こんにちは、ochanです。
今回はイワタニ(iwatani)の スモークレス焼肉グリルやきまるをご紹介します。
このやきまるは焼肉をしても煙が出にくい工夫がされたグリルですので、家で焼肉をするときに使えば煙がお部屋に充満しにくいので助かります。
また同様にアウトドアでも、シェルターの中などの煙のこもりがちな場所で焼肉をするときにも使い勝手がいいのでおススメですよ。
目次
イワタニのスモークレス焼肉グリルやきまるを購入した理由
今年のお花見で初めて使ったイワタニの”やきまる”ですが、このやきまるは昨年発売されたばかりの人気の焼き肉グリルです。
ochan家には旧式のイワタニ炉端大将があって、屋外で手軽に焼き肉をしたい時にはこの炉端大将を使っていたのですが、つい先日壊れて使えなくなってしまいました。
そこでグリルの買い替えを考えたのです。炭を燃料に使う本格的なグリルもいいのですが、お花見などで炭をおこす時間を省きたい時にはやはりカセットガスタイプのグリルが準備が簡単なので便利に使えます。
最初は最新型の炉端大将の購入を考えましたが、これまで使ってきて脂の多い豚肉やホルモンを焼くと大量の煙が出るのが気になっていたこともあり思いとどまりました。
完全にオープンな屋外で焼き肉をすれば煙の心配なんてすることもないのですが、キャンプではシェルターの中やツールームテントのリビングの空間で焼き肉をする機会もochan家では実際は多くて、そうした場合は十分に換気しているつもりでも、煙がシェルター内に充満してしまうので困っていました。(テント内の火気使用は自己責任で。)
もう一つ、炉端大将を使うと肉にすぐ火がついてしまうのにも閉口していました。
せっかくの肉なのに火がついて丸コゲになってしまうこともしばしばです。やきまるは鉄板の温度をおさえて焼くのが売り文句のようなので、この点も改善されているのではないかと思い購入に至りました。
イワタニのスモークレス焼肉グリルやきまるの主な仕様
- 品名 カセットガス・スモークレス焼肉グリル『やきまる』
- 品番 CB-SLG-1
- 製品寸法・重量 幅303×奥行278×高149㎜、 約2.0㎏
- 最大発熱量 1.0KW (900kcal/h相当)
- 最大火力連続燃焼時間 約3時間37分(イワタニカセットガス1本使用時)
やきまるはイワタニが室内で焼き肉をするために作った煙を抑えるグリルです。
そのためにプレートの表面温度を210~250℃に一定化させることで肉の脂が煙化することを抑制し、炎の上に肉の脂を落とさず鉄板の下の水皿に落とすことで煙の発生を抑制する仕掛けになっています。
一方、炉端大将だと熱せられた輻射板の上に直接肉の脂が落ちてしまうので、どうしても煙が出てしまうのですよね。
イワタニ スモークレス焼肉グリルやきまるの細部を観察する
それでは、次にやきまるを観察してみましょう。
プレートはフッ素樹脂加工なので掃除が簡単
さて、これがやきまるの本体です。本体は購入前に想像していたより高さがありましたね。プレートはフッ素加工なので使った後の掃除は楽です。
カセットコンロの上にイワタニから売られているオプションの焼き肉プレートを載せたような形をしています。もちろんカセットコンロに焼き肉プレートを載せただけでは、やきまると同じ性能にはなりませんが。
やきまるに付属の取っ手です。
この取っ手を焼き肉プレートの穴に差し込んで、プレートを持ち上げます。
脂が落ちる皿には水をためる
プレートを外したところです。使う前に、この皿の中に水を入れておきます。
プレートの端部にある穴から脂が落ちると、すべてこのお皿の水の上にたまる仕組みになっている様です。炎が脂に当たらない様にして、煙をおさえる工夫です。
入れる水の量は230cc、およそコップ一杯分です。
煙を抑える技術
お皿を外すとバーナーが見えますね。脂は約250℃を超えて高温化すると煙になるそうですが、低温になると美味しく焼けません。
やきまるには下の写真のようにバーナーとお皿の間に適度な空間があります。
やきまるの発熱量はたった900kal/hしかありませんが、あえて発熱をおさえ、この空間に210-250℃の熱がこもる構造になっています。
CB缶は下の写真の様にサイドにつきます。圧力感知安全装置付きですね。
実際に焼きまるで焼き肉をしてみよう
それでは、お花見の時にやきまるで焼き肉をした時のレビューです。
下の写真はやきまるで牛肉を焼いているところです。脂がのっていますが全くといっていいほど煙は出ませんでした。
もちろん炎があがることもありませんでしたよ。今まで炉端大将をずっと使ってきたので、煙についていえばこれはマジックのようです。
火力は炉端大将に比べると明らかに弱く必要最低限といった感じなのですが、これは逆にうまく温度がコントロール出来ている結果だと言えると思います。
もちろんジュゥゥゥーという焼き肉の音はしっかり聞こえてきますので、そこは大丈夫です。
次は焼き鳥です。串焼きにしましたが、串焼きは苦手なようです。
これはプレートの中心が盛り上がるように全体が曲面になっているので、串焼きにするとプレートから浮いてしまう部分が出来て、ここはどうしても火力が弱くなるからです。
というわけで、鳥肉については時間がかかりそうだったのでバラして焼きましたよ。
鶏肉は炉端大将で焼くと脂が落ちて炎が出やすいのですが、今回は火がつく場面はなくて最後まで安心して焼けました。
ですので、小さい子供と一緒にキャンプをする時なんかも安全の面でやきまるは良いのではないかとも思いました
。他に厚みのある身のエビも焼きましたが、こちらも問題なく焼けました。
やきまるの取説には「焼き肉専用グリル」と記載があるので、使い片としては炉端焼き屋さんではなくて、あくまでも焼き肉屋さんを想定しているのでしょう。(笑)
そういった焼き肉屋さんの使い方をする限り、すっかりアウトドアで定番になった炉端大将と比べても、使い勝手の良さはについては上だと感じました。
イワタニのスモークレス焼肉グリルやきまるのまとめ
やきまるの特長をまとめました
- 脂が煙に変化しにくい様にプレート温度を210-250℃にコントロール出来る
- プレートの上の油は溝を流れ端部のスリット穴から、水皿に落ちるので煙にならない
- 今まで煙が気になって敬遠していた室内でも焼き肉が出来る
- 焼き面はフッ素コートで、焦げ付きにくくお手入れが簡単
イワタニが室内で焼き肉をすることにとことんこだわった末、ついに製品化されたやきまるですがアウトドアやキャンプでも使い勝手の良さを実感できる一品です。
こちらの記事も参考にどうぞ。
最後にやきまるですが、
焼き肉をしていてテントを燃やしそうになったヒヤリ経験のある方にとてもおすすめです。(笑)
パパーマンは炉端大将を使っていて火柱がたち、あっというまにロッジシェルターに穴をあけた経験がありますので(泣)。
やきまるで楽しい焼き肉パーティーを!!
今回はこのへんで。