岐阜県にある無料の粕川オートキャンプ場は、2020年3月の最後の週末に桜のお花見ソロキャンプで訪れたのを最後に、4月からずっと新型コロナウイルス感染拡大防止のため利用休止になっていました。
粕川オートキャンプ場は過去にも2017年の台風被害により長いあいだ閉鎖されていて、その時はなんとか復活したのですが、もともと利益を目的として運営されているキャンプ場ではないので、今度こそ再開されずこのまま閉鎖になってしまうのではないかと僕はずっと心配していたのです。
下の写真は利用休止中に一度だけ様子を見に行った時のもの。キャンプ場に車が入らないように厳重にチェーンが張られていました。
2020年5月25日に緊急事態宣言が全面解除されてからもずっと再開の動きがなかったので、いよいよ終わりなのかと思っていたのですが、2020年7月1日から利用を再開するという嬉しいアナウンスが揖斐川町のHPでありました。
そして再開後、最初の週末に粕川を訪れたのが今回のソロキャンプのお話になります。
今回は事情が事情だけに、再開されるまでの間に地元ではキャンプ場の再開の是非を巡っていろんな意見があったのではないかと想像します。
とにかく、再開を決断していただいた関係者の方々には感謝の気持ちしかありません。
今回は3カ月ぶりになる粕川オートキャンプ場でのソロキャンプのお話。
先週に続いて、はじめから悩ましい状況でのキャンプとなりましたが、ごゆっくりとご覧ください。
目次
梅雨で増水した危険な粕川オートキャンプ場
2020年7月4日(土)、5日(日)の一泊二日で、岐阜県揖斐川町にある粕川オートキャンプ場へソロキャンプに行ってきました。
今回で今年16泊目のキャンプとなります。
キャンプ場へは土曜日の16時頃に到着。
土曜日は朝から雨予報だったのですが、夕方から雨はやんで、日曜日はまた午後から雨の予報になっていました。
僕は土曜日の夕方にキャンプ場に入り、雨が止んだらテントを張って日曜日は午前中に撤収する作戦を考えていました。
さすがに雨とあって、本日の粕川は数えるほどしかテントが張られていませんでしたよ。
雨がやんだらサイトを設営する作業をはじめ、そして雨が降りだしたら車中へ避難することを何度か繰り返し、時間をかけて本日のソロキャンプのサイトが完成していきました。
白いもやにつつまれた川面
キャンプ場の上流の方の様子です。
これは霧というより、”もや”ですね。
白いもやが川面を包んでいました。
「なんだこの雰囲気? とても尋常ではない感じだぞ。」
利用を再開した直後の週末に粕川でよく考えた
キャンプ場の目の前を流れている粕川は、普段だと真ん中に広い中洲があり、足下の方は浅瀬になっていて流れがほとんどないのですが今日は中洲が増水によってすっかり水没していました。
下の写真では川の中から草が生えているように見えると思いますが、そこが中洲だったところです。
キャンプをするために粕川までやってきたはいいけど、こんなに水が増えている川の様子を見てすぐに帰っていかれた方も今日は多かったのではないかと思います。
水面からテントを張っている地面まで、目測で約1.8mといったところですね。
しっかりと情報を集める
スマホで天気予報と雨雲レーダー、それに国土交通省のHPでここまでの揖斐川の水位変化をじっとにらめながら考えました。
先週に続いて雨で悩ましい状況になっていますが、これからもうしばらくすると川の上流も含めて明日の昼まで雨が降らないはずです。
揖斐川の水位の上昇もすでに止まっているようなので、水位を時々見ながらキャンプを続けることにしました。
雨の止んだ静かなキャンプ場でのソロキャンプ感
夜になり、雨もほとんどやみました。
懐中電灯で時々川を観察していましたが、思った通り水位は止まっていますね。
キャンプ場を見渡すと、ずっと離れたところに他のキャンパーさんの焚火の炎がチラチラとしているのが見えます。
ソロキャンプの夜にラジオ
僕のテントの周りには人が一人もいないので、今夜はラジオのボリュームを上げて、すこしばかり賑やかにしても大丈夫そうです。
そんな時に限って、好きな音楽がラジオでかからないのですが。
僕の使っている中華製高性能ラジオの紹介記事です。
今回はこのへんで。
この続きは次回の記事「涼風の吹きぬける真夜中の粕川オートキャンプ場」をどうぞ。