こんにちは、ochanです。
今回はポーターブル電源メーカーpowernessのソーラーパネル SolarX S120をご紹介します。
少し前までキャンプでポータブル電源を使うこと自体に疑問を持たれていた方も多かったと思いますが、ランタンのLED化などとともにキャンプ用品の電化が進み、キャンプでもポータブル電源を使うのが当たり前のような感じになってきたこのごろ。
2020年にポータブル電源メーカーのSUAOKIが行った調査では、すでに68%の方がポータブル電源(モバイルバッテリーを除く)を所有していたそうです。
それから3年たった今では、その間に起きたキャンプブームの影響もあってキャンパーの間でポータブル電源の所有率がさらに高くなっているものと思います。
ポータブル電源が普及していったのはもちろん便利なアイテムだったからに他ならないなのですが、だからと言って万能というわけではありません。
特に僕が痛切に感じるのは、キャンプで連泊をすると日がたつにつれ電源の容量が減ってきて心細くなってしまうことです。
そこで今回ご紹介するようなソーラーパネルをひとつ持っておくと、その心配がなくなるというわけです。
そこでこの記事ではキャンプで使用するソーラーパネルの選び方、使い方と僕が使用しているPowernessのSolarXソーラーパネルの特長について詳しく説明していきます。
それでは最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
キャンプで使うソーラーパネルの選び方
はじめにキャンプでの使用を想定した場合のソーラーパネルの選び方を説明します。
ポータブル電源にあった入力電圧と必要な電源出力を考えよう
これは一番大切なポイントです。
ソーラーパネルを選択するときは、組み合わせて使用するポータブル電源の入力電圧とアンペア数を必ず確認しましょう。
ソーラーパネルの出力電圧とアンペア数は、ポータブル電源の入力電圧よりも低い必要があります。
電圧とアンペア数が一致すれば、発電量を高めるためにワット数の高いソーラーパネルを選ぶことができます。
ポータブル電源に接続するケーブルサイズを確認
もう一つ必ず確認する必要があるのが、ポータブル電源と接続するケーブル先端のコネクターの口径・形状です。
このケーブルは通常ソーラーパネル側についています。
また将来ポータブル電源の機種が変わった時にもソーラーパネルを使うなら、コネクターの口径の種類が豊富なソーラーパネルを選ぶと良いでしょう。
防塵防滴性能について
屋外で使用するので本体が防塵防滴仕様の機種を選びましょう。
防塵防滴のグレードを示すIP(International Protection)値が明記されている製品を選ぶと確実です。
ただしコネクター部分は防水仕様になっていない場合が多いので、あくまでも雨の降っているときに屋外で使用するのは控えた方が良いです。
軽量・コンパクトなタイプを選ぶ
搬送しやすい軽量・コンパクトな製品がアウトドアでは断然使い勝手が良いです。
一般的に多結晶ソーラーパネルに対しコスト高にはなりますが、単結晶ソーラーパネルの方が発電効率が高いので軽量・コンパクトになります。
また収納時サイズについてですが、最近は発電パネルが折りたためてコンパクトになるタイプのものが主流ですのでこの点もチェックしておきましょう。
変換効率の高いタイプを選ぶ
最新の高効率な単結晶パネルであれば変換効率(モジュール変換効率)が20%前後の製品が多いようです。
現時点で単結晶ソーラーパネルを選ぶ際は20%を目安にしましょう。
ソーラーパネルの使い方
それでは次にソーラーパネルの使い方について説明しますので、参考にしていただければと思います。
太陽の向きに設置する
折りたたみ式のソーラーパネルは展開したのち、発電効率を高めるために太陽の上っている方向にパネルを向けましょう。
また、パネルに垂直に太陽光が入るように角度の調整も同時にやっておきましょう。
パネルはしっかりと固定する
ソーラーパネルにはパネルの角度が調整できるような足がついています。
この足を利用して、しっかりと地面にパネルを展開することが必要です。
ソーラーパネルのお手入れ
ソーラーパネル表面が汚れると発電効率の低下につながりますね。
本体が汚れた時には、湿らせた柔らかい布(綿・ネルなど)で表面をゆっくりと拭きましょう。(シンナーやベンジンなどの使用は基本NGです。)
PowernessのソーラーパネルSolarX シリーズの紹介
ここからPowernessのソーラーパネル、SolarXシリーズの紹介です。
まずはSolarXシリーズの主な仕様を下表にまとめました。
S40 | S80 | S120 | S200 | |
展開サイズ | 823 x 412 x 7mm | 1185 x 525 x 7 mm | 1612 x 530 x 7 mm | 2165 x 542 x 7 mm |
収納サイズ | 412 x 412 x 40mm | 590 x 525 x 30 mm | 450 x 530 x 42 mm | 595 x 542 x 40 mm |
重量 | 2.2 kg | 3.4kg | 4.7kg | 7.1kg |
ケーブル長 | 2m | 同左 | 同左 | 同左 |
作動温度 | -10℃〜 65℃ | 同左 | 同左 | 同左 |
保証期間 | 24カ月 | 同左 | 同左 | 同左 |
コネクター | DCコネクタ×1※1 (4mm、6mm、8mm ) USB-A ポート×1 USB-C ケーブル×1 |
同左 | 同左 | 同左 |
最大出力 | 40W | 80W | 120W | 200W |
定格電圧 | 18V | 18V | 18V | 29V※2 |
定格電流 | 2.2A | 4.5A | 6.6A | 6.9A |
変換効率 | 23% | 同左 | 同左 | 同左 |
内容 | パネル本体 取扱説明書 |
同左 | 同左 | 同左 |
※1:DCケーブルの先端は4mm、6mm、8mmの3サイズに分かれている3-in-1 コネクターになっています。
※2:SolarX S200ソーラーパネルの仕様は定格電圧29V/最大出力200W、市販のポータブル電源に充電する前、製品の最大入力制限を確認する必要があります。
LCDディスプレイ付き
PowernessのSolarXシリーズには本体背面にあるケーブル収納ケースの中にLCD(液晶パネル)がついていて、充電の状態が把握できるようになっています。(意匠特許)
このディスプレイにより瞬時電流(アンペア)と電圧(ボルト)をリアルタイムで確認できるので、どれだけ発電しているか分かりやすいです。
LCDディスプレイがついているのが、Powernessさんのソーラーパネルの一番の特徴です。
プレミアム単結晶シリコンセルを採用
POWERNESSソーラーパネルは優れた単結晶シリコンセルで作られており、太陽光の変換効率は23%以上になります。
太陽光エネルギーを効率的に使って充電ができるので、本体は軽量でコンパクトです。
他社ポータブル電源との接続
SolarXソーラーパネルはDCケーブルの先端(ポータブル電源に接続する側)が4mm、8mm、16mmの3つの口径に分岐しています。
ポータブル電源側の入力電圧の制限に問題がなければ、他社製のポータブル電源との接続も可能です。
またUSB-Aポート( 5V 2.4A)の他におよびUSB-Cケーブル( 5V 2.4A)が付属しているので、直接スマホなどにつなげて充電することも可能です。
マグネット式ハンドル
ハンドル部分がマグネットになっていて、折りたたんだソーラーパネルが広がらないように固定することができます。
折りたたむと写真のように薄く収まります。
マグネット式なのでこの開閉動作がとても容易です。
PowernessのSolarX S120をキャンプで使ってみて
ここまでキャンプで使用するソーラーパネルの選び方、使い方と僕が使用しているPowernessのSolarXソーラーパネルの特長についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか。
ソーラーパネルってポータブル電源を手に入れた方が次に目標にするモノですが、冒頭でお話したようにポータブル電源の普及率が高くなってきた今、「今度はソーラーパネルが欲しい。」と思われている方が実は多いのではないかと僕は思っています。
ではソーラーパネルを必要とする理由は何でしょう?
ここが大切ですよね。
僕が考えるのは次のようなポイントです。
キャンプでポータブル電源を使っていて容量がだんだんと減ってきたにもかかわず、充電する手段が無くて困った経験は無いでしょうか?
そんなことにならないようにするには、まずポータブル電源の容量を大きくしてやることが考えられますよね。
それが一番手っ取り早い方法だと僕も思いますが、それでも大容量のポータブル電源には購入費用面や重量・サイズ、そしてやはり電源容量が有限であることに変わりないなどの問題があります。
もしソーラーパネルを持っていると、そんな状況の解決にもつながるはず。
さて今回、僕はpowernessさんよりSolarX S120を提供いただいて実際に連泊でキャンプをしたときに使ってみましたが、初めて使ったにもかかわらずストレスなく充電ができて感激しました。
SolarXは製品としての完成度が高く、使い方も実際に使ってみると思っていたより簡単。
意外に使えるやつというのが僕のSolarX S120ソーラーパネルに対する現在の印象です。
最近は価格も下がってきたので、さらに入手しやすくなっているようです。
ソーラーパネルをご検討中の方は是非一度チェックしてみてください。
それでは今回のお話はこのへんで。
Always be powered!
みなさん、楽しいキャンプを!
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