チタン製の箸を購入した理由
今回はパパーマンのキャンプ道具への無駄使いも、ついに箸(はし)にまでたどりつきましたという話ですではありません。(笑)
最近購入したBoundless Voyageというブランドのチタン製の箸(はし)を紹介したいと思います。チタン製といっても中国製なので高価なものではありませんが。
まずは購入の経緯からお話ししますね。
パパーマンは半年くらい前から、スノーピーク社が作っているチタン製のSCOO(フォーク)と先割れスプーンのどちらも愛用してきました。
これらの製品はなんといっても軽いし、愛着がわく良いデザインなのでとても気に入って使っています。
特に軽いという点では、チタン製品の右に出る素材は他には無いのではと思います。そこでキャンプで一番使う頻度の高い箸についてもチタン製にして軽量化したいと思っていました。
そしてもう一つだけ割り箸からチタン箸のマイ箸へ変えたかった理由があります。その理由はもちろんエコロジーなのです。
パパーマン、これまで割り箸というのは国内の間伐材を使っているので森林破壊にはつながらないと何気なく思っていたのですが、どうやらこの考えは間違っていたようですね。
国内で作られる割り箸は伐採した木をカットして、四角い建材(柱とか梁の材料)を取り出した後に残る端材で作られています。
この割り箸であれば、いくら使っても森林破壊にはつながりません。逆に日本の森林資源を有効に使うことになるので、割り箸を使った方が良いことになります。でもこれは、およそ昭和の末頃までのお話しです。
それが平成になると状況が変ってきます。コスト競争力のある中国産をはじめとする外国産の割り箸が一気にシェアを伸ばし、一方で国内産は今では5%以下まで激減しているのですよ。
日本は一年間で2百数十億本の割り箸を消費するのですから、輸入先の森林資源を少なからず破壊していると言われても仕方ありませんね。
もちろん伐採される木の需要としては割り箸というよりも建材やチップなどの方が多くを占めていると想像できますが、割り箸も森林減少の原因の一つということに違いはありませんね。
というわけで長い説明でしたが(笑)、チタン製のマイ箸を使うことを考えてみました。
でも割り箸は洗う必要もないし、価格も安いのでキャンプやBBQにはとても向いているアイテムだと思います。
そこでもしエコロジーを考えるのであれば、高くても国産の割り箸を選んで使うといいですよ。
チタン製の箸の使い心地
下の写真は、チタン箸の収納袋です。持ち運びにはこうした袋があると良いですね。
箸の表面には「Boundless Voyage」のブランド名と、チタニウム製の刻印がありますね。これは少し格好いいです。
さてこのチタン製の箸を使った感じですが、使い始めは口の中で箸の表面がざらつく感じがして気持ち悪かったのですが、数回使うと嫌なザラツキは全く感じなくなりました。
もしかすると表面のブラスト処理の残渣が購入時にはまだついていたのかもしれませんね。ですので使う前に箸は良く洗った方がいいですよ。(苦笑)
この箸は思った通り軽いし、滑りにくくて使いやすかったですよ。
まだ焼き肉なんかにはこの箸を使ったことがありませんが、木の箸の様に燃える心配をしなくていいのでアウトドア用のマイ箸としては使い勝手が良いと思います。
難を言えば断面形状が丸なので、テーブルが傾いているとコロコロと転がりやすいことでしょうか。まぁ、これはあまり気にはなりませんがね。
というわけで、この中国製のチタン製の箸は長く使えそうです。これからもう少し使ってみて、良ければもう一膳買ってもいいかなと思っていますよ。
今回はこのへんで。
それでは、また。