こんにちは、ochanです。
今回はPYKES PEAK(パイクスピーク) のテント”SOLO DOME”を紹介をします。
このSOLO DOMEはこれからキャンプを始める方に是非お勧めしたいソロキャンプ用ドームテント。
販売価格(Amazon調べ)が1万円を切るテントながら、品質も悪くないしソロ用のドームテントに求められる一通りの装備を備えています。
ソロドームの特徴は以下の通り。
- バイクにも積載可能な小型軽量テント
- 価格が安い
- キャノピーが跳ね上げ可能
- フライシートはシルバー加工がされて遮熱性が高い
- フライシート後に広い換気口つき
- カラーが5色から選べる
- 日本のブランドならではの安心感
エントリークラスのドームテントとしては、最近ワークマンから5,000円を切る価格のBASICドームが発売されましたが、このSOLO DOMEはBASICドームと比べると1クラス上の機能を備えたテントになります。
今回はこのPYKES PEAK(パイクスピーク) SOLO DOMEの購入を検討されている方のために、このテントの特徴や仕様、実際に使用してみて感じたことについて詳しく解説していきます。
それでは最後までごゆっくりどうぞ。
この製品はTwitterでPYKES PEAKさんよりご提供いただいたものですが、製品に対する感想はあくまで私個人の見解を書いたものです。
目次
パイクスピークのソロドーム3つの特徴
はじめにソロドームの特長を3つご紹介します。
風通しに優れる前後ドア
ソロドームのインナーテントには前後にドアがあります。
このインナーテントのドアは前・後どちらの側も全開、全閉、フルメッシュに切り替えられる仕様になっています。
またフライシートも前後両側に開閉できるドアが付いています。
なので夏は前後を開放、あるいはフルメッシュにして風通しを最大にすることができますし、冬は全閉にすることで寒さをしのげます。
ここはテントの居住性に影響するとても重要なポイントです。
ドアの通気性を最大限コントロールできる仕様なので、このテント一つで4シーズンに対応できますよ。
ここでお話ししていることは当たり前のように思われている方もきっと多いと思います。
だけどエントリークラスのテントではあまり目立たない後ろ側のドアをコストダウンのために省略してるのを時々見かけます。
例えばバンドックソロドーム1はフルメッシュインナーなので風通しが一見良さそうですが、フライシートの後ろ側にはファスナーが無いため開けることができません。
もうひとつ、ワークマンのBASICドームにはインナーテント後方に大型のベンチレーションがあるもののドアがないため全開状態にはできません。
ドアはテントの一番基本的な装備ですが、夏を快適に過ごすためにはとても大切なポイントですのでテント選びの際は注意されると良いと思います。
フライシートにシルバーコート加工
下の写真はソロドームのフライシートの裏面をみたところです。
銀色はシルバーコート加工。
シルバーコート加工は太陽光を遮るためのコーティングで、夏キャンプにとても有効な仕様です。
一般的にはポリエステル生地のタープの裏面に加工されていることが多いのですが、こうしてテもントのフライシートに採用されているのはあまりありません。
このシルバーコート加工はソロドームの大きな特徴といって良いですね。
お値打ちな価格設定
パイクスピークのソロドームの魅力は何といっても1万円を切る価格。
これは文句なくありがたい(^^♪
下の表のとおり同類のテントと比べても安価ですよ。
パイクスピーク/ソロドーム(スチールポール無し) | 7,980円 |
バンドック/ソロドーム1 | 円 |
8,500円 | |
8,200円 |
最近よく見かけるようになったパイクスピークは福岡にあるアウトドアブランドです。
そうなのです!パイクスピークは日本のブランドなのです。
私たちは「Enjoy! Your Life」をコンセプトにアウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品まで、幅広く商品展開を行っており、お客様のライフスタイルをアクティベートする、ワクワクする商品をお届けしていくことをモットーとしているブランドです。
~パイクスピークスHPのコンセプトページより
パイクスピークのソロドーム主な仕様
ここからはソロドームの仕様についてお話していきます。
主な仕様
ソロドームの主な仕様です。
本体サイズ | 約210×105×110(cm) |
インナーサイズ | 約200×100×100(cm)※ |
収納時サイズ | 約直径18×44(cm) |
重量 | (約)2.6kg |
材質 | ポリエステル |
セット内奥 | インナーテント×1、フライシート×1、キャリーバッグ×1、グラスファイバーポール×2、ペグ×13、ロープ×4、付属品収納袋2種、取扱説明書(日本語) |
※:インナーテントの幅は100cmなので、完全にソロサイズですね。これは大人一人が横になってその脇にランタンなどの小物がおけるくらいの広さです。
インナーテント
インナーテントのポールはグラスファイバー製です。
標準的なクロスポール方式を採用しているので風には強いと思います。
インナー側のフックをポールに吊り下げていく方式なので設営はとても簡単でした。
組み立ててみて全体的に質感は高いと感じました。
ドアを全開にした時は、そのドアの生地を隅にあるポケットにまとめて入れることができます。
最近のテントでよく使われるようになった手法ですが、ドア周りがすっきりするのがいいですね。
同梱のペグとガイロープ
ガイロープは標準的なものです。プラスチック製の3穴の自在がついています。
ペグは鉄製で先端がとがったものです。
整地されたキャンプ場なら使えるかもしれませんが、できれば市販の鍛造ペグやチタンペグなど丈夫なペグに交換されることをお勧めします。
もの
インナーテントのポケットと天井のフック
インナーテントには貴重品などを入れておくのに便利なポケットがついています。
天井にはフックが1つ取り付けられていて、ここにランタンを吊るすことができます。
換気の大型窓
フライシートの後方にはとても大きな換気口がついています。
この窓のフチには厚めのウレタンが入っていて、窓が型崩れするのを防ぐようになっています。
ここはとても丁寧な設計だと感じました。
換気口のすぐ内側のインナーにはメッシュが付いているので、フライシートの開口と合わせてしっかりと換気ができます。
キャノピーポール
このソロドームにはキャノピーポール付きと無しの2種類のタイプがあります。
僕がいただいたのはキャノピーポール付きのモデルです。
キャノピーポールはスチール製で、ワイヤーなどで連結されておらず継いでいくタイプ。
徒歩キャンパーの方にとってスチール製ポールは重いので難があるかもしれませんが、テントの収納袋に入る長さに作られているので、もし迷ったらキャノピーポール付きのモデルを買っておいた方が良いと僕は思います。
キャノピーポールは市販品のものを入手することもできますが、テントと一緒に収納できる長さを探すのは難しいはずですから。
防水について
テントの耐水圧は2000mmなので、スペックとしては十分です。
またフライシートの縫い目を確認したところ、しっかりとシームテープで防水処理されていました。(下の写真)
雨に対する仕様としては問題なさそうです。
ただし実際に雨の中でこのテントを使用したことがないので、防水の実力については今のところ未知数です。
もし雨の中で使用する機会があれば、ここにレポートを追加しますね。
ソロドームを使ってみて感じたこと
それでは、ここから僕が実際にソロキャンプで使用して感じたことをお話します。
日本メーカーの安心感
このsolo domeにはカラー刷りの日本語で書かれた取扱説明書が付属していました。
個人的にここまでしっかりしたテントの取説を今まで手にしたことがなかったので少し驚いてしまいました。
こういうのを見ると、日本ブランドの製品だという安心感を感じてしまいます。
アプリコットベージュの色がお気に入りに
ソロドームはカラーを5色から選ぶことができます。
5色のバリエーションがあるテントは珍しいですね。
僕のテントはこのうちアプリコットベージュです。
貰いもののテントなので色は選べず、ピンク色に近いので使ってみる前はどうかなと思っていたのですが、実物はそれほど派手な色ではなく使っているうちになじんできました。
5色から選べる楽しさがあるのはこのテントのいいところだと感じました。
品質も問題なし
このテントで一泊しましたが、少なくとも僕のテントに関してはとくに縫製の悪い所やほころびなどなく品質については文句はありませんでした。
これなら長く使えるのではないでしょうか。
テントの前後を逆に使うこともできる
余談かもしれませんが、このテントは先にご紹介したように前後にドアが付いていますので、後ろ側のドアを正面にして使うこともできます。
晴れた日は、こんな使い方もありですね。
ソロドームに弱点はあるか?
最後に使ってみて今一つだと感じた点についても書いておきますね。
このテントのインナーの幅は200cmと、最近のテントの中では一番狭いクラスです。
実際によく使っている高さ10cm、幅194cmのエアーマットをインナーの中に敷くとエアーマット自体が左右どちらもインナーに接してしまいます。
その先は想像に難くないと思いますが、身長178cmの管理人が、そのエアーマットの上に寝ると頭と足のどちらもインナーに触れてしまいました。
というわけで、僕にとっては少しインナーのサイズが小さかったようです。
出来れば、あと10cmくらいインナーの幅が広いと文句のつけようのないテントだったのになぁ。
ここだけが唯一残念なポイントでしたが、パイクスピークさんが今後改善してくれることに期待したいと思います。
もちろん身長の低い方なら、この点については問題ありません。
パイクスピーク ソロドームまとめ
ここまでPYKES PEAK(パイクスピーク) SOLO DOMEの購入を検討されている方のために、このテントの特徴や仕様、実際に使用してみて感じたことについて詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか。
ドーム型テントはペグダウンできない場所でも自立式なので立てられるし、立てた後で移動も容易にできるという便利さがあるので、一つ所有しておくと困ったときに役に立ちます。
さらににこのテントは価格が安いので、ソロキャンプをこれから始めようと検討されている方が1つ目に買うテントとしてピッタリだと思います。
それでは今回はこの辺で。
みなさん楽しいキャンプを!