こんにちは、ochanです。
今回は一色の森キャンプ場へ雪中キャンプに行ってきました。
標高1000mの山奥にあるこのキャンプ場は冬にも営業していて雪中キャンプが楽しめます。
この一色の森キャンプ場はソロキャンプの料金設定(2000円+清掃協力金500円)があるので、ソロでも割安に利用できるのが良いところ。
僕は雪中キャンプをするのが今回で2度目なのですが、前回は昨年にこのキャンプ場に訪れた時です。
今回はその前回の雪中キャンプの反省をしながら、このキャンプの1カ月くらい前から必要な装備などを考えて揃えてきました。
その詳しい様子は、記事の中でご紹介していきたいと思いますが、その準備の過程が雪中キャンプの面白さの半分以上を占めていたということはいうまでもありません。
それでは、今回は雪の降り積もる一色の森の夜で雪中キャンプをしたのお話をはじめます。
長い話ですが、最後までごゆっくりとどうぞ。
雪の降る一色の森でテントを張る
2022年2月5日(土)、6日(日)の1泊2日で、岐阜県高山市荘川町にある飛騨庄川一色の森キャンプ場でソロキャンプをしてきました。
今回が今年通算3泊目のキャンプとなります。
東海北陸自動車道の荘川ICで降りると、目的地の一色の森キャンプ場までは10分もかからないくらいの距離です。
高速道路を降りると突然世界が白くなり、雪国にやってきたことを実感します。
キャンプ場までの道はすっかり除雪されていて、冬タイヤさえ装着していれば問題のない道のりでした。
念のために僕はジムニーを4WDに切り替えて雪の道を進みました。
最後に道の行き止まりを左に曲がれば、いよいよキャンプ場の敷地です。
15時ころにキャンプ場に到着しました。
管理棟で受付を済ませたあと、指定された番号のサイトへ。
下の写真が今回のサイトですが、雪がずっと降っていたせいかフカフカの雪が結構積もっていました。
想像以上の積雪を見て、雪に慣れていない僕は少し興奮気味です。
ここは狭いサイトだったで、車のすぐ真横にテントを張ることにしました。
ある程度フラットになるまでスコップで雪かきをしたら、あとは雪を踏み固めてフラットにしていきます。
実は昨年、プラスチック製の軽い雪かき用スコップを持って来たのですが、硬くなった雪を削ろうとすると歯が立たなかったのです。
そこで今年はアルミ製の組立式スコップをアマゾンで購入して持ってきました。
やっぱりアルミ製だと固い雪でも削ることが出来て便利です。
このスコップは雪かきで想定通りの活躍をしてくれました。
あとは、どうせ買うなら柄のところが長い110cmのタイプが使い易いと思いました。
下の写真の奥にある黒いスコップがそうなのですが、使わないときは3分割に出来るので、雪の季節には車に常に積んでおくといざというときに役に立ちそうです。
土曜日の気温ですが、天気予報では最低気温-8℃、最高気温-2℃。
最低気温が-8℃というのはキャンプでも経験がありますが、最高気温が-2℃というのは経験がないですね。
そこで今回選んだテントはテンマクデザインのサーカスTC。
サーカスTCなら広いのでテント内に籠れるし、この日は大雪になるという予報でもあったので雪でも潰れにくいティピーテントが安心です。
さて、テントを張り終えて、気づいたことが2つ。
1つ目は薪ストーブ(ウッドストーブM)をテントにインストールする計画で持って来たのに、肝心の煙突ガードを忘れて使えないこと。
2つ目は寒さ対策として寝袋の中に敷き毛布と掛け毛布を入れておくつもりがすっかり忘れていること。
どちらも痛いミスでしたが、このくらいはなんとかなるかと思いつつ、少し冷静になるためにしばらく寝床で横になることにしました。
雪中キャンプでも焚き火で暖まる
薪ストーブでテントの中におこもりする予定でしたが、煙突ガードを忘れたので早々にあきらめました。
そこでいつものソロキャンプの様に焚き火を楽しむことにします。
使うのはコールマンのファイアーディスク。
消し炭をガストーチで点火し、キャンプ場で購入した広葉樹を燃やしていきます。
いつものように薪割りをしないスタイル。
ファイヤーブラスターで火を大きくすると、すぐに薪に火が移りました。
キャンプ場で購入した広葉樹の薪がなかなか良くて、パチパチと音をさせながら燃えています。
焚火をするとやはり暖かいですね。
シチューを食べてもっと暖まろう
雪が降ってくるので焚き火台をテントに出来るだけ近づけて、雪の降りこまないテント内に座って焚き火にあたっています。
雪中ではスコップがランタンハンガーに使えて便利。
クイックキャンプのメノーラを使っていますが、LEDランタンは熱くならない灯りなので雪が積もってきます。
メノーラの紹介はこちらの記事を参照して下さい。
牛乳を加え、とろみが出るまでコトコトと鍋で煮込みます。
焚火でゆっくり作れば、いつもと変わりないシチューもいっそう美味しくなります。
僕が使っている鍋はユニフレームの焚き火鍋18cm。
焚火との相性が抜群のステンレス製吊り鍋です。
それでは、完成したシチューを美味しくいただきます。
雪の降り続ける中、焚き火を楽しみながら夜が更けていきます。
焚き火台で調理をする時にとても便利なトライポッドの紹介記事はこちらです。
雪の降り積もる夜のキャンプ場
テントの中をアルパカストーブで温めているつもりですが、焚火をするためにサーカスTcの入り口を半分開けているので、やはり思っているようには幕内の温度は上がりませんね。
それでも無いよりはましかなと思いながら、石油ストーブを使っています。
雪はずっと降り続けています。
静かなキャンプ場の夜です。
薪が無くなってきたので、そろそろ寝ます。
今回持ってくるのを忘れてしまった毛布代わりに電熱座布団を寝袋の足元に入れ、さらにお腹と背中にカイロを貼って寝てみます。
最近、「マグマ」のような熱くなるカイロが流行っているようですね。
普段はキャンプでも家でもカイロ自体を全く使わないのですが、今回は毛布を忘れたので初めてですが使ってみることにします。
それでは、おやすみなさい。
白い朝
2022年2月6日(日) 岐阜県高山市荘川町にある飛騨庄川一色の森キャンプ場でのソロキャンプの朝。
昨夜は寒さを感じることも無く暖かく寝ることが出来ました。
そもそも雪が積もっているせいなのか? なんだかいつも野営している時より暖かい感じがします。
テントにもジムニーにも雪が積もって真っ白です。
さっそく石油ストーブをつけて当たりますが、近くにいてもなかなか暖かくなりません。
一色の森キャンプ場はオートサイトのチェックアウトが12:00と遅めなので、少し時間にはゆとりがあります。
それでも雪中キャンプの場合は撤収に時間が掛かるので、のんびり作業をしているとあっという間にタイムリミットがやってきます。
というわけで、これから撤収作業が大変なので朝ごはんは手抜きです。
長崎ちゃんぽんをストーブに載せるだけ。
今回はGoGlampingのツーリングドームのインナーテントをカンガルーテントとして使いました。
このツーリングドームのインナーはフルクローズできるタイプ。
テントに冷たい風が入って来ないため、冬キャンプには最適です。
このGoGlampingのツーリングドームは、最近になってアルミフレームバージョンが発売されました。
(僕の使っているのは従来のFRPフレームです。)
とても使い勝手の良いテントです。
実はテントを設営するときに100均のプラペグを何本か使っていたのですが、撤収の時に2本折れてしまいました。
朝は雪が固くなっていて、ペグがとてもよく効いていますね。
撤収完了!
お昼でも気温は-3℃です。
さすが雪国ですなー。
管理棟前にジムニーを停めて、ゴミ出しをしているところです。
ちょうど12:00にチェックアウトして、この後は近くにある道の駅「桜の郷庄川」で荘川天然温泉「桜香の湯」に入って暖まってから家路につきました。
これにて充電完了です。
いやー、今回もとても楽しいキャンプでした。
今回もこのキャンプ日記を最後までお読みいただきありがとうございました。
もう十数年も前の話になりますが、当時は東京に住んでいて、この辺りまで仲間と車に乗ってスキーをしにやってきていた記憶があります。
スキーの帰りに桜香の湯に入浴していたこともよく覚えているのですが、今はキャンプの後でひとり同じ温泉を利用しているのが何だか不思議な感じです。
今はスキーは全くやらなくなりましたが、ソロキャンプで雪の降り積もる世界に我が身を置いて、そんな昔の思い出に耽るのもまた楽しいですね。
それでは今回はこのへんで。
またどこかのキャンプ地でお会いしましょう。
↓↓↓昨年の一色の森での雪中キャンプの話はこちらです。