

今回は最近僕がずっと使っているキャンプ用寝具メーカーのCAMDOORさんから新登場した4シーズンシュラフ”もっちり温(もっちりおん)3000g”を紹介します。

このもっちり温には重量の違いによって1800g、2200g、3000gという3段階のクラスが存在します。

この重量の違いが即ち保温性能の違いにつながるわけですが、どれがいいとか悪いとかという見方ではなく、キャンプをするシーズンによって使い分けをするのだと思います。

僕が昨年の冬シーズンから使い始めたのは”もっちり温2200g”。

今年の冬シーズンを目の前に、このもっちり温から3000gバージョンが新登場したので、CAMDOORさんからご提供ただいてご紹介することになりました。

すでにもっちり温2200gバージョンについては紹介記事を作っていますので、もっちり温の基本的な特長については以下の記事をご覧いただければと思います。

今回はもっちり温2200gを1シーズン使い切ったあとで感じているこのもっちり温の推しポイント、特徴について、さらにもっちり温2200gと3000gの違いについて詳しくお話していきます。

それでは最後までごゆっくりとどうぞ。

CAMDOORもっちり温のココが推しポイント

それでは実際にもっちり温を1シーズン通して使ってきて感じた、このシュラフの推しポイントをお話していきましょう。

フード付きの封筒型シュラフ

もっちり温はフード付きの封筒型シュラフです。

フード付き封筒型シュラフ

このタイプのシュラフは急激に最近増えてきていますね。

理由は山登りや極限まで荷物を減らすような場面ではない、一般的なキャンプでとても使いやすいからです。

まずマミー型シュラフと比べた時の封筒型のメリットをあげます。

封筒型シュラフのメリット
  1. シュラフ内部がゆったりしていて寝心地がよい
  2. ファスナーを全開にすれば1枚の布団のようにして使うことができる
  3. 部分的にファスナーを開閉することで温度調節が可能

もっちり温は幅85cm、長さ220cmなので一般的なマミー型シュラフと比べて内部がゆったりとしています。

このサイズなら中で寝返りが自由にうてるのと、寒い時には中に毛布や湯たんぽを入れるような対策も簡単にできるのが嬉しい点です。

マミー型シュラフに湯たんぽを入れると足元に熱源が近すぎて暑くなりすぎたり、下手をするとヤケドする可能性もあります。

また、また暑くなってくるとファスナーを全開にして掛布団として使うことで、体温の調節がやりやすくなるのもいい点です。

封筒型シュラフのデメリット
  1. マミー型と比べてかさばる
  2. 肩口から冷気が入って寒さを感じる

マミー型に比べると寝袋自体が大きいので収納姿も一般的に大きくて重いです。

なので登山や徒歩キャンプなどで装備を削りたい場合には向いていませんが、車で移動するような一般的なキャンプであればまず問題ないと思います。

もう一つ、僕の場合は封筒型シュラフを使うと冬は肩口から入ってくる冷気を感じ、眠れなくなることが良くありました。

そこでフード付き封筒型シュラフがこの解決策になるのです。

もっちり温の場合はドローコードがついていて、マミー型と同じようにフード部分を絞り込むこともできますので、肩口から入る冷気を効果的にシャットアウトすることが可能です。

フード部分にはドローコード付き

ということで、これから冬キャンプ用のシュラフとして選ぶならフード付き封筒型シュラフがおすすめです。

まくらカバー付きなので枕が無くならない

もっちり温の推しポイントの2つ目ですが、まくらカバーがついていることです。

みなさんエアーピローやインフレータブルピローを使って寝ていると、いつの間にか頭の下からずれて困ったことはありませんか。

とくに寝ているとふわふわ動きやすいエアーマットの上で寝ていると、軽いピローが動きやすいと思います。

エアーピロー

上の写真は僕が使用しているエアーピローです。

エアーピローは軽量で畳むとコンパクトになるのでキャンプにはとても便利なのですが、軽すぎて寝ている間に動いてしまうという弱点があります。

もっちり温ならフード部分に枕カバーがついているので、ピローをシュラフに固定しておくことができるのです。

まくらカバーにピローを入れる

この方法ならシュラフとピローが完全に一体になるので、寝ている間にピローが無くなってしまうことはもうありません。

またピローの汚れも、このカバーで防止できるので一石二鳥というわけです。(寝袋は洗濯可能です。)

まくらカバー

収納がとても簡単なのがいい

もっちり温の推しポイントの3つ目は寝袋の収納がとても簡単なことです。

まずシュラフの足元には収納袋が縫い付けられています。

ここがポイント。

収納袋

収納する時は、シュラフを縦に半分に折って、くるくると巻いていき最後に収納袋に入れればよいだけ。

僕の場合は1分もあれば収納することができますが、慣れればそのくらいの時間で収納可能だと思います。

収納袋が小さくて寝袋をギューギューと押し込まないと入らなかったり収納に時間がかかるという不満を感じている方は、このもっちリ温の使い勝手を体験してほしいですね。

もっちり温2200gと3000gの違いはココ!

さて、ここから今回の記事の本題です。

今回新しく発売された3000gと、これまでのもっちり温シリーズの中で一番保温性の高かった2200gの違いについてお話します。

まず収納袋の見た目ですが、隣に置いて比較しないとわからないくらいの違いしかありません。

並べると、ほんの少しですが3000gの方が大きいですね。

もっちり温の2200gと3000gを比較

3000gはブランケット付き

2200gと3000gの違いは一点のみです。

それはブランケットの有無です。

下の写真は3000gのタイプ。

シュラフの敷布団側にブランケット(フリース)がついています。

3000gはブランケット付き

ブランケットの有無以外は2200gと3000gでスペックはほぼ同じです。

つまり中綿の量など、基本スペックに違いは全くありません。

さて3000gのブランケットですが触った感じの柔らかい肌触りが良いし上に、使い勝手もなかなかいいと思います。

みなさんは寒くなって寝袋の保温能力が足りなくなると寝袋の中に毛布を入れて寒さに対応するような経験はありませんか。

そのような場合に、寝袋の中に入れた毛布がずれたりすることがありませんか。

冷気を感じる時などは、毛布のズレが気になることもあるのではと思います。

もっちり温3000gの場合はファスナーでシュラフに固定されているので、そのようなズレが起きる心配はまずありません。

またファスナーで接続しているので、温かい季節になれば取り外して使うこともできますね。(足下部分は外れません。)

ブランケットの足下部に技あり

ブランケットはシュラフの足元部分だけが独立しています。

これにより冬に足下に湯たんぽを置いておきたいときなど、ブランケットの下に入れるような使い方が容易に可能になったりします。

また温かい季節には上部のブランケットは取り外し、足元だけ残して使うようなことも可能です。

このようにアイデア次第で使い道が広がるのがいいと思います。

ブランケットの足下部分

CAMDOORのもっちり温3000gまとめ

ここまで封筒型シュラフのメリット/デメリット、もっちリ温を1年使ってみてわかった推しポイント、さらにもっちり温2200gと3000gの違いについてお話してきましたがいかがだったでしょうか。

もしも登山や徒歩、自転車やバイクではないオートキャンプスタイルであれば、最初から高価なダウンシュラフを購入するより、僕は今回お話した「もっちり温」のような価格が安くて寝心地や使い勝手を優先して作られたシュラフを選んだ方が良いと思っています。

ただ、シュラフを選ぶときに気になるのは果たしてこれで冬の寒さに耐えられるのか?という点だと思います。

さすがに寒さの感じ方は人によって違ってくるので、たとえもっちり温3000gであってもこれだけで十分だとは断言はできませんし、そのように考えておいた方が良いと思います。

ですがもっちり温だとはシュラフ自体がゆったりとしたサイズになっているので、シュラフ内に毛布やカイロ、湯たんぽなどを入れて温度調整してやれば大抵の平地にあるキャンプ場なら十分乗りきれると思います。

もちろん冬はキャンプをしないという方なら、そのような心配はないかと思います。

この記事がシュラフ選びの参考になれば幸いです。

それでは今回はこのへんで。

みなさん楽しいキャンプを!

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