ナルゲンボトル湯たんぽで冬キャンプのシュラフの足元を暖める
ナルゲンボトルを湯たんぽとして利用する方法

こんにちは、ochanです。

今回は冬キャンプでシュラフの中を暖めるのに使えるナルゲンボトル湯たんぽについてお話しします。

僕はこれまでに湯たんぽとして有名なマルカ株式会社の湯たんぽ(トタン製 2.5L)をマミー型シュラフの中に入れキャンプで使ったことあるのですが、その時は寝袋の中が暑くなりすぎて不快だったのと、暑いから肌から湯たんぽを遠ざけたいと思っても狭い寝袋の中では湯たんぽが大きすぎて遠ざけることが出来なかったため、よく眠れなかった経験があります。

それ以来、湯たんぽをキャンプで使わなくなっていたのですが、最近はサイズの大きい封筒型シュラフを使うようになっていたことと、ペットボトルが湯たんぽとして利用できることを知り、このサイズなら寝袋でも使えるのではないかと思って試しに実際に冬のキャンプで使ってみたのです。

その結果、寝袋の中の温度が過度に上がらず快適に寝ることが出来ました。

どうやら樹脂製の容器は金属製のマルカ湯たんぽより熱がゆっくりと伝わるようで、この特性によって低温で長時間温められることが出来たのと、やはりマルカに比べてサイズがコンパクトなことが良い結果につながったようですね。

今ではもっと暖かさが長持ちするようにと、小さいペットボトルに代わって蓄熱量の大きい1Lサイズのナルゲンボトルを湯たんぽとして利用するようになっています。

今回の記事では冬キャンプで寝る時の足元の寒さ対策をお考えの方のために、ナルゲンボトルを湯たんぽとして使う方法と、さらに100円で作れるペットボトル湯たんぽについてもお話ししていきます。

それでは最後までごゆっくりとどうぞ。

ナルゲンボトル湯たんぽを寝袋の中で使う利点

はじめにナルゲンボトルのお話からはじめます。

ナルゲンボトルとは?

ナルゲンボトルはキャンプなどのアウトドアで飲料水を運ぶ容器として人気のあるナルゲン(nalgene)のポリエステル樹脂性ボトルです。

なんといってもBPAフリーなので、飲料水用の水筒としても安心して使うことが出来ます。

カラーも豊富なので自分の好みで色を選べるのも良いところ。

最近は似た様なボトルが増えていますが、信頼性なら世界中で使われているこのナルゲンボトルが一番だと思います。

ナルゲンボトル

ナルゲンボトルを湯たんぽとして使う利点

僕はこのナルゲンボトルをキャンプでは水の運搬用に使っているのですが、寒い時期には水を飲む量が夏と比べて減るため冬キャンプではナルゲンボトルが余っていました。

そこでこのナルゲンボトルを湯たんぽとして活用をすればちょうど都合が良かったのです。

ナルゲンボトルのいいところは100℃に耐えられる仕様なので、熱湯を入れられることです。

このナルゲンボトルには種類が幾つかありますが、僕のおすすめはnalgene(ナルゲン) 広口1.0L トライタンボトルという商品。

この種類は注ぎ口が広口になっているので、ケトルからお湯を入れる時にこぼさずに入れられるというメリットがあります。

ナルゲンボトルについてもっと知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

ナルゲンボトル湯たんぽの作りかた

続いてナルゲンボトル湯たんぽの作り方を説明します。

保冷カバーを用意する

ナルゲンボトルを湯たんぽとして使うには、火傷しないようにボトルを保温するカバーが必要になります。

1Lサイズのナルゲンボトルを湯たんぽとして使う場合は、1.5Lペットボトル用の保冷カバーを100均で購入しましょう。

ナルゲンボトルのカバー

保冷カバーのサイズをボトルより一回り大きくする理由は、ナルゲンボトルのキャップの部分がカバーの外に露出しないようにするためです。

熱湯を入れるとキャップ部も高温になりますので、もしむき出しになったまま使用すると火傷をしてしまう可能性があります。

ナルゲンボトル専用のカバーも多く売られていますが、ほとんどの場合はキャップの部分が外に出ているので使えません。

湯たんぽを作る

湯たんぽ用の水はあらかじめナルゲンボトルに入れて運んでおくと効率的です。

キャンプでは寝る前にこの水をケトルなどに移してお湯を沸かし、再びナルゲンボトルに戻してやるのです。

お湯を沸かす

お使いのケトルのサイズが1Lも無い場合は、何回かケトルで湯を沸かしてはナルゲンボトルに戻すことを繰り返すうちに、次第とボトル内全体が熱くなってくると思います。

お湯を充填する

最後にお湯を入れたナルゲンボトルを保冷カバーの中に入れれば、ナルゲンボトル湯たんぽの出来上がりです。

ナルゲンボトル湯たんぽを使う

ナルゲンボトルのキャップが保冷カバーの外に露出していないか、くれぐれも注意してください。

あとは寝袋の足元に入れておけば、寝る時にポカポカになりますよ。

100円で出来るペットボトル湯たんぽの作り方

ペットボトルの場合は出費が抑えられるので、お手軽に使うことが出来ます。

先のナルゲンボトルが手元に無い場合、まずペットボトルで試してみるもの良いですよ。

ペットボトルは耐熱用を選ぶ

ペットボトルを湯たんぽとして利用するときは、耐熱用ペットボトルを選ぶ必要があります。

耐熱用ペットボトルの見分け方は簡単で、キャップの色がオレンジ色をしています。

オレンジのキャップ

コンビニだと、ホットのペットボトルのお茶などが売られているコーナーが冬になると現れますが、そのコーナーのペットボトルはどれもオレンジ色のキャップをしているはず。

なので耐熱用ペットボトルを入手するのは、冬のコンビニでオレンジキャップのペットボトル(350ml)を購入するのが一番簡単です。

ペットボトルの耐熱温度に注意!
ここで注意したいのは耐熱温度です。
通常のペットボトルの耐熱温度は50℃で、耐熱ボトルでも85℃です。
お湯を入れる時には先に水をある程度入れておいて、あとからお湯を注ぐようにしてください。
また1つのペットボトルを永久に使用するのではなく、傷んできたら交換するようにしましょう。

保冷カバーは100均で売られている500ccペットボトル用を推奨

ペットボトル湯たんぽのカバーは、この場合も1サイズ大きい100均の500cc用ペットボトル用の保冷カバーを選ぶと良いです。

また出来ればファスナーを閉めると、完全にペットボトルのキャップまでカバーの中に隠れてしまうようなタイプを選ぶと安全です。

ペットボトルカバー

またペットボトルの場合は注ぎ口が小さいので、熱湯をケトルで入れる時は特に注意しましょう。

耐熱用ペットボトルはサイズが小さくそれだけ発熱量も小さいです。

なのでもし不足を感じたら、ペットボトルの個数を増やすのも良いと思います。

とにかく一度使ってみると、自分にあった湯たんぽのサイズや個数がつかめると思うのでまずはお試しあれ。

ナルゲン湯たんぽをキャンプで使おう!

ここまでナルゲンボトル湯たんぽとペットボトル湯たんぽの作り方をお話してきましたが、いかがだったでしょうか。

ナルゲンボトルについては今回1Lサイズのボトルを使ってご紹介してきましたが、もう1つ大きい1.5Lのサイズのものも売られていますので、その場合は100均の2Lペットボトル用の保冷カバーと組みあわせて使うことが可能です。

これからナルゲンボトルを購入されるという方は、1.5Lサイズも検討対象にするのもありだと思います。

お手持ちの寝袋の性能やキャンプ地の気候に合わせてボトルの容量や個数を変えながら使っていけるのが、このタイプのコンパクトな湯たんぽの一番のメリット。

なのでまずは一度試してみて、どのくらいのサイズが自分にピッタリなのかを知ると良いと思います。

また、ナルゲンボトルをお持ちでない場合は、まず入手しやすいペットボトル湯たんぽからはじめると良いですね。

それでは、今回はこのへんで。

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