冒険手帳がバイブルだった少年時代
最近、アマゾンで本を探していたら、ふと「新冒険手帳」という本を見つけてしまいました。
冒険手帳といえば、忘れもしない小学生の頃に夢中になって読んだ本なのです。
この冒険手帳に書かれていたのは、いわゆる何がおきても最後まで生きのびるためのサバイバルの知識で、いつかハルマゲドンとか核戦争とか、そんな時がやってくると真面目に考えていた当時の僕は冒険手帳をバイブルにしてボロボロになるまで読みこんでいました。
生きる力と勇気が身につく本
それからこの冒険手帳の影響から、おこづかいでロープや肥後守(ナイフ)を買いました。
そんなサバイバルグッズを揃えた小学生が何をしていたかと言えば、同じような冒険手帳好きの友達が実は周りにたくさんいて、この友達と自宅から30分くらい歩いた所にある山によく登って遊んでいました。
その山の頂上には円墳(古墳の一種)があり、トンネルの様な古墳の中でカマドを作って焚火をしていました。
焚き火というか、小学生がやっているので火遊びと言った方がぴったりかもしれませんね。
みんな家から持ってくるのですよね、禁断のマッチを。
本当は、小学生がマッチを持つのはいけなかったはずですが。あとは肥後守で木を削ったり砥石で刃を研いだりしていた覚えがあります。でもナイフなんて、今の小学生には待たせないですよね。
冒険手帳から新冒険手帳へ
さて、この新冒険手帳は、あの「冒険手帳」の再来か?と思わずアマゾンで注文してしまったパパーマン。読むと似たような雰囲気の本ではありましたが、全く同じものではありませんでした。
大きな違いはといえば、その後に起きた大地震への対策が盛り込まれていたりと、意外にも現代の日本の事情にも合うような内容に進化していました。
とはいえ、読めばノスタルジーに浸ることが出来て満足感は高い本でしたね。
一つ残念なことといえば、昔の冒険手帳には自分の水着に釣り糸を結び、先にと針とエサをつけて泳いでトローリングしていたら魚が釣れるけど、水着が脱げて、フリ○ンになるので注意するようにという小学生が読んでもバカバカしいと思ったサバイバル知識が書かれていた気がしますが、この新冒険手帳では無くなったことかな。(笑)
あれは、残しておいてほしかったよなー。
最後に、本の紹介をしますが、今買うなら最近になってページが増えた「新冒険手帳決定版」が出ていますので、こちらがおすすめです。
(僕はこちらを買わなかったのを後悔してます。)
それから、文庫本になりますが
昔なつかしい冒険手帳が今でも手に入るみたいです。
目次を読むと、ハチに刺されたら、ショーベンをかけるというページがありますが、これは今ではやってはいけないというのが常識になっています。
でも、そんな細かいところは気にならないほど
この本を懐かしいと感じる方には超おすすめですよ。
男なら一度は読むべし!
本屋さんに行くとキャンプ関係の本がたくさん並んでいますが、そこには当たり前のことばかりが書かれていて本当に役に立つ本はあまり無いと感じます。
このサバイバル本は、同じようにに役に立たないかもしれませんが、地震、戦争、遭難など、もしこれらの非常事態が突然この平和な日本で自分の身に起きたらどうなるのか?と想像させてくれるとても面白い本なんです。
この本と週末キャンプ生活で無敵の男を目指しましょう。(^^)v
なんてね。
それでは、今回はこのへんで。