今回はユニフレームのスティックターボⅡの紹介をします。
スティックターボⅡは強力なターボ式ガスライターで、風が吹くキャンプなどのアウトドア環境で使っても火が消えにくいのが特徴です。
これまで同じようなキャンプ用のターボ式ガスライターとしてはソト(SOTO)/新富士バーナー製のスライドガストーチしか選択肢がありませんでしたが、2020年2月にユニフレームのスティックターボⅡが発売されたことにより、どちらかを選ぶことが出来るようになりました。
そこで今回の記事ではスティックターボⅡの仕様と特長について説明しますので、どの様なライターかをじっくりとみていただければと思います。
それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
スティックターボⅡの使い勝手
焚き火など屋外でライターを使う機会の多いキャンプでは、風に強いライターがとても重宝します。
中でもあつかいの容易なガスライターなら、間違いなくスティックターボⅡのようなターボ式が風に強くて便利。
またライター形状はいわゆるチャッカマンのように先端が長いライターが着火源から手元が遠くなるので安全です。
スティックターボⅡは全長で205mmありますので、安全に使えるライターといっていいでしょう。
かつてユニフレームには「スティックターボ」というライターが存在した
実はユニフレームには「スティックターボ」というキャンプ用ガスライターがかつて存在しました。
僕はスティックターボを愛用していたのですが、いつのまにか廃番になってしまったのですよね。
下の写真の上が旧型のスティックターボ(まだ使えますが破損あり。お尻の黒いプラが取れています。)、下が今回ご紹介するスティックターボⅡです。
僕は旧型がまだ現役だったころ焼肉屋さんでスティックターボが使われているのを目にしたことがありますが、業務用としても使われていたスティックターボは、それだけ信頼性が高い製品だったと思います。
新型のスティックターボⅡは旧型と雰囲気がよく似ていますが、比べると太くて短いイメージになっています。
言い方を変えるとゴツくていかにも丈夫そうな感じです。
今回のスティックターボⅡは、ユニフレームのHPによれば製品の芯に亜鉛ダイキャストが使われており、焼肉屋さんで使われていた旧型から強度をもっと上げることで信頼度をUPさせているのだと思われます。
ユニフレームの スティックターボⅡの仕様
それではまずスティックターボⅡの仕様をみていきましょう。
SOTOの定番ライター スライドガストーチとの比較
参考に競合するSOTOのST-480(下の写真)と比較してみました。
ソト(SOTO)のスライドガストーチの紹介記事はこちら。
スティックターボⅡ | ST-480 | |
サイズ | φ16(φ27)全長209mm | 幅35×奥行18×高さ110~185mm |
材質 | ステンレス鋼・亜鉛ダイキャスト・樹脂 | (不明) |
重量 | 140g(未充填時) | 55g |
充填量 | 約3.0g | (不明) |
燃焼時間 | 0.28g/分 | 約15分 |
使用燃料 | ライター用ガス | カセットガス、ライター用ガス |
定価 | 3,300円(税込) | 2,000円(税別) |
スティックターボⅡはST-480に比べ金属部位の割合が多く、全長も長いため重量がそれなりにあります。
どちらが良いかは言えませんが、スティックターボⅡを持った第一印象はずっしりと重く、使用感としてはこの重量の違いによるものが一番大きいように感じます。
スティックターボⅡの燃料は市販のライター用ガス
スティックターボⅡは仕様を紹介したように燃料として使えるのがライター用ガスだけで、残念ながらカセットガスが使えません。(旧式のスティックターボはどちらも使えたのですが。)
ですので、CB缶を常用するキャンパーさんにとってはST-480の方が便利ですね。
ただ、市販のライター用ガスは100均で売られているので比較的入手はしやすく、キャンプ用に1本買っておけばしばらくの間は使えるはずです。
逆にキャンプでCB缶を使わないスタイルであれば、小さなライター用ガスのボンベを使う方が携行性が良くて使い勝手がよいでしょう。
ガスの充填作業自体はとても簡単。
スティックターボⅡのお尻の部分にある注入穴に、ライター用ガスボンベの先を差し込むだけです。
ライター用のガスにはライター側の穴形状に合わせた数種類のアダプターが付属していますが、そのようなアダプターを使うことなく充填できます。
スティックターボⅡの使い方
スティックターボⅡの操作は製品を手にしたときの親指部分に集まっています。
操作は簡単で、下の写真の赤いボタン部分を押すことでカチッと音がして着火できます。
また赤いスライド部分を上にスライドさせれば点火がロックされ、使用する際は下にスライドすれば解除できます。
点火ボタンの下には火力の調整ダイヤルがついています。気温や標高などによって炎のサイズが変わってくるので、そんな時はこのダイヤルで調整しましょう。
オプションのレザーホルスター
2020年5月30日にユニフレームより、このスティックターボⅡ用のレザーホルスターが販売されます。
牛革性で、ベルトルーフがつているので腰へ取り付けが出来る仕様です。
色はピンク色のようです。なかなか面白いオプションですね。
スティックターボⅡまとめ
以上、スティックターボⅡの仕様と特長についてみてきました。
この記事を初めに書いて1年半くらい経っており、その間に60泊くらいキャンプをして毎回のようにこのスティックターボⅡを使用していますが、故障など一度もなく丈夫なので気に入っています。
当初、SOTOのST-480は火口が伸縮式で一番小さくして胸元などのポケットの中に入れることが出来るものの、スティックターボⅡは長さが205mmもありポケットに入れるには大きすぎることがネガになるのではと考えていました。
ところが実際に使ってみると、ライターをポケットに常に入れられたらいいなと思うことは無くて、キャンプテーブルの上に置いておき使いたいときだけ手にするだけで十分でした。
きっと同じような使い方をする人がほとんどだと思うので、そういう点ではスティックターボⅡの方が丈夫な分だけメリットがあるライターだと思います。
またSOTO製のST-480をはじめとする伸縮式のキャンプ用ライターと違い、スティックターボⅡはステンレスを多用しているので見た目に重厚感があり、使っていけばいくほど愛着が湧いてくるところも良いと思います。
最後にこのスティックターボⅡですが、
機能的なデザインで道具感があるキャンプ用品が好きな方にオススメですよ。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!