黒舟は使い勝手の良いソロキャンプ用グリルプレート
ソロキャンプは黒舟でステーキ焼こう!

今回はSTAR(スター)商事のグリルプレート黒舟 Mを紹介します。

最近、ソロキャンプで使うB6サイズのグリルにぴったりなサイズの「男前グリル」や「ヨコザワテッパン」などの鉄製グリルプレートが流行っているようです。

分厚い鉄板で肉を焼くと、鉄の蓄熱効果によってふっくら美味しく焼けるのが良いところ。

それにしても大きな鉄板よりもこうした小型の鉄板がよく話題になるのは、きっとソロキャンプが流行っているからなのでしょう。

さて、今回僕が購入した”黒舟”もB6のソロキャンプサイズなのですが、アルミの鋳物で出来ています。人気の鉄板グリルとは一味違った使い勝手の良さなど紹介していきたいと思います。

黒舟13

鉄ではなくアルミ鋳物グリルプレートを選んだわけ

僕は分離型シングルガスバーナのSOTO ST-330フュージョンを使う様になって、下の写真のようなB6サイズのグリルと組み合わせて使うことが多くなりました。ガスバーナーで焼き物をすれば、炭を熾したりする手間がいらないので準備がとても楽なのがいいところです。

ただし、熱源が炭ではないので「網」を使うわけにはいきません。鉄板やフライパン、スキレットなどを使うことになります。

僕が持っている鋳鉄のスキレットは焼きそばを作っても全然こびりつかないし、カリッと美味しく焼ける素敵な道具なのですが、唯一の弱点は使った後にすぐ洗って塩分を落としてやらないと、鉄だけに錆が浮いてしまうことがあることです。

これはスキレットだけの問題ではなく、鉄製品なら鉄フライパンでも鉄板でもいつもつきまとう問題です。

そこで黒舟の話に戻りますが、錆を全然気にしなくてもいいアルミ鋳物の黒舟は、使い勝手の点で鉄板グリルを大きくリードしていると言って良く、楽なキャンプをしたいなら、選ぶ価値がある道具なのです。

黒舟1

黒舟の主な仕様

それでは、黒舟の仕様をまず見ていきましょう。

サイズ M L
寸法 21.7×14.3×3.5cm 23.3×16.5×3.8cm
重量 450g 640g
材質 アルミニウム アルミニウム

黒舟にはMとLの2種類のサイズが存在します。縦、横それぞれ約2cmくらい違うのですが、僕の購入したのは小さいMサイズの方です。このサイズの違いは他社のグリルと組み合わせる時に重要になってくるので、もし購入される際はよく気を付けてお選びください。表面はテフロン加工済みです。

このグリルプレート黒舟は安心のMade in Japanですよ。「~至福のひととき~」って、いいフレーズですね。思わず焼肉をしたくなります。(笑)

黒舟10

重要なのは足の存在

先ほど、B6サイズのグリルを使っているという話をしましたが、僕の使っているのはYOLER製です。これはよく見かけるキャプテンスタッグのカマド スマートグリル B6型よりも、奥行きが寸法が3cm大きいので、その分使い勝手がいいです。価格は鹿番長よりこちらがずっと安くて、なんとAmazonでは2,000円を少し切ります。

B6サイズのグリルを使うとしっかりした五徳が使えて安定感も出るし、ほぼ完全な風防の役目も果たしてくれますよ。

さて、黒舟をひっくり返すと、下の写真の様に4隅にそれぞれ短い足がついているのがわかります。この足の位置がかなり重要なのです。

黒舟11

このYOLERの五徳の上に黒舟を載せると、4本足がすっぽりと五徳のスキマにハマってグリルとしっかり固定されるのです。メーカーが違うのでただの偶然だと思うのですが、これにより黒舟が動かなくなり安定感がぐっと増すのですよね。

黒舟9

ソロキャンプにB6のサイズ感がちょうど良い

B6サイズのグリルというのは、ソロキャンプで使うのに実にちょうどいいサイズだと感じます。僕の場合はこれで焼肉をしても、焼くのに時間がかかりすぎて待ち遠しくなることはありませんでした。

黒舟5

ミニコンロで使ってもバランス良し

イワタニのタフまるジュニアの上にこの黒船を載せて焼肉をしてみましたが、サイズの相性はとてもいいですね。

この組み合わせはお手軽に使えるので、ソロキャンプにオススメです。

焼肉

アルミ製の熱伝導率の良さを感じる

次はシンプルにシングルバーナーに黒舟を直接のせてみました。

黒船は長方形なので、ST-330のような細いシングルバーナーの炎の上で使うと、どうしても中央部と端の方で火力が違ってきます。

黒舟4

それでもアルミ製で肉厚の黒舟はとても熱伝導率が良いので、B6サイズのグリルプレートの中では温度ムラの影響は少ない方だと思います。

黒舟3

それでも気になる場合はユニフレームのバーナーパッドを下に敷くといいですよ。

バーナーパッド

いろいろ焼いて使い勝手を検証してみた

まずはステーキ肉から。焼き面に溝のあるプレートなのでステーキ肉などを焼くと、焦げのスジがついて美味しく焼けます。もちろん焦げ付きはありませんね。

黒舟で肉を焼く

玉ねぎは面積が比較的大きいので、輪切り2カットを同時に焼くと他には焼けなくなってしまいます。(笑)玉ねぎは肉と同時に少しずつ焼くのが正解です。

黒舟2

サンマは1匹を2つに切ってから焼く必要がありますが、それでも1匹分を焼けますのでやはりいいサイズ感ですね。魚も焼くと下の写真の様にプレートのスジがつくので、見た目が美味しそうです。

サンマを焼いているときに気づいたのですが、サンマって意外と油が溝に落ちるのです。そんな場合でも黒舟は単なるプレート形状では無く、舟のように周りに囲いがあるのでグリルに落ちた油がテーブルの上へとこぼれてしまうことはありません

これが一枚板状のグリルだと油がきっとグリルの外に落ちてしまうと思います。その点で、黒舟は実用的なデザインです。

黒舟8

手羽元を焼くのはやや苦手です。

網で焼くのと勝手が違って、黒舟では板に接する部分しか焼けないので、手羽元の場合はくるくると回してやらないと全体がまんべんなく焼けません。

まぁ、これはこの手のグリルプレートに共通の悩みかもしれませんが。

黒舟14

黒舟の後片付け方法

黒船は焼き面に波状の加工があり、使っていると肉から脂が溝に落ちて次第に焦げていきます。テフロン加工だといっても、この溝部に溜った焦げは意外に取りにくいものです。

そこで僕は使用した直後に水を少し入れ、バーナーで沸騰させてからキッチンペーパーで拭き取るようにしています。

もちろん洗い場がすぐ近くにある場合はたわしに洗剤をつけてゴシゴシと洗えばいいですよ。鉄製のグリルプレートやスキレットなどの場合は油を鉄になじます必要があるので洗剤が使えない場合が多いのですが、黒舟はアルミなのでそんなに難しいことを考える必要はありません。

黒舟の収納袋は100均で

黒舟には収納ケースがついていないので、僕は100均の巾着を使っています。テフロン加工面が傷つかないよう、こんな感じの柔らかい素材が良さそうです。

黒舟6

このくらいの大きさの100均の巾着は種類が豊富なので、きっとピッタリのサイズが見つかると思います。キャンプ先で黒舟が洗えないときは、巾着が汚れないようにレジ袋などに黒舟を包んでから巾着へ入れるようにしています。

黒舟7

グリルプレート黒舟まとめ

最後になりましたが、黒舟のいいところをここで整理してみます。

  • アルミ製なので洗剤で洗うことが出来て衛生的。
  • 錆びない。
  • 肉厚のアルミ素材なので熱伝導性がよく比較的まんべんなく焼ける。
  • テフロン加工なので汚れを落としやすくお手入れが楽。
  • 焼き面に溝に余分な脂を落とすことが出来る。
  • 美味しそうな焼き目がつく。
  • シーズニングが不要。

最近は小型の鉄板を使うのが流行っているようですが、洗い場の無いキャンプ場を利用した時など洗わずに家まで汚れた鉄板を持ち帰ることになりますので錆が浮いてくることもあります。

そんな場合でもアルミ製のグリルプレートを使えば錆の発生を気にする心配がなくなりますので、使い勝手についてはこちらの方が良いです。

グリルプレート黒舟

以上、グリルプレート黒舟の紹介でした。

この黒舟ですが、

ソロキャンプで楽に焼き物を楽しみたい方にオススメのグリルです。

それでは、今回はこのへんで。

みなさん、楽しいキャンプを!

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