こんにちは、ochanです。
今回はキャンプでピザが焼けるDCMブランドのピザオーブンを紹介します。
アウトドアで食べる料理は何でもおいしく感じるものですが、中でも炭火で作った焼きたて熱々ピザの美味しさといったら筆舌に尽くしがたいほどです。
なぜなら生地の上にたっぶりトッピングされたチーズが、トロットロになっている時に食べるピザが一番だからです。
そんな焼きたてピザをキャンプで作るときに活躍するのが、持ち運び出来るピザオーブン。
キャンプで使える汎用的なオーブンはアウトドアメーカーからも発売されていますが、こういうのは容積があるのでピザを焼くためにオーブン内を高温にキープするのが意外と難しいものです。
一方、薄いピザ専用にコンパクトに設計されたこのDCMブランドのピザオーブンなら、オーブン内の温度を上げやすいというメリットがあります。
また本格的なビザストーン(ピザをのせて焼く石)やピザピール(ピザを運ぶ板)が付属しているので、あとは食材と炭火グリルを用意するだけでピザを作ることが出来るのです。
この記事では、キャンプでピザを作ってみたい方のために、DMCブランドのピザオーブンの仕様や特徴、使い方のコツについて詳しく説明します。
最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
DCMのピザオーブンの3つの特長
はじめにDCMピザオーブンの特長について説明します。
ピザ専用で価格が安い
一番気になるのが、このピザオーブンの価格ですよね。
後で詳しく説明しますが、DCMはホームセンターのブランドなのでお値打ち価格です。
さっそく、アウトドアメーカーのオーブンと価格を比べてみましょう。
メーカー | 製品 | 価格 |
DCMブランド | ピザオーブン L-18YM04 |
4,900円 |
コールマン | 6,118円 | |
ロゴス(参考) | 33,673 円 | |
キャプテンスタッグ | 7,275円 | |
スノーピーク | 32,780円 |
なお、上の表に記載した価格は、2021年6月4日のAmzon調べです。
ロゴスについてはオーブンだけではなく焚火台の機能をセットで含んでいることから、同じレベルで価格を比較するのはフェアではありませんので、ここではあくまで参考と考えてください。
比較して分かったことは、DCMのピザオーブンが一番お値打ちだということです。
また、この価格なのにピザストーンなども付属品としてはじめからついているのがありがたいですね。
コンパクト設計でオーブン内の温度を上げやすい
ピザを焼く時は、あらかじめ150℃から200℃にオーブンの中を予熱しておく必要があります。
ピザオーブンはピザを焼くために必要な最低限の容積で作られているので、この予熱時間が大容量のオーブンに比べて比較的短くなります。
また温度計も初めからついているので、別で用意しなくていいのもありがたいですね。
ピザストーンで焼く本格ピザ窯
ピザに特化している製品だけあって、専用のピザストーンが付属品としてついています。
あらかじめ加熱したピザストーンにピザ生地をのせて焼くことで、窯焼きのように表面がカリっと、中がふっくらとしたピザになります。
ピザオーブンの主な仕様
次にDCMブランドのピザオーブンの仕様についてみていきましょう。
DCMブランドって何?
DCM株式会社はおなじみのホームセンター、DCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねや を統合するグループ会社。
この会社の作る製品ブランドが”DCMブランド”と呼ばれています。
ちなみに、コーポレートストーガンは“Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに”
主な仕様
DCMピザオーブンの主な仕様は簡単に次の通り。
- サイズ:(約)幅37.5×奥行き29×高さ10cm
- 付属品:ピザストーン、ピザピール
下の写真は付属のピザピール(ピザをオーブンに入れるときに使う)です。
ピザピールは、こんな感じで使用します。
焼けたピザを取り出すとき、ピザストーンにピザがくっついてしまっていることがあります。
そんなとき、このピザピールが役に立ちます。
モデルチェンジ後の改善点について
このDCMピザオーブンは、一度モデルチェンジをしています。
この記事でご紹介しているDCMのピザオーブンは最新版ですが、旧モデルから使い勝手がいくつか改善されています。
この変更点について説明します。
まずは、下の画像がDCMピザオーブンの旧型( L-K1701)です。
これは尾上製作所のピザオーブン(現在も販売中)に見た目がそっくりなので、OEM品だったのかもしれません。
前面のぞき窓に傾斜がついた
新型(L-18YM04)は前面のドアに傾斜がつきました。(旧型モデルでは垂直)
ここに耐熱ガラス製の窓が2枚入っているのですが、この窓が斜めになっている部分についてあるため、旧モデルに比べて奥にあるピザの焼け具合が見やすくなっています。
温度計の位置
もうひとつ、温度計の取り付け位置が変わっています。
旧型はオーブンの天井部についていたのが、新型では前面のドア部に場所が移っています。
温度計の裏側には温度センサーがあり、このパーツがオーブン内に張り出すのですが、旧型は天井部から下に伸びていたので、ピザの出し入れ時にこのセンサーと干渉する可能性がありました。
新型はドアに温度計がついたので、ピザの出し入れ時にドアをはねあげて開けてやれば、裏側のセンサーは下の写真のようにオーブンの外に出てしまいますので、ピザと干渉するといったことはまず無くなります。
細かいところですが、よく考えられていますね。
ピザオーブンを焚き火台で使う
ピザオーブンでは炭火を使って焼くのですが、同社のBBQグリルの上にセットして使用することが推奨されています。
さすがに収まりも良いので、もしこういったグリルを持っていなければピザオーブンと一緒に揃えてしまうのもありだと思います。
僕はBBQ用グリルを持っていないのですが、炭を使える焚火台はいくつか持っていたので、その中からコールマンのファイアーディスクを使ってみました。
そこで、ここでは焚き火台を使ってピザを焼く方法と注意点について説明します。(あくまでメーカー推奨の使い方ではないので、あらかじめご了承願います。)
ファイアーディスクの紹介記事です。ご参考まで。
ピザオーブンの構造について
焚き火台の上に載せる前に、ポイントとなるピザオーブンの構造を説明します。
下の写真はピザオーブンをひっくり返したものです。
3つの空間があるのですが、真ん中の赤いところにはピザストーンを置いてピザを焼く部分になります。
炭で加熱するとき、この赤い部分の下に炭を集めてしまうと、ピザの下側しか焼けず失敗してしまいます。
ですので炭は黄色い部分の下に置き、このスキマからピザオーブン内に熱気を送るようにしてやるのがコツです。
炭の置き方
というわけで、ファイアーディスクの上に炭を配置するのですが、下の写真のように2分割しておいてやります。
焚き火台の上にピザオーブンを載せたところ。
この通り、ファイアーディスクにもピザオーブンが載りますよ。
ただ、安定感についてはサイズにあったBBQコンロの方があると思います。
あとはオーブンの予熱が出来たら、ピザを入れて焼くだけです。
ピザオーブンまとめ
最後に、DCMのピザオーブンについてまとめます。
DCMブランドのピザオーブンのメリット/デメリット
ピザオーブンのメリットとデメリットを示します。
メリット |
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デメリット |
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デメリットについてフォローを少しだけ。
DCMのピザオーブンはピザ専用に作られているのですが、それ以外にもメーカーはグラタン、ロースビーフ、パエリアなども作ることが出来ると紹介しています。
つまり、このスペースに入るオーブン料理なら、基本はいけるようです。
2つ目の入れ物については、みつけたらまたご紹介したいと思います。
とりあえずは、製品が梱包されていた箱に入れて運ぶのでも良いかと。(#^.^#)
キャンプで食べるピザはうまかった
以上、ピザオーブンについてご紹介してきました。
僕はキャンプでこのピザオーブンを使い生地を練って作ったピザを食べましたが、やっぱり自然の中で焼きたてのピザを食べたら
「おいしー!」
と思わず声が出そうになりました。
それに、ピザを作っている過程もなかなか楽しいかったですよ。作っている時にだんだんお腹が空いてきましたけど。(^▽^;)
ピザは生地から作るのもいいですが、スーパーで売られている市販の生地を買ってきて、好きな具材をトッピングして焼くだけでもとても楽しいと思います。
そして、ピザならBBQでお肉を焼くのと違って煙も臭いもあまり出ないので、自宅の庭で楽しむことも出来るのではないでしょうか。
さて最後になりましたが、このDCMのピザオーブン、
アウトドアでお手軽に本格ピザを作って、美味しさを味わいたいという方には是非オススメしたい一品ですよ。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん楽しいキャンプを!