こんにちは、ochanです。
今回はGOGlampingの定番商品、TCヘキサタープをご紹介します。
このヘキサタープ、この記事を書いている現在、”TSUBASA”というニックネームがつけられています。
4.2×4.1mという標準サイズのTCヘキサタープは、ファミリーキャンプからグループで楽しむBBQやソロキャンプまで多目的に使えるタープ。
TC素材のタープは風雨を防いでくれるのはもちろん、ポリエステル製のタープと違って焚き火の火の粉で穴が空きにくいという特長があります。
さらに遮光性・遮熱性に優れているため夏の暑さ対策として大活躍してくれるはずです。
キャンプを趣味にしている方なら、一つ持っておけばさまざまな場面で役に立つ万能タープだと僕は思います。
そんなTCヘキサタープは、数あるタープの中で最も人気の高いカテゴリー。
アウトドアメーカーが次々と参入してくる超激戦区なのです。
今回の記事では、このGOGlampingのTCヘキサタープ”TSUBASA”の購入を検討されている方や、すでにこのタープをお持ちの方のために、TSUBASAの主な仕様とアレンジ方法、そして使ってみて感じたことを中心にお話します。
それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
GOGlampingのTCヘキサタープ”TSUBASA”の主な仕様
それでははじめに、このTCヘキサタープの主な仕様をみていきましょう。
TCヘキサタープの仕様
TCヘキサタープ”TSUBASA”の主な仕様です。
本体サイズ | 4.2m×4.1m |
収納サイズ | 約50cmx18cmx14cm |
材質 | ポリコットン |
タープ重量 | 2.63kg |
セット重量 | 3.4kg |
耐水圧 | 500mm |
内容物 |
タープ本体×1 自在付きロープ×8本 ペグ×8本 キャリーバッグ×1 |
※ポールは付属しないので別途用意する必要があります。
このサイズのタープ用ポールには、φ28mm以上の太めのポールを使用することを推奨します。
GOGlamping製のタープ用ポールはこちら。
ポリコットン素材のメリット
TC素材(ポリコットン)はポリエステル素材にくらべ火の粉で穴があきにくいという特長があります。
タープ近くで焚き火をする時は、ポリコットン素材の方が安心ですね。
また遮光性が非常に高いので、夏は濃い日陰をタープ下に作ってくれるというメリットがあります。
さらに寒い季節には、幕に通気性のあるTCなら幕内側が結露して水滴がポタポタと落ちてくることはほとんどありません。
タープの下に寝ていると幕に寝袋が接することもあるのでタープが濡れると気になりますが、こういうところもポリエステル素材に比べたTC素材のメリットだと言えます。
付属品について
三角のアルミ自在がついたガイロープ(反射材入り)が8本付属しており、これは太さが十分で品質にも問題ありません。
付属のペグはヘッド部分が蓄光プラスチックの210mmのネイルペグです。
整地されたキャンプ場ならこのペグでも良いかもしれませんが、タープは強い風が吹くとペグに大きな負荷がかかるもの。
出来ればもう少し長くて丈夫な市販のペグ(鍛造ペグ、チタンペグなど)を別に準備されることをおすすめします。
カラー展開は4色
TSUBASAのカラーは4色展開です。
カーキ
グリーン
ブラック
ベージュ
縫製について
毎回のことですが、今回も生地の縫製をチェックしました。
結果は問題ありませんでした。
とても丁寧に作られていると思います。
TCヘキサタープ ”TSUBASA”の使い方アレンジ
ヘキサタープの使い方はアイデア次第なので、数えきれないほどあります。
僕はこれまでソロキャンプで、TSUBASAを小型テントと組み合わせて使用してきましたので、ここでは一例としてその使い方を詳しくご紹介していきます。
みなさんがヘキサタープを使う時のヒントになれば幸いです。
GOGlamping ツーリングドーム(1-2人用)とTSUBASAの組み合わせ
下の写真はGOGlampingのツーリングドーム(1-2人用)をTSUBASAの下に入れて使用しているところです。
テントを風や雨から守るための俗に言われる「過保護張り」です。
この張り方だと、天候が悪い時でもタープの下まで活動範囲が広がるので、テントだけの時より比較的快適になります。
後ろより見たところ
この時は海岸沿いのキャンプ場に泊まっていましたが、長時間の雨と強風の吹き荒れる最悪のコンディションの中、ずっとこのタープは耐え続けてくれました。
雨と風の対策として、TSUBASAのサイド面の計4本のガイロープは使用せず、ゴム製の短いストレッチコードを介し直接ペグダウンすることでタープ全体を低い構えにして張っています。
ストレッチコードを使っているのは、タープを張っているところが砂地の比較的柔らかい地面だったため、風の強弱による振動でペグが少しずつ抜けてくるのを防ぐためです。
3泊4日のキャンプでしたが、最後までタープは崩壊せずしっかりとテントを守ってくれました。
ここで使用しているGOGlampingのツーリングドームについては、こちらの記事を参考にしてください。
GOGlamping STALLYアルミツーリングドーム(3-4人用)とTSUBASAの組み合わせ
ツーリングドーム(1-2人用)より一回り大きいSTALLYアルミツーリングドーム(3-4人用)でも同じ様に過保護張りは可能です。
この場合は、先ほどの様にゴム製の短いストレッチコードは使わず、同封されているガイロープを使えばよいのです。
ポイントは3-4人用のツーリングドームだと前後の寸法が1-2人用より大きくなるため、タープ下で焚き火をしたり居住性をある程度確保したいなら、テントの後ろ側をタープの外に一部はみ出すように張ることです。
そのために小川張りにするのも一つの解決方法ですが、僕の場合は後ろのタープポールをフタマタ化することでテントとの干渉を避けています。
テンマクデザイン パンダTCとTUBASAの組み合わせ
下の写真はテンマクデザインのパンダTCにTSUBASAを連結して使用しているところです。
パンダTCへ連結するタープとしては、同じくテンマクデザインのパンダTCタープが有名ですが、TSUBASAはこのパンダTCタープの代わりになります。
タープのポイントとしてはサイドのループを地面に直接ペグダウンした時に、テントとタープの間の隙間がほとんどないことです。
隙間が無ければ冬キャンプでタープ内に冷たい風が入りにくいので都合が良いというわけ。
僕はパンダTCタープを持っていますが、使用感としてはTSUBASAの方がタープ下の奥行き方向が長いので、スペースとしては広いです。
必ずしも広い方が良いというわけではありませんが、広くて困ることはあまりないですね。
僕のTSUBASAはグリーン色ですが、カーキ色のTSUBASAを選ぶと色的にも連結時に違和感がきっと少ないと思います。
ちなみにタープとテントの接続部は下の写真の様になっています。
これはテンマクデザインの推奨するパンダTCタープをパンダTCに接続する方法と同じです。
タープの端をテントの頂上部にのせたまま、ガイロープを張ることで動かないように固定しているだけです。
慣れないうちはタープの端をこの位置に決めるのが難しいセッティング方法だと思いますし、強風の時にはタープ先端が左右どちらかへ外れやすいです。
その点、専用の接続用キャプを使用すれば簡単です。
参考記事を貼っておきます。
GOGlamping エコアルミリッジテントのインナーとTSUBASAの組み合わせ
暑い夏はTCヘキサタープの遮光性が高いという素材のメリットが十分に発揮される季節。
TSUBASAを持っていれば、使用しない手はないですね。
このタープ下で寝る時、もう一つ暑さ対策として有効なのがインナーがフルメッシュになっているテントを使うことです。
GOGlampingのエコアルミリッジテントはフルメッシュインナーになっているため、TSUBASAと組みあわせて使ってみました。
下の写真は、TSUBASAの下にエコアルミリッジテントのメッシュインナーを設置したもの。
風通しが抜群のスタイルなので、暑い夏対策として有効です。
組み合わせた時のサイズ感もちょうどいいですね。
こちらは後ろから見たところです。
ただしこれだとインナーの中の寝ている姿が丸見えなので、気になる方はテントのフライシートまで設営すると良いと思います。
フライシートをかぶせていてもテント内の風通しはそれなりに良いですからね。
ここで使っているGOGlampingのエコアルミリッジテントについては、こちらの記事を参考にしてください。
TSUBASAを使用して気がついたこと
それでは、これまでTCヘキサタープ”TSUBASA”を使用して気がついたことをここでお話します。
風に強いタープ
先に少しお話をしましたが、強風の中でTSUBASAはしっかりと立っていました。
ペグがしっかりと効き、丈夫なポールを使っているのが前提ではありますが、このタープは風にあおられても破綻の予兆を感じさせませんでした。
もちろんそうは言っても限界は必ずあるので基本は強風時にタープを張らないのが一番ですが、この出来事以来、僕の中ではこのTSUBASAは頼れるタープという位置づけになりました。
強風の中での設営は危険
このサイズの大型タープは、風を受けると強い力であおられます。
雨が続くと水はしみ込んでくる
雨が降り続いた時、TCタープの内側に水滴がついているのが確認できました。
TCは耐水圧が低い素材なので、雨水が裏側に染み込んでくるのはある程度仕方がないところです。
観察していると、水滴になって落ちてくるのは縫い目のあるタープの低い位置のようでした。
水滴がタープの高い位置から頭の上に落ちてくることはありませんでしたので、全然気にはなりませんでした。
ただ、このように防水性に関してはTCは完全なものではないと思っておいた方が良いですね。
TCヘキサタープの近くで焚き火をする
雨の中でTCヘキサタープを張った時、僕はタープの下に焚き火台を置き一晩中焚き火をやっていました。
朝になって明るくなってからタープを確認しましたが、火の粉によって開いた穴の跡はありませんでした。
タープ下で焚き火が出来るかどうかは、その時の焚き火の炎の大きさや薪の爆ぜ方など様々な条件の中で判断しないといけないので、一概に焚き火をしても大丈夫だと言えるものではありませんし、もちろん僕はおすすめもしません。
ただTC素材はポリエステル製のタープの様に一瞬でも火の粉が当たると溶けるような素材ではないので、タープの近くで焚き火をするハードルはかなり下がると思います。
ここが残念!
海岸で3泊したあと、タープについている金属のハトメに赤錆びが発生していました。
ハトメにはメッキがされているのですが、きっと潮風によって塩分が運ばれてついたのと雨に濡れたことで短期間に錆びてしまったのでしょう。
この件についてGOGlampingのアフターサービス窓口に聞いたところ、新しいTCヘキサタープTSUBASAではハトメが銅メッキに変更され錆びに強くなっているとのこと。
僕が買ったタープは、まだ旧式だったので銅メッキでは無かったようです。
僕の場合は残念でしたが、こういう細かい部分が少しづつ改善されているのはユーザーにとって嬉しいところですね。
TCヘキサタープ”TSUBASA”まとめ
以上、GOGlampingのTCヘキサタープ”TSUBASA”の主な仕様とアレンジ方法、そして僕が使ってみて感じたことをお話してきましたがいかがだったでしょうか。
ここからまとめです。
価格について
最後に気になるTCヘキサタープの価格を比較します。
選んだタープサイズは全て4.2m×4.1mで、ポールが付属していないものです。
タープの面積がほぼ揃うので、これなら公平にコスト比較が出来ると思います。
また比較にあたっては、Amazonのクーポンやポイントまで全てを有効としてカウントしています。
この記事を書いている2022年5月27日時点のAmazonの価格を表中に示します。
ブランド | 表示価格 | クーポン | ポイント | 実質価格 |
GOGlamping | 8,980 | 1,350 | 90 | 7,540 |
Eono | 7,970 | - | 80 | 7,890 |
Soomloom | 8,790 | - | - | 8,790 |
DOKICAMP | 9,999 | - | - | 9,999 |
FLYTON | 8,790 | - | - | 8,790 |
AKASOOM | 8,999 | - | - | 8,999 |
最初にお話したようにこのカテゴリのタープは価格競争の激しい激戦区ということもあり、少し残念な結果ですが国内の有名アウトドアメーカーはここにはもう存在していないようです。
そんな中、GOGlampingの”TSUBASA”の価格が最安値という結果となりました。
(なお実際に購入される際は、その時点で価格を再度確認されるようお願いします。)
最後に
ヘキサタープは初心者でも比較的使い易い形状のタープです。
それだけにファミリーキャンプやグループでのキャンプではサイトレイアウトの中心的な存在となることが多いため、選ぶなら安心して使えるモノが一番良いですね。
このGOGlampingのTCヘキサタープ”TSUBASA”は、その様な目線で購入しても十分満足できるものだとこれまで厳しい環境の中で使っていて感じます。
もちろんTCヘキサタープを選ぶポイントは人によって違うと思いますが、もしGOGlampingのタープ生地のカラーが気に入れば買っても後悔しないと僕は思います。
さて、実はこのTCヘキサタープ”TSUBASA”はGOGlampingというブランドがAmazonにはじめて登場した時に扱っていた商品なのです。
当時はその破壊的な安さにとても驚きましたが、今回この記事を作っていて競合相手が多くなった今でも一番安いことを知り、とても感慨深かったです。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!
GOGlamping の商品は国内でAmazon だけが正規販売ルートですので、購入時は十分ご注意ください。
GOGlampingというブランドと、テントとタープの全商品の紹介はこちらです。
本商品は2024年1月現在廃番になっていますのでご注意ください。