オオハナアブは毒を持っているか?
写真は11月に入って公園でみつけたオオハナアブです。オオハナアブは花に集まって植物の受粉をたすけてくれるので、とても役に立つ昆虫なのですが、同じように花にやってくるクマバチに見た目がそっくりなので、近づくと刺されるかもしれないと思うのが普通ですね。
だけど、オオハナアブは毒針のあるクマバチに擬態しているだけで毒針など持っていません。自分より強い昆虫に似ることで、自分を守っているのです。
また、「アブ」と名前につくものの人を刺すアブの仲間でもなくて、こいつはハエの仲間です。もちろんハエと言っても、花の蜜に集まるだけで汚くもありませんよ。だから人には無害なのです。
あとは、クマバチと見分けがつけば畏れなくていいですね。
クマバチとの違いですが、クマバチは体が毛でもっとフサフサしていています。オオハナアブの方は比較的ツルっとしていますね。
というわけで見分けがつけば、花の近くでオオハナアブを見つけても、もう逃げる必要はありません。(^_-)-☆
オオハナアブのオスとメスの見分けかた
オオハナアブのオスとメスの見分けは簡単で、 左の複眼と右の複眼の間が離れているのがメスです。なので上の写真はメスですね。オスの方は眼がくっついているのですが、この日は見つかりませんでした。
オスはまたいつか見つけたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。