稲穂で休んでいるシジミチョウをみつけた
2018年9月1日(土) 今日は雨が降ったりやんだりでキャンプへ出かけることができませんでした。 そこで近所の公園にお散歩に出かけました。だけど公園を訪れる少し前まで雨が降っていたせいか鳥の姿はほとんど見かけず、トンボや蝶が姿を見せてくれるくらいでした。
しばらく歩いていると、小さなシジミチョウがイネにとまっているのを見つけました。下の写真は、ちょうど稲の穂にとまっているところです。
緑色のイネの中に、ポツンと白っぽいシジミチョウがとまっていると色合いがちがうので目立ちますね。そこで田んぼの中を探してみると、同じようにイネにとまっているシジミチョウを意外とたくさん見つけることが出来ました。
この小さなシジミチョウは比較的よく見かける蝶だと思いますが、シジミチョウの中でも下の写真の灰色のシジミチョウは特によく見られている種類ではないでしょうか。
この写真のシジミチョウですが、名前はヤマトシジミといいます。 写真のヤマトシジミはイネにとまって何か食べたりしているわけではなく、きっと休んでいるだけだと思います。
というのもヤマトシジミはクローバーに似たカタバミの葉に卵を産みつけ、幼虫はカタバミの葉を食べて育つのでイネには用がないはずです。この公園の野原にはカタバミがたくさん生えているので、きっと野原を中心に活動しているのだと思うのです。
今回はこの身近な蝶々、ヤマトシジミをじっと観察してみたいと思います。
写真を拡大してみました。
とまっているイネのお米のサイズと比較するとよくわかりますが、ヤマトシジミはとても小さな蝶です。このヤマトシジミの住んでいるのは本州の東北地方までだそうで、北海道にはいないのですね。
シジミチョウの仲間は結構寒くなっても飛んでいるのを見かけるような印象があります。調べてみるとヤマトシジミは11月くらいまでは成虫でいられるようです。
この特徴が見つかったらヤマトシジミ
シジミチョウ科にはルリシジミなどヤマトシジミにとても似た蝶が数種類います。
そこでヤマトシジミの見分け方を調べたところ翅の裏側の斑紋、下の写真の3つの点が直線上にあるのを見つけることができれば良いみたいです。
自分の経験からすると、小さい子供が最初に虫取り網を手にしたら一番に捕まえるのが、このシジミチョウなんじゃないかなぁーと思うのです。
それでは、今回はこのへんで。