ソロキャンプの時に使うテントってどのくらいの大きさが良いのでしょうか。
今回の記事では、「テントの選ぶときは荷物の置き場も考えて使用人数+1人分のサイズを選びましょう。」といったよくある話ではなく、心地よい空間という点からソロテントを考えてみたいと思います。
目次
テントの大は小を兼ねるか
今回はソロキャンプで使うテントの一番最適なサイズについて考えてみたいと思います。もし荷物のサイズや重量に制約が無いという状況なら、ソロテントは大きいほど良いという考えがまず思い浮かびます。
現在の僕のソロキャンプブームは、ファミリーキャンプから始まりました。子供が大きくなるにつれ毎週のように出かけていたファミリーキャンプの回数が徐々に減り、その隙間を埋めるようにソロキャンプが増えてきたのです。
ogawaのロッジシェルターでソロキャンプをしたら
そんなわけで、まだソロキャンプを始めたばかりのころに、それまでファミリーキャンプで使っていたogawaのロッジシェルターでソロキャンプをしたことがあるのです。
ロッジシェルター専用のインナーはシェルター内の面積の半分を占めるもので、カタログ上は大人5人が寝られるサイズ。
前室側もインナーと同じサイズですので、合わせて10人が寝られる大きなテント。ソロキャンプ用の道具をテント内に収納してもスペースにまだまだ余裕があります。
このような大きいテントを使ってみての感想ですが、テント内部が広すぎると落ち着かないし、何より無駄な広さにより一人の寂しさが余計に増幅されてしまう感じがしてあまり良い気がしませんでした。
結局、ロッジシェルターを使ったソロキャンプはその一回だけでした。広すぎるソロテントも良くないようです。
子供が好きな押し入れの中
最近の家はベットが多いので部屋の中に押し入れという空間は少なくなっているかもしれませんが、僕は小さい頃、この押し入れに入るのがとても好きでした。
みなさんも、そうではなかったですか?
押し入れのあの狭くて暗い空間に入ると、なんだか妙に落ち着くのですよ。特に居間の押し入れで親に気づかれないように息をひそめて隠れる遊びは最高に楽しかった記憶があります。
子供ってとにかく狭いところが好きですよね。宅配便の大きな空の段ボール箱を見つけると、子供はすぐに入って遊びはじめるのではないでしょうか。
昔見た記憶の中に理想のテントがある
なぜ狭い場所がそんなに落ち着くかという理由について、精神分析学者のフロイトなら狭い所に入りたがるのは「胎内回帰願望」だと説明することでしょう。
つまり押し入れや段ボール箱のような暗くて狭いところに入ると、生まれる前に母親の胎内の中にいたときの感覚を思い出し安心するというわけです。
閑話休題。
ここでテントの話に戻りましょう。僕の経験ではドーム型の天井が低くて中で大の字になって寝られないくらいの小さなテント、これが一番落ち着きます。
何故なら、小さなドーム型テントは先ほどの胎内と同じような狭い空間だからです。
きっと誰もがソロキャンプで一番最初に買うのがドーム型の小さなテントではないかと思います。
キャンプに慣れてきた頃に少し大きいテントにステップアップした時、なんとなく物足りなさを感じたら原因はテントのサイズなのかもしれませんよ。
ソロキャンプのテントのベストサイズは
というわけで落ち着けるソロテントは、ファミリーキャンプ用の大きなテントではなく、ドーム型の1~2人用のテントというのが今回の結論です。
これならきっと夜も安心して良く寝られるはず。そしてこれはソロ用にちょうど良いサイズだからというのではなく、サイズそのものに理由があったという訳です。
ダークルームテクノロジーって理想なのでは
最近、コールマンから「ダークルームテクノロジー」搭載のテントが売り出されていてとても人気です。
このダークルームシリーズのテントが展示されているところを見たことがありますが、幕内がかなり暗くなっていました。
このテントを使っている人は、夜が明けて外が明るくなっても気づかずにテントの中でずっと寝続けているのじゃないかと心配してしまいます。(笑)
そのダークルームシリーズ中にクイックアップドームという小さなソロキャンプ向けのテントがあるのですが、価格もそんなに高く無いのもあって、今とても興味があります。
このダークルームテントを使えば、暗くて狭くて、昔見た居心地の良いあの場所に帰りたいという願望が満たされるのではないかと。(笑)
それでは、今回はこのへんで。