封筒型シュラフで冬に暖かく寝る方法を考えるの続き
今回は冬キャンプに備えて、手持ちの封筒型シュラフの保温能力UPのために掛毛布をシュラフの中に入れて使ったことを紹介します。
目次
以前書いた記事、「冬キャンプの寝袋に敷き毛布を追加した」は、マミー型シュラフに比べ防寒性能の劣る封筒型シュラフを使っているパパーマンが冬キャンプで暖かく寝るための工夫として、敷き毛布を寝袋の中に入れることを試みたところ、これでかなり保温性能が向上したというお話でした。
敷き毛布の次は掛け毛布を寝袋に入れる
そこで今回は敷き毛布に加え、さらに掛け毛布まで寝袋の中に入れて寝てみることを試しました。それまで掛け毛布は寝袋の上にかけて寝ていたのですが、中に入れることで、より暖かく寝られるのではと考えました。
このテストしたのは、1/23の粕川オートキャンプ場泊です。テストを行うにはとても都合の良いことに、この日、ちょうど全国的に寒波がやってきたのです。(この時の様子は粕川オートキャンプ場に大寒波がやってきた その1をご覧ください。)
掛毛布を入れるとさらに暖かく
前回の敷き毛布編では掛毛布を寝袋の上にかけていましたが今回は寝袋の中に入れるということで、使った毛布は敷き毛布編の時より薄手でコンパクトになるものにしました。薄手の毛布を選んだのは荷物をコンパクトにするためでは無く、寝袋の中が毛布で狭くなることで窮屈にならない様にとの考えです。
使用しているシュラフは小川キャンパルのフィールド・ドリームDXというものです。最低使用温度2℃のこのシュラフですが、掛毛布の追加により性能UPを図りたいところ。
今回使用した掛毛布ですが、最近人気の発熱する素材ではありません。使ったのはマイクロファイバー生地の毛布で、さわった感じが柔らかくて気持ちの良い素材です。毛布のサイズはシングルサイズ。丸めると、ぎゅっとコンパクトになります。
90cm幅の封筒型シュラフに140cmの毛布は入るか
フィールド・ドリームDXは封筒型シュラフの中でも大型のもので幅は90cmあります。これに対し掛け毛布の幅は一般的なシングルサイズとはいえ140cmとさらに大きいのです。ですので掛け毛布を実際にシュラフに入れる前はサイズに無理があるかもしれないと思っていましたが、違和感はなくうまく入りました。
掛け毛布をプラスしたテストの結果
当日は、寝る前にテントの中で2℃をきったところまでは確認しています。朝方、外に置いていた食器やジャグの水が凍っていたので、睡眠中には氷点下になっていたようです。
結果、寝袋の上に毛布を掛けるよりやはり暖かいと感じました。寒さで目が覚めることはありませんでしたよ。
毛布のパッキング方法
前回の記事では、敷き毛布をフィールド・ドリームDX-IIIに入れたまま寝袋と一緒に収納しましたが、掛毛布まで同じように収納するのは無理なので、毛布だけで一つに荷物をまとめることにしました。
下の写真は、下から掛毛布、敷き毛布、しまむらのブランケットの順です。このまま、海苔巻きの要領でくるくる丸めていきます。
最後に100均で買ったゴムバントで固定してやります。これで、出来上がりです。
この装備で中部地方の平地のキャンプ場であれば、ほぼ寒さに対してクリアできる寝床になったと思うのです。
さらに、冬キャンプを続けて試してみたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。