こんにちは、ochanです。
今回はFuturefoxのFox-Baseをソロキャンプで初めて使った時のキャンプ日記になります。
南信州発のアウトドアブランドFuturefoxは、最近Amazonでも5本脚のコットやヒーターアタッチメントなどの製品をよく見かけるようになり、ブランド名が浸透してきているように感じていました。
そのFuturefoxの新作パップテント、「Fox-Base」(フォックスベース)は2021年の11月19日に発売が開始され、わずか3日間で1900張りが完売となった超人気のテント。
このFox-Baseの人気の理由は3つあります。
1つめは特殊な撥水加工をされたTC生地、スカート、煙突ポート、サイドウォールというトレンドが全て盛りこまれたものになっていること。
そして2つめは濃い目のODカラーによるミリタリー色の強い外観と、サイドウォールをフロントポールに紐で結びつけるという独特のデザインにより、最近発売されたパップテントの中でもかなり武骨な雰囲気に仕上がっていることです。
それでいて前室の最大高さが150cmと最近のパップテントの中では高く設計されていており、居住性にも優れているところが3つめの人気の理由になります。
今回はこのFox-Baseをはじめて張って使った感想を交えながら、冬のソロキャンプのお話をしていきたいと思います。
それでは、FuturefoxのFox-Base初張りソロキャンプへGO!!
最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
FuturefoxのFox-Baseを野営地に張る
2022年1月15日(土)、16日(日)の1泊2日で、某所野営地でソロキャンプをしてきました。(この場所は野営の許可をもらっていますが秘密にしたいと思います。ご了承ください。)
今年通算2泊目のキャンプとなります。
16時頃に野営地に到着。
さっそくFox-Baseの設営をはじめます。
収納袋は大きめのサイズに作られていて、2か所のバックルであとから絞れるようになっています。
これは使い易そう。
内容物は下の写真の通り。
ポールとガイロープの質感はとても高いです。
また付属のスチールペグは長さが22cmで先端がちゃんと尖っているので、整地された地面であれば十分使えると思います。
ただ本日の野営地は硬い石が混じる悪条件の地面なので、付属ペグは使わずに自前の強度の高いペグを使用します。
ソロキャンパーのオイルランタンコレクション
今回はTwitterつながりのヤロロイさんが、収集しているオイルランタンを全部灯していたので撮影させてもらいました。
太陽が沈み周囲が暗くなるころ、ランタンの優しい明かりが浮かび上がってきました。
これだけのオイルランタンが並ぶと圧巻です。
こんな風に集合させるとランタンの明かりが隣のランタンを照らすので、オイルランタン自体の形の美しさが映えますね。
こんなのを見ると、自分もオイルランタンをもっと増やしたくなってきます。
焚き火とFox-Baseの相性
本日はコールマンのファイヤーディスクで広葉樹を燃やしています。
いつものように、消し炭を使って着火。
Fox-BaseはTC生地なので、テントの近くで焚き火が出来ることを売りの一つにしています。
というわけで、今回はテントのすぐ前に焚き火台を置いています。
今の様な寒い季節には焚き火が暖房の重要な役割をするので、テントのすぐ近くに焚き火台を置けることは大きなメリットになりますね。
ただし、この配置で使っていると焚き火の煙がテントの中に充満して煙たくなる場面が今回のキャンプではよくありました。
僕が所有するもう一つのパップテント(GoGlampingのTCパップテント)でも同じ位置で焚き火を繰り返し行っているのですが、これまで煙たく感じたことはほとんどありません。
原因は風向きによるものなのか(風はほとんどなかったのですが)、それともGoGlampingの方が天井がFox-Baseより10cm高いせいなのか?
今回は初張りなので、この辺りはFox-Baseを何度か使ってみてから結論を出したいと思っています。
さて熾火が出来て火力も上がったので、そろそろ夕飯を作ります。
今夜のキャンプ飯は中華鍋で野菜炒め
今回も中華鍋を使っていきます。
ファイヤーディスクで中華鍋を使うときは、下の写真の様に薪を一本手前に置いて取っ手を載せると鍋が安定しますよ。
豚肉とモヤシを入れて野菜炒めを作っています。
モヤシは安いし、ちょうど一人前が作れるのでとても便利な食材です。
野菜炒めの完成です。
Fox-Base(フォックスベース)使用時の暖房について
冬キャンプなので、FoxBASEの中の暖房についてお話しします。
これは今までGoGlampingのTCパップテントでやってきたものと基本的に同じです。
暗くなってしばらくすると気温は氷点下になりました。
下の写真の様に、テントのサイド奥側にアルパカストーブを入れています。
ストーブは大きめのウインドスクリーンで囲って、前面への輻射熱による暖房効果を向上させています。
このウインドスクリーンは風で幕が揺れストーブに当たって溶けるのを防止する意味あいもあります。
チェアにはUSBで加熱できる電熱座布団を敷いています。
この電熱座布団は3段階に暖かさを調整できるのですが、消費電力はMAXの状態でも10wととても小さいです。
電源はモバイルバッテリーではなく400whのポータブル電源を使っているので、この電熱座布団なら1泊二日のキャンプで電気の残量が気になることはまずありません。
前面には焚き火台を置き、ウインドスクリーンを使って輻射熱の効果をあげています。
というわけで暖房は石油ストーブ、電熱座布団、焚き火台の3点を主力にしています。
Fox-Baseについてはサイドウォールがフロントポールの位置まであるおかげでテントの前面以外が完全に囲われているため、これらの暖房がよく効いているように感じます。
今夜も日付が変わる頃まで、ずっと焚き火をしていました。
そろそろ眠くなってきたので寝床に入ります。
jimnyとFox-Baseが凍るー4℃の風景
1月16日(日)某所野営地でのソロキャンプの朝。
日曜日は6:30頃に起床。
Fox-Baseから出てくると、ジムニーが白く凍っていました。
この時の気温は-4℃。
体感的には、先週のキャンプよりもずっと寒いです。
Fox-Baseも、外側が凍って白くなっていました。
昨晩は写真の通りキャノピーを張り出したままメッシュインナーの中で寝ていたのですが、朝方は寝袋の中で少し寒さを感じました。
前回のソロキャンプでも寒かったので、今回は毛布を一枚追加しようと思っていたのにすっかり忘れていました。(^▽^;)
太陽が昇ってきました。
こうしてみると、Fox-BaseのOD色は自然の風景によく馴染みますね。
テントとジムニーに日が当たり、凍りついたところが溶けだしてきました。
ソロストーブと中華鍋で炒飯
朝は焚き火台をSOLOSTOVEキャンプファイヤーに変えました。
ペレット燃料に着火します。
同時に、ストーブの上でごはんパックをゆでます。
これで炒飯を作る準備ができました。
玉子にご飯をよく絡めます。
続いてネギとベーコンを投入。
朝ごはんの完成です。
炒飯は間違いのない美味しさです。
FuturefoxのFox-Baseを初張りした感想
朝食後に撤収をはじめたのですが、最後にFox-Baseを初めて張って感じたところを書いておきます。
まず全体の印象ですが、購入の一番の動機になったフロントポールに結びつけられたサイドウォールの印象的な姿は実物でもとてもカッコいいと思いました。
色は濃いOD色で、個人的にはバンドックのソロベースEXと似た様な感じの色です。
生地の厚さはバンドックよりも薄めなのですが、触り心地は滑らかで好印象。
この色はテントの下に濃い影を作ってくれるので、夏場のキャンプではとくに良い色だと思います。
フロントをクローズにして寝ると、朝が来たことに気づかないくらい濃い色です。(^▽^;)
今回はFox-Baseをピンと張ってやろうと思っていたのですが、なかなかうまく出来ませんでした。
下の写真の赤い線のところに谷間が綺麗に出来ずに少し膨らんでいるのが分かると思います。
けしてこの裏側に荷物があってテントを圧迫しているわけではないのですが、こうなってしまいました。
Fox-Baseは本体の6本のペグダウン位置が微妙で、なかなか位置決めが難しい気がしています。
はじめに後ろ2本、前2本をペグダウンしたあとで、最後に中央をペグダウンしようとしたらサイドの幕がピンと伸びなくなってやり直しました。
次に後ろ2本、中央2本をペグダウンし、最後に前2本をペグダウンしたのがこの写真です。
このあたりはコツが必要なのかもしれませんね。
Fox-Baseの中にいるとサイドフラップとキャノピーで囲われているせいで、洞窟の中にいるような安心感があります。
風が正面からくると仕方ないですが、横からくる風を遮ってくれるので、特に寒い冬にありがたいです。
最後に良いところばかりでは無くて、このFox-Baseを使ってみて不便を感じたところについてひとつ書いておきます。
今回は就寝時にキャノピーを上げたままにして寝たのですが、Fox-Baseはサイドフラップをサブポールに紐で結び付けているので、もしキャノピーを降ろしてフルクローズで寝ようとすると、この結び目を全て解いてやる必要があります。
この結び目は見た目にはとても良いのですが、キャノピーを開いたり閉じたりする時には、結んだり解いたりする作業を伴うので少し面倒に感じてしまいますね。
でも、Fox-Baseは総じていいパップテントですよ。
というわけで、この日はお昼前に撤収しました。
今回もこのキャンプ日記を最後までお読みいただきありがとうございました。
寒いキャンプが続きますが人が少なくて静かな野営地、木の葉が落ちて渡り鳥の姿もよく見かける季節になりました。
冬には冬の良さを噛みしめながら、ソロキャンプをやっています。
それでは、今回はこのへんで。
またどこかのキャンプ地でお会いしましょう。