今回は、大容量ポータブル電源とTEKNOS(テクノス)の30cm羽根卓上扇風機を夏キャンプで使うお話です。この扇風機、羽根が大きく大風量タイプですが、DCモーター搭載なので見た目によらず省電力。キャンプでポータブル電源を使って動かしても長時間使ます。
実際に僕が所有しているsuaokiの400Wh容量のポータブル電源なら、最大風量でずっと稼働させても1泊2日のキャンプでは帰る時にまだ電源の残量がありました。
それでは、このテクノス卓上扇風機のキャンプでの使い勝手を、じっくりと見ていきましょう。
目次
テクノス30cmDC卓上扇風機の仕様
それでは、はじめにこの扇風機の仕様から。
- サイズ (約)W35cm×D28cm×H47cm
- 重量 (約)2.4kg
- 電源 100V 50/60Hz
- 消費電力(約)8~19W(50Hz/60Hz)
- 電源コードの長さ (約)160cm
- 風量 3段階切替
- 首振り
- 4時間切りタイマー
- リズム風
- おやすみ風
- 付属品 リモコン / 日本語取扱説明書 / 保証書
- 色 グリーン
色はホワイトとグリーンの2種類から選べます。僕の購入したのはグリーンの方です。実際は濃い緑なので屋外で見ると下の写真の様に黒色っぽく見えます。
こだわったのは大風量×省エネ×コンパクト
僕は2017年からキャンプでポータブル電源と扇風機を使い始めたのですが、これまでの経験よりキャンプで使う扇風機選びの重要なポイントは、
- 大風量
- 省電力
- 少サイズ
の3点です。
昨年はポータブル電源を更新して電源容量が増えたので、今年の夏はこの電源に見合ったクラスの扇風機を探していました。
扇風機選定にあたっては先の3ポイントを全て満たす機種を探し、最終的にご紹介するテクノスの扇風機にたどり着きました。
まず風量については快適性と直結するため、少し欲張って大型の30cm羽根サイズと決めました。今まで使用していた扇風機の羽根は18cmでしたので、それから比べるとかなりの能力UPとなります。
次に省電力についてですが、30cmクラスで消費電力が19Wに抑えられている扇風機はテクノス以外にはありませんでした。さすがDCモーターを採用しているだけのことはありますね。
最後にコンパクトな扇風機が欲しかったので卓上扇風機を探しました。最近の家は洋室が多くなったせいか、探しても首の長い扇風機ばかりしか見つかりませんね。
30cm羽根のDCモーター卓上という条件で探すと、このテクノスの他には1機種くらいしか見つかりませんでした。
テクノスの卓上扇風機は便利なリモコンつき
この扇風機、思ってもみなかったリモコンがついていました。
僕はアウトドアで使う扇風機にリモコンはいらないとずっと思っていましたが、実際に使ってみるとそれなりに便利ではあります。
基本はソロキャンプで使うので、首振りをリモコンボタンで動かすことは無いのですが、風量を切り替えたくなることはあります。この時、手元にリモコンがあればズボラな感じで過ごせてGoodでした。
リモコンを使わないときは本体の中に収納できるので、無くなることはなさそうです。
ポータブル電源で扇風機は何時間使えるのか?
ポータブル電源で扇風機を稼働させるとき、一番気になるのは何時間使えるか?という点ですね。
この稼働能時間を仕様から試算してみます。
まずは僕が使用しているsuaokiのポータブル電源とテクノス扇風機の仕様から、計算に必要な数値をピックアップすると、
- suaokiポータブル電源の容量:400Wh
- テクノス扇風機:19kW(最大風量)、8kW(最小風量)
これより稼働時間は、
- 最大風量での稼働時間=400Wh×0.7(AC/DC変換効率)÷19kW=約15時間
- 最小風量での稼働時間=400Wh×0.7(AC/DC変換効率)÷8kW=約35時間
となります。
実際の消費電力で計算してみたら
suaokiのポータブル電源のパネルには消費電力が表示されるので、この値でもう一度計算しなおしてみます。
最大風量時の消費電力は下の写真の通り。な、なんと!たったの13Wでした。
400Wh×0.7÷13kW=約21時間となります。
キャンプ場に24時間滞在した一泊二日のキャンプで、寝ている時以外はこの扇風機を最大風量で回し、さらにスマホを2回充電したのですが、キャンプ終了時に目盛り2本残っていたので、稼働時間が21時間というのはその時のイメージとおよそ合致します。
常に最大風量で使うことも無いし、これなら一泊二日のキャンプで全然問題ないですね。
ちなみに下の写真は最小風量の時ですが、表示が0wってどういうこと?
キャンプに似合う卓上扇風機
最近の扇風機は土台の部分がどれもこれも円形なのですが、このテクノスの扇風機は土台がコンパクトにデザインされているところが良いのです。というのも、この形状なら扇風機の背中を下側にして車に積んだキャンプ道具の一番上にポンと置けば、かさ張らず比較的積載がしやすいからです。
キャンプ道具の中に溶け込むデザイン
この扇風機は濃い緑色のおかげで、実際にほかのキャンプ道具の中に置いてもあまり違和感を感じません。こういう色の扇風機はなかなか無いので貴重ですね。
まとめ
今回ご紹介したTEKNOS(テクノス)の30cm羽根の卓上扇風機はいかがだったでしょうか。
この扇風機、一泊二日の週末キャンプを前提にすると、僕が昨年購入した400Wh容量のポータブル電源とバランスがとれて良かったというのが感想です。
というわけで、
ポータブル電源を使って大風量の扇風機を回したい方には、とてもお勧めの扇風機ですよ。
今使っているsuaokiのポータブル電源は、冬キャンプで電気毛布を使うためにそれまで使っていたRockpalsの比較的低価格のポータブル電源(150Wh)からステップアップしたものですが、ポータブル電源を持っているとキャンプで出来ることが増えて便利だなと感じるこの頃。
ポータブル電源の価格はまだまだ高価ですが、年々少しずつ下がってきているので、そのうち一家に一台のキャンプ道具になる日も近いのではないでしょうか。(^_-)-☆
それでは、今回はこのへんで。
楽しいキャンプを!