こんにちは、ochanです。
今回はGOGlampingの新作テントSKY EYE CT 自立式コットテントTCをご紹介します。
(この記事の最後にAmazonのクーポンコードを貼っていますので、ご活用ください。)
GOGlampingには先にカンガルーテントのSKY EYEというテントが存在するのですが、今回発売されたSKY EYE CTはこのSKY EYEをコット上に設営できるように改良したテントになります。
つまりSKY EYE CTのCTとはコットテントという意味です。
最近の国内で売られているテントの新製品の動向をみていると、実はこのコットテントの商品の数が少しずつ増加する傾向にあり、密かにブームになりつつあるようです。
これはきっとキャンプ市場の賑わいが落ち着いてきた今、コットテントは日本の蒸し暑い夏に適した特性を持っているという「テントの見た目より本質」の部分に注目するキャンパーが増えてきたからではないでしょうか。
僕も夏になるとオープンタープの下にコットを置き、その上に風通しの良いソロ用のポップアップメッシュテント(Alpine製)を載せて寝るスタイルで何度もキャンプをしてきましたが、このスタイルがソロキャンプで最強の暑さ対策だと思っています。
ただ、このメッシュテントには唯一ですが弱点があり、それは寝ている自分の姿が周囲から丸見えになってしまうということ。
このメッシュテントにはアウターテントも付属しているのですが、アウターを使うと風通しが損なわれてしまうのですよね。
そのため、風通しを損なわないようにカモフラネットを購入してテントにかぶせたりもしましたが、今度はテントのファスナーにネットが噛みこんでとても使いにくく、一度試しただけでやめてしまいました。
今回ご紹介するSKY EYE CTはフルメッシュのテントではなく、ファスナーにより各面の窓をフルオープン、フルクローズ、フルメッシュと切り替えることができるため、そのような問題はありません。
夏は目隠しの観点でテントの一面だけをクローズにしておくなど、今までやりたくてもできなかったことができる自由度の高い設計にもともとなっているのです。
そればかりではなく、寒い季節も窓をフルクローズにすることで使うことができる4シーズン使えるテントがSKY EYE CTです。
もちろん、このSKY EYE CTの魅力はそれだけではありません。
前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事はSKY EYE CTの購入をご検討されている方の参考となるように、テントの特長、スペック、細部の観察について詳しく書いていきます。
それでは最後までごゆっくりとどうぞ。
はじめに本製品のレビューに関するポリシーを書いておきますね。
GOGlampingのファンだった管理人は2023年3月よりGOGlamping公認アンバサダーをやっています。
そのようなわけで今回レビューするSKY EYE CTはGOGlampingさんのご厚意により提供いただいたものですが、金銭の報酬や記事の内容への制限、チェックなどはGOGlampingさんから受けていません。
本記事にはPRを含みますが、本製品に対する意見や感想についてはあくまで管理人個人の考えによるものになります。
SKY EYE CTの3つの特長
はじめに、このSKY EYE CTの以下の主な3つの特長についてお話します。
- 社外製コットにピッタリなサイズ
- コットへの固定方法の工夫
- 開けると空を眺められる天井窓を採用
社外製コットにぴったりなサイズ
GOGlamping は自社製のコットを作っていないため、その分社外製コットならほぼどれでも使えるようにSKY EYE CTの長さ×幅のサイズを決めているようです。
今回僕が用意したコットは下の写真のようなNaturehike製の折りたたみ式コット。
このコットのサイズは長さ190 cm×巾 65cm×* 高さ38cm(ハイモード時)です。
Naturehikeのコットは数ある折りたたみ式コットの中でもキャンプブーム初期に大ヒットしたた売れ筋商品だけあって、その後発売されたコットの標準と言って良いサイズになっています。
このコットの上にSKY EYE CTを載せたところを見ていきましょう。
下の写真のようにテント本体の長さとコットの長さはピッタリ一致していますね。
次の幅方向も確認していきましょう。
少しわかりにくいかもしれませんが、幅方向もピッタリです。
テントとコットのコーナーはこんな感じ。
コットとテントのサイズがピッタリと一致しているのがよくわかりますね。
これというのもコットの長さ×巾が190cm×65cmなのに対し、SKY EYE CTの同サイズは190cm×68cmと寸法を合わせて設計されているからです。
参考に、このほかの各社の主なコットのカタログサイズを下の表にあげておきますので参考にしてください。
WAQ2wayフォールディングコット | 190cm×67cm |
VENTLAX 2WAY アジャスタブル コット | 190cm×67cm |
TOMOUNT コット | 190cm×65cm |
Soomloomキャンプコット | 192cm×69cm |
VASTLAND 2WAY キャンプコット | 190cm×65cm |
GOGlampingのHPによれば、対応するコットサイズは約67-72CMとされています。
表中の数値はあくまでカタログ値ですので一部はこの範囲を外れていることになりますが、寸法の図り方がコットメーカーによって違うため、今回使用しているネイチャーハイク製のコット(幅65cm)のように実際には問題なく使える可能性が十分あります。
もしコットをお持ちの方でSKY EYE CTが載せられるか検討したい場合には、コットの実際のサイズを測ってみるのが一番確実だと思います。
コットへの固定方法の工夫
それでは次にSKY EYE CTをコットに取り付ける方法を見ていきましょう。
SKY EYE CTを使ってみるとわかりますが、コットにしっかりと固定されているのが感じられます。
そのコットの下をのぞいたのが下の写真。
何やらベルトのようなものが。。。
テントの底には下の写真に見られるバックル付きベルトと伸縮性のあるストラップの2つの固定具がついていて、これらがテントをコットに固定しているのです。
テントを取り付けたコットの裏面を見ると、先ほどの2つの固定具がこのようについています。
特に斜めに取り付けているストラップによって、テントの4角が浮くことなくぴったりと取り付けられるようです。
GOGlampingでは固定具を決めるためにいくつも試したようですが、最終的にこの方法に落ち着いたようですよ。
開けると空を眺められる天井窓を採用
さて3つ目の特長ですが、SKY EYE CTには前作SKY EYEでも採用されていた天井窓がついています。
この窓はフルメッシュ、フルクローズに切り替え可能。(フルオープンにはなりません。)
テントの中からファスナーを開け閉めすることができるのでかなり扱いやすいです。
SKY EYE CTはポールがクロスしている間のエリアに天井窓がついていて、SKY EYE に比べるて面積が少し広くなった印象ですね。
この大きな天井窓をメッシュにしておけば夏場はテント内の風通しが飛躍的に向上するというメリットがあります。
もちろん僕が言うまでもありませんが、この天井窓は寝ながら星空を眺められるというロマン窓でもあります。(^_-)-☆
SKY EYE CTの仕様を詳しく解説
ここではSKY EYE CT 自立式 コットテント TCの細部までみていきます。
SKY EYE CTの主な仕様
まず、SKY EYE CTの主な仕様から。
素材 | テント生地:ポリコットン(65%+35%)(注1)
フロア素材:150Dポリエステル ポール素材:A7001アルミ合金 |
使用サイズ | 約190*68*100cm(注2) |
収納サイズ | 約50*14*14cm(注3) |
総重量 | 約2.25kg |
対応コットサイズ | 約67-72CM |
耐水圧 | 3000mm |
カラー展開 | カーキ、ブラック、アーミーグリーン |
注1:インナーテントの生地としてポリコットン(TC)が採用されているテントはまだ少ないです。ポリコットン素材は一般的なポリエステル素材に比べ結露しにくく肌触りも良いのでインナーの生地として最適だと思います。
注2:使用サイズは先行で発売されているSKY EYEの約210*90*102/112(h)cmに比べSKY EYE CTは一回り小さくなります。体格の良い男性ならきっとSKY EYEの方が快適に寝られると思います。
注3:収納サイズもソロテントとしてはかなり小さめ。コットを常用する方にとって持ち運びしやすく便利なテントだと思います。また幅が50cmなのでバイクへの積載も可能ですね。
テントの全周を見る
それではテント全周を観察していきましょう。
2本のメインポールは魚座型フレームになっていて、これにより天井部分に窓のスペースを作っています。
またSKY EYE CTはSKY EYE と異なり、テント前後がシンメトリックな形状になっています。
こちらは反対側をみたところ。
前後に同じ形の大型のドアがついています。
SKY EYE CTのドアはテント下側に巻いてトグルで留める構造になっています。
SKY EYEはサイドに巻く方式でしたが、個人的にはこちらの方が使い易いかなと思います。
SKY EYE CTは側面の片側だけですが、フレームの間の三角部分に窓がついています。
この窓はフルクローズ、フルメッシュ、フルオープンになります。
側面の反対側にはこの通り窓がありませんが、その代わりテント内側に大型のメッシュポケットがついています。(このポケットはあとで紹介します。)
テント付属品
収納袋の中にはテント本体の他にポール2本と細いペグが4本のみ。
この付属ペグは強度が低いモノなので、丈夫なものを別に用意しておくことをオススメします。
別売りの専用フライシート
実際にキャンプで使う場面を想像すると、このテントの使い道はいく通りも考えられると思います。
もしキャンプをする日に雨が降らないとわかっているなら、このSKY EYE CT単体でキャンプをすることが可能です。
次に雨が降る可能性がある場合を考えると、雨が降りこんでこない大きめのオープンタープやシェルターを持っている方なら、その中にSKY EYE CTを置くことで雨をしのいでキャンプをすることができますね。
そしてタープだけで完全に雨をしのげなかったりテント単体でキャンプをする場合、SKY EYE CTにはフライシートが別売りであるので、それを購入するといいと思います。
雨に強いポリエステル生地のフライシートさえあれば、キャンプのバリエーションがいっきに増えていろんな気候に対応できると思います。
またこの別売りフライシートはローコットに載せた状態でペグダウンが可能ですし、スカートと地面の間にすき間もできません。(下の写真)
この専用フライシート(SKY EYE CT FLY)については別記事で詳しく紹介しますので、しばらくお待ちください。
SKY EYE CTの細部を観察する
さてそれではSKY EYE CTの気になるところをじっくりと観察していきましょう。
取扱説明書
GOGlampingの取扱説明書は、写真のようにテントの収納袋に縫いつけられています。
取説は無くなりがちですが、これだと無くさないので良い工夫ですね。
電源用ファスナーあり
テントの前後で唯一構造の異なる部分は、下の写真にある電源コード用の取り込み口の有無です。
このファスナーは片側にしかついていないので、使用する場合はテントの向きに注意しましょう。
電気毛布などを使いたいときには、このファスナーはとても便利。
大型ポケット
テント内の側面1か所にかなり大型のポケットがついています。
テント内が狭い分だけ、このような大型ポケットがありがたいですね。
天井窓の開け方
天井の大型窓はテント内からファスナーによって開閉できるようになっています。
このファスナーを開けた後の、天井生地の固定方法ですが、
くるくると丸めて窓の端部にトグルで固定する方式になっています。
三角窓
GOGlampingのSKY EYE にはなかったけど、このSKY EYE CTで採用になった側面の三角窓。
夏シーズンの就寝時には、頭部への風通しを向上させるためにも有効な窓になると思います。
この三角窓はフルメッシュとフルクローズの他にフルオープンにもなります。
虫のいない場所ではフルオープンのままで寝ることもできますね。
念のため言っておくと、ここからテントに入るのは無理だと思います(笑)
隙間のできやすい三角窓の頂点部には蚊などが浸入しないよう、三角の布でカバーしています。
こういう細かい配慮が、このテントを使っていて喜ばしく感じるところです。
GOGlampingのSKY EYE CTまとめ
ここまで、SKY EYE CTの3つの特長、スペック、細部の観察について詳しく紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
最後にまとめです。
SKY EYE CTを使いたい場面
ここまでお話してきたSKY EYE CTの特徴から、以下のような場面での使用が想定されます。
かなり用途は広いですね。
- 軽量・コンパクトなテントを使いたい
- バイクでキャンプがしたい
- 夏の暑さ対策としてコットの上にテントを張りたい
- 夏はオープンタープの下で寝たい
- 風通しのよいテントがほしい
- 空を眺めながら寝たい
- テントの結露をできるだけ防ぎたい
- 簡単に設営できるテントを使いたい etc.
SKY EYEと迷ったら
GOGlampingには今回紹介したSKY EYE CTよりサイズが一回り大きいSKY EYEという商品がラインアップにありますが、見た目が似ていることもあって購入時に迷ってしまう方もいるかもしれませんね。
SKY EYEについてご興味のある方は、以下の記事を参考にしてください。
使用時のサイズを比較するとこんな感じです。
SKY EYE CT | 190×68×100cm |
SKY EYE | 210×90×102/112(h)cm |
こうして比べてみるとわかりますが、SKY EYE CTの方はコットのサイズに合わせて作られている都合上サイズが小さめで、SKY EYEの方はソロテントの標準的なサイズになっています。
ですのでサイズでみると大柄な方はSKY EYE CTは少し狭く感じるかもしれませんので、その場合にはSKY EYEの方をお勧めします。
このSKY EYE CTに思うこと
今回のSKY EYE CT 自立式コットテントTCについて思ったことなど書きますね。
先に発売されているGOGlampingのSKY EYE をこれまでキャンプで何度も使ってきましたが、そんな自分がこのSKY EYE CTをはじめに設営した時に感じたことが2つあります。
一つ目はより細部にまで気を配られた作りになっていること。
SKY EYEシリーズとして2つ目のテントだけあって、この記事の中でも詳しく紹介しましたが、目立たない部分についてもよりきめ細かく考えられていると感じました。
二つ目は新しい商品作りに積極的にチャレンジをしているということ。
これはGOGlampingのテント紹介の記事の中で、僕がGOGlampingの商品に魅力を感じる理由として毎度のように話をしていることでもありますが。
今回はコットテントという構想、天井窓の拡大、側面の三角窓と大型ポケットなど、SKY EYEと同じではなく一歩前進させた感があります。
開発の人が若い方ばかりなので、変化させることについてもポジティブな発想ができるのでしょうね。
SKY EYE CTはおすすめソロテント
夏の暑い時はタープの下にコット、そしてその上にフルメッシュにしたSKY EYE CTを置くサイト作りがおすすめ。
また冬キャンプではフルクローズしたSKY EYE CTをシェルターの中に入れてカンガルースタイルにするのもいいですね。
SKY EYE CTはポリコットン生地を採用しているので、冬によく起きる結露も軽減できますよ。
別売りですが、さらにフライシートも用意されていますのでシンプルにソロテント単体でのキャンプもできます。
というけで、このSKY EYE CTは四季を通じてオールマイティーに使えるテント。
SKY EYE CTの定価は10,980円(フライシートをのぞく)といつものように比較的安価な設定になっています。
GOGlampingさんよりクーポンコードをいただきました。
商品購入の際にお役立てください(期限があります)。
クーポンコード:OchanSECT
有効期限:2024/2/20 ~ 2024/2/29 20:00 JST
SKY EYE CTコットテント、フライシートともに10%割引になります。
SKYEYECTはAmazonの他にGOGlampingのサイトでも直販されています。
現在セール価格になっていますので、気になる方は下の画像をクリックしてのぞいてみてください。
それでは今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを。